2020年の読書メーター

2020年の読書メーター
読んだ本の数:308
読んだページ数:89225
ナイス数:1496

涼宮ハルヒの直観 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの直観 (角川スニーカー文庫)感想
「溜息」辺りでハルヒの能力は、物語内部に入りこんでしまった無自覚な作者のようだなと思ったことを思い出した。登場人物にしつこいくらいにミステリ議論させたのは作者の趣味だけでなくシリーズ全体に張った伏線のルール説明なのでは。作中作を解く形で作者が読者に仕掛けたトリックを暗示しているんだろう。 今回は前巻で登場した敵キャラは出てこないが再登場の予告あり、Tと呼ばれる謎の留学生も登場。とはいえ前回SOS団は現行5人なことが改めて確認され、鶴屋さんたちが三年生なことを併せると物語時間で年度内には完結か?次巻いつかな
読了日:12月30日 著者:谷川 流
涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫)感想
kindleUnlimited。承認欲求と思ったら、アイデンティティの話だった。誰も誰の代わりになれない。ハルヒだけじゃなくて、唯一無二の存在ということ。新キャラは物語をかき回すだけかき回して何処かへ去っていく。佐々木やヤスミはまた会いたいぞ。「姉さん!」は古典アニメに元ネタありそうな予想。要はキョンは二人の女性の間を揺れ動き、最後はラブコメラッキースケベ(?)イベント勃発、と。就寝中、部屋に侵入されたら普通に怖いだろ…心の広い団長でよかったね…ハルヒはもう少し危機意識を持ってくれ!
読了日:12月27日 著者:谷川 流
涼宮ハルヒの驚愕(前) (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの驚愕(前) (角川スニーカー文庫)感想
kindleUnlimited。ハルヒの母情報。ワーキングマザーで料理は専らハルヒが請け負っている…と。ここは地球ではない?テーマは承認欲求?αとβの平行世界はまだ交わらないが、全く別の世界でもない(キャッチボールのエピソードなど)ようだ。前巻で登場した3人の思惑が明らかになり、長門の具合はまだよくならず(一方の長門は普段通り)SOS団に謎の新入部員が入る、と。相変わらずキョンの熱量は高い。ハルヒの力がどうなるかの鍵は、キョンが握ってるのは間違いないらしい。あとは下巻でスッキリさせてくれることを期待。
読了日:12月26日 著者:谷川 流
涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)感想
kindleUnlimited。…途中でαとβに分裂した上に「驚愕」に続く。ハルヒのライバル、佐々木登場(性別誤認トリック必要?)でハルヒやきもき…と思いきや、みくる誘拐犯の一味、敵キャラ藤原@未来人、橘@超能力、九曜@宇宙人が登場して物語が一気に展開…前の登場人物紹介の段階か。喜緑さんの立ち位置、新入部員の行く末もこの巻では不明。生徒会長は登場したばかりなのにすっかりモブキャラになってて気の毒。最後はお馴染みの長門、倒れる。ハルヒが好きなのはジョン・スミスであってキョンでない、キョン異世界人説など
読了日:12月26日 著者:谷川 流
涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)感想
kindleunlimited。ハルヒ、クラスに溶け込むの巻。生徒会長と対決。ミステリ仕立ての作中作。団員の結束ができたから次は活動を広げていくのか。この巻はSF的蘊蓄は少なめ。「憂鬱」からして壮大な風呂敷は広げるものの、テーマは普遍的な、簡単に言ってしまえるようなことなんじゃないかと感じていたが、これはハルヒの成長譚でもあるということか。作中でしばしば言及されているし、この物語は高校時代で終わるのだろう。その時が待ち遠しいけれど、朝比奈・鶴屋は上級生だから卒業問題もあるしまだ目が離せない。
読了日:12月26日 著者:谷川 流
涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)感想
kindleUnlimited。長編。だからループ物苦手なんだよ…。バレンタインオチは読めたが。妙に前向きでやる気のあるキョンは第二覚醒か。決められた未来に沿った過去にしたいみくる(大)に操られ翻弄されるみくる(小)そして過去に干渉して未来を書き変えようとする敵勢力。新キャラの野郎Xと少女Yが登場。作者の頭の中では物語は出来てて(当たり前だけど)頭の悪い私のような読者に理解してもらうために枚数を費やしたんだろうなぁ…。うう…頑張って着いていきたい。バレンタインを巡る女子トークを短編で読みたいにょろ。
読了日:12月25日 著者:谷川 流
涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)感想
kindleUnlimited。ハルヒがその才能を迷惑ではない方向に遺憾なく発揮させた「ライブアライブ」(けいおん!ブームに乗ったかと思いきやこちらが先だった)。件の映画のあらすじ(読者として気にはなっていたが別に知りたくもなくもなかったかもしれない。この内容で映研の観客動員数を奪ったのが謎だが全てはみくるの魅力か)。長門有希の災難?雪密室の推理劇はちょっとアンフェアな気もしたが。次回作の伏線、で構成された巻。冒頭以外にハルヒの影が薄い。自らの才能で感謝されるという体験をしたハルヒの内面の変化が気になった
読了日:12月24日 著者:谷川 流
ゆるゆり (19) (百合姫コミックス)ゆるゆり (19) (百合姫コミックス)
読了日:12月24日 著者:なもり
涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)感想
kindleUnlimitedで再読。シリーズ順番に読むことで気づくことあり。気に入らないことがあると世界を消滅させてしまう、というハルヒの能力に対して、従来はハルヒのいわばご機嫌取りに終始していたが、それでいいの?という疑問に前巻で覚醒したキョンが答える「射手座の日」。エンドレスエイトはループ物SFと日常ほのぼの系の両立。嵐の孤島ときたら雪の山荘の「雪山症候群」暗号ものでもある。ラノベレーベルの割に作者ががっつり趣味を全面に押し出してきた観。とてもいい。
読了日:12月24日 著者:谷川 流
涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)感想
kindleUnlimited。題名通りハルヒが「消失」した世界を元の世界に取り戻すためキョンが奮闘する。キョンの覚醒回でもある。キョンハルヒの能力を認め、意図的にそれを使うことさえ想定する。ハルヒ=作者ならキョン=読者。ハルヒとゆかいな仲間たちが繰り広げる日常ほのぼの系へのアンチテーゼか?ループ物が大変苦手なんだが頑張って読んだ。
読了日:12月23日 著者:谷川 流
涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)感想
kindleUnlimited。短編集。敢えて題名にこじつけるなら、ハルヒの退屈が世界に何を齎すか、というところか。ところでこの時点(表題作)でキョンはさほど妹萌ではないのだな。シリーズの伏線ぽい「笹の葉ラプソディ」やB級映画観溢れる「ミステリックサイン」も面白く読んだがこの巻のメインは「孤島症候群」だろう。シリーズの巻を重ね、満を持して作者の本領発揮か。こういうのは好みが別れるし、作者が読者を選別し始めたのかもしれない。一方、ハルヒのキャラは試行錯誤の段階にも見える。さて、次の巻に行きますか。やれやれ。
読了日:12月23日 著者:谷川 流
涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)感想
kindleUnlimited。ハルヒ、映画監督になる編。危機あり陰謀(?)あり。みくるはお色気ウェイトレス役の主演女優。気になったのは、ハルヒは面白いことを求めているのに、映画に主演しようとはしない。キョン曰くハルヒ自身も充分美少女なのに。ハルヒが主役になりたいんじゃなくて、面白い状況(もの)を創り出したいということか。「憂鬱」の時から感じてたが古泉の話をまとめると、ハルヒはそうと知らず物語世界に入りこんでしまった登場人物のように見える。無自覚な作者とも言えるか。SOS団員たちの思惑もまだ分からない。
読了日:12月21日 著者:谷川 流
誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)感想
引きこもりの由宇は向かいのマンションのベランダに幼児が虐待されているのに気付いていたが、具体的な行動には移せないままだった。ある猛暑日、通りがかったパチンコ屋の駐車場で件の幼児が車内に置き去りにされているのに気付き、連れ去ってしまう。世話に困った由宇は元同級生のひとみに助けを求めたものの、由宇の家から幼児が忽然と消えてしまった…。…最初の誘拐事件はご都合主義だがひとみのプロローグ的役割か。次の事件はまさか?と思った結末そのままで逆に驚いた。警察アホすぎだろう。胸糞。事件が解決してもページがたんまり残って
読了日:12月21日 著者:歌野 晶午
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)感想
kindleUnlimited。初読み。第一巻でありボーイミーツガールの回。ハーレム物だけど不思議とイヤミがないのは、シリーズ根底の世界観のせいか。ものすごく当たり前のことを、宇宙やら時限やらSF的理屈で大回りして、キョンハルヒに気付かせるという趣向か。パソコンの強奪やみくるへのセクハラは度を越していると思わないでもないがそこは読者サービスだろうしツッコむのは野暮か。Unlimitedで読めるうちに続巻も読もう。
読了日:12月20日 著者:谷川 流
深夜のダメ恋図鑑 (7) (フラワーコミックスアルファ)深夜のダメ恋図鑑 (7) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月20日 著者:尾崎 衣良
深夜のダメ恋図鑑 (6) (フラワーコミックスアルファ)深夜のダメ恋図鑑 (6) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月20日 著者:尾崎 衣良
深夜のダメ恋図鑑 (5) (フラワーコミックスアルファ)深夜のダメ恋図鑑 (5) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月20日 著者:尾崎 衣良
深夜のダメ恋図鑑 (4) (フラワーコミックスアルファ)深夜のダメ恋図鑑 (4) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月20日 著者:尾崎 衣良
深夜のダメ恋図鑑 (3) (フラワーコミックスアルファ)深夜のダメ恋図鑑 (3) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月20日 著者:尾崎 衣良
深夜のダメ恋図鑑 (2) (フラワーコミックスアルファ)深夜のダメ恋図鑑 (2) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月20日 著者:尾崎 衣良
深夜のダメ恋図鑑 (フラワーコミックスアルファ)深夜のダメ恋図鑑 (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月20日 著者:尾崎 衣良
ミステリと言う勿れ (7) (フラワーコミックスアルファ)ミステリと言う勿れ (7) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月19日 著者:田村 由美
ミステリと言う勿れ (6) (フラワーコミックスアルファ)ミステリと言う勿れ (6) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月19日 著者:田村 由美
ミステリと言う勿れ (5) (フラワーコミックスアルファ)ミステリと言う勿れ (5) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月19日 著者:田村 由美
ミステリと言う勿れ (4) (フラワーコミックスアルファ)ミステリと言う勿れ (4) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月19日 著者:田村 由美
ミステリと言う勿れ (3) (フラワーコミックスアルファ)ミステリと言う勿れ (3) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月19日 著者:田村 由美
ミステリと言う勿れ (2) (フラワーコミックスアルファ)ミステリと言う勿れ (2) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月19日 著者:田村 由美
ミステリと言う勿れ (1) (フラワーコミックスアルファ)ミステリと言う勿れ (1) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:12月19日 著者:田村 由美
ルポ・精神病棟 電子書籍加筆復刻版ルポ・精神病棟 電子書籍加筆復刻版感想
kindleUnlimited。伝説の書籍だが福祉の世界では黙殺されてる印象。表では人権擁護を謳いながら未だに制度として措置入院は存在する。収容所としての機能を手放したくない人々がいる限りこのルポは過去のものにはならないだろう。…本音を言えば、必要悪。それをしないためには手厚い看護、支援を要するが現場は今も昔も人手不足。それは報酬もあるが、設置基準の問題。これは精神病院だけでなく介護保険施設も同様。色々な意味で余裕のない職員配置は結局、著者が見てきたような不潔部屋を再現することになるのだが。
読了日:12月18日 著者:大熊一夫
森の中に埋めた (創元推理文庫)森の中に埋めた (創元推理文庫)感想
オリヴァーの長期休暇直前。ピアは代理ボスが誰になるかでやきもきする中、キャンプ場のキャンピングトレーラーが燃え、中から焼死体が発見される。これを皮切りに連続殺人事件となるが目撃者の青年は前科があり警察を恐れて逃げ回る。犯行の動機は42年前、オリヴァーの親友だった少年の行方不明事件に端を発していた。そこには元カノのインカを始め、幼馴染みたちが絡んでおり、ボスの心は容赦なく抉られる。ムラ社会の暗部は横溝の世界を思わせる。機能不全家族や移民の差別など、真犯人の動機とは別の歪みも提示される。
読了日:12月18日 著者:ネレ・ノイハウス
このミステリーがひどい!このミステリーがひどい!感想
kindleUnlimitedで。‥「好み」以外の何物でもない。最初に断っている通りネタバレ全開。あと容姿への言及は普通にキモい。学歴に拘りすぎているのもどうかと。要するにミステリーなんて大して面白くもないのに出版社がゴリ押しするから売れてるんだろう。うらやまけしからん。が、本音では。ほぼ全編共感できるところはなかったのだが、これが作者の芸風だしそれが気に入っている人は読めばいいと思う。
読了日:12月17日 著者:小谷野 敦
WELL (Ripika novel)WELL (Ripika novel)感想
kindleunlimitedで。書下ろし短編目当てに再読。ディストピア物。地下に取り残された亮介としのぶ。亮介は怪我を負い、しのぶの助けがないと排泄もままならない。そんな亮介にしのぶは献身的に尽くす『WELL』。地下街のリーダー田村が苦悩の果てに辿り着いた結末とは『HOPE』。その後の『終わりの話』この物語の世界に没頭していると、周りが全て砂漠になったような錯覚に陥り思わず窓の外を確認してしまう。そして書下ろし短編は、枚数は少ないものの、生きることの意味を改めて考えてしまい、色々な意味でゾッとさせられる
読了日:12月16日 著者:木原 音瀬
八甲田山 消された真実八甲田山 消された真実感想
kindleUnlimitedで。 数年前青森の八甲田山資料館に行った。陸軍公認の施設だからか全貌は明らかにされていないなと感じた。裏手にあった墓地から、改めて行軍で犠牲になった兵士たちの無念が伝わってくるようだった。資料館に行ったのは夏だが、冬の青森も行ったことがある。街中で除雪は行き届いていたが雪深い土地であることを思い知らされた。資料館で、行軍のメンバーが地元民ではなく岩手のしかも沿岸部の出身の者が多かったことを知った。母がこの地方の出身だが、沿岸部は雪があまり降らないから雪の備えの知識はないのだ。
読了日:12月16日 著者:伊藤 薫
クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)感想
ネタバレしない範囲で。緘黙症の少年と警察官たちが野球をするシーンが前半の、街の人々がサディー父の作ったポスターを手に静かなデモをするシーンが後半の白眉。子どもを愛するが故に間違ってしまう大人。作者は子どもを一人の独立した人間として描く。大人はかつては自分も子どもだったことを忘れてしまうのだ。グウェンは忘れるだろうか?忘れる必要があるだろうか?
読了日:12月15日 著者:キャロル オコンネル
探偵は友人ではない探偵は友人ではない感想
日常の謎系ミステリーというよりは、ミステリーの形式を借りた青春小説。歩と真史の関係性を事件を通して描く。展開や文章にやや癖は感じるが、全体的に淡い。学校と家族が世界のほぼ全ての中学生の中で、その外側にいる歩の見ている景色に、今回真史は少し近づいたのだろうか?
読了日:12月13日 著者:川澄 浩平
パズルゲーム☆サクシード 6 (白泉社レディースコミックス)パズルゲーム☆サクシード 6 (白泉社レディースコミックス)
読了日:12月08日 著者:野間 美由紀
文豪ストレイドッグス (20) (角川コミックス・エース)文豪ストレイドッグス (20) (角川コミックス・エース)
読了日:12月08日 著者:春河35
イエスかノーか半分か読本 Color Bar(CDつき)イエスかノーか半分か読本 Color Bar(CDつき)
読了日:12月08日 著者:一穂 ミチ
アウシュヴィッツ潜入記アウシュヴィッツ潜入記感想
新聞書評で紹介されていた。アウシュビッツに潜入した軍人ピレツキ氏の報告書。タイプライターで余白もなくびっしり打たれた本文はしかし軍人の報告書という印象からは遠い。小説、随筆、散文詩のような文章からは、氏がアウシュビッツで体験したことがむしろ淡々と綴られている。彼が生き残り収容所から脱走できたのは、彼の不屈の精神力と仲間と、運と、それがあったからで、隣人が数時間後には死体となっていることが珍しくない収容所の世界で辛くも生き残りこのような手記(報告書)を残してくれたことを感謝するしかない。
読了日:12月08日 著者:ヴィトルト・ピレツキ
群衆群衆感想
「モブ姦」をテーマにしたボーイズラブ小説アンソロジー同人誌。 2015年8月に発行。 木原音瀬「迷路」 のみ拾い読み。設定がこの短編だけで終わるのはもったいない。またどこかで使って欲しい。早川×小柴も是非。
読了日:12月05日 著者:木原音瀬,水壬楓子,和泉桂
Sweet BabySweet Baby感想
「攻の妊娠」をテーマにしたボーイズラブ小説アンソロジー同人誌。 木原音瀬「ラブチャイルド」 のみ拾い読み。
読了日:12月05日 著者:木原音瀬,水壬楓子,和泉桂
MissingMissing感想
「Missing」をテーマにした書き下ろしのオリジナルJUNE小説合同誌。木原音瀬「真夏の国境線〜再会〜」のみ拾い読み。ジャックとガレの物語再び。再会するまでの間にジャックに何があったんだろう?気になる!
読了日:12月05日 著者:木原音瀬,水壬楓子,和泉桂
半月半月感想
「両性具有」をテーマにしたボーイズラブ小説アンソロジー同人誌。2013年8月に発行。木原音瀬「真夏の国境線 ~奇襲~」のみ拾い読み。クールなジャック上官と弱気だけど賢いガレ一等兵の一方的な純愛。…この設定が、また。
読了日:12月05日 著者:木原音瀬,水壬楓子,和泉桂
涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)感想
ハルヒ。各キャラや世界観の設定は知らず読んだが楽しめた。エンドレスエイトは伝説のアニメということで知識だけはあり、これがその原作か!と。キョンが信用できない語り手で地の分にハルヒが応答していたりと疑問は残るがまぁそこはおいおい判明するのであろう。暗号ありコスプレありの巻でした。
読了日:12月04日 著者:谷川 流
アニーはどこにいったアニーはどこにいった感想
訳あって故郷の街に戻ってきたジョー。…この主人公に秘密が多すぎる。メインが妹アニーのことだが、アニーが失踪した後死亡。その両方にジョーが関わっていたことは提示されるが事実が明かされるのはかなり終盤。そこに更にギャンブルで借金まみれ、首の皮一枚で繋がっている状態で、取り立て屋のかなりヤバい女グロリアが登場する。ジョーが住む家は母が息子を叩きつけて殺害した後自殺したという場所。面白く恐ろしく最後の最後のオチまで楽しめたが、要素が多すぎてトッピング全部乗せたビザを食べたような気分にはなった。
読了日:12月04日 著者:C.J. チューダー
揺籠のアディポクル揺籠のアディポクル感想
葉桜と復活の日の併せ技…!
読了日:11月30日 著者:市川 憂人
アーモンドアーモンド感想
障害を持つ少年の成長譚という意味なら『キッズライクアス』がもっと読まれてもいいかなと思った。映画監督が書いた小説らしくドラマチックでするする読めたが個人的には韓国の障害者福祉制度にも触れてほしかったな、と。
読了日:11月29日 著者:ソン・ウォンピョン
花屋に三人目の店員がきた夏 毎日晴天! 18 (キャラ文庫)花屋に三人目の店員がきた夏 毎日晴天! 18 (キャラ文庫)
読了日:11月28日 著者:菅野彰
カエルの楽園2020(新潮文庫)カエルの楽園2020(新潮文庫)感想
スピード感は評価したい。が、物語を通して作者の主張が伝わらない。直接書いてしまうなら寓話の形式をとる必要がない。色々な考え方があって、それでもハンドレッド(笑)の言うことが一番共感できる…というところに持っていかないと。登場人物名もあからさまだし、何というか…子供のケンカを読まされているようでした。
読了日:11月27日 著者:百田尚樹
カラット探偵事務所の事件簿3 (PHP文芸文庫)カラット探偵事務所の事件簿3 (PHP文芸文庫)感想
読んだ側から忘れる質なので1.2巻の記憶はなかったが単純に物語を楽しめた。謎解きのための物語があからさまだと興ざめ。前妻、次女がよかった。続きは出版社次第なのでしょうが、折角だから(?)古谷一族郎党を巻き込んだ横溝ばりの連続殺人事件を長編でぜひ。
読了日:11月26日 著者:乾 くるみ
いつの空にも星が出ていたいつの空にも星が出ていた感想
2020年11月25日。日本シリーズはホークスの4連勝で終了した。コロナ禍で色々な紆余曲折があった年だった。世の中の「それどころじゃない」という空気の中で、野球ファンは消化不良…もやもやした気持ちを抱えた年だったのんじゃないかな。そんな年に、素晴らしい野球小説が上梓された。それが本書。ベイスターズへの愛に溢れた小説であり、ベイファンは必読だが、老若男女全ての野球好きが読んで欲しい本当に素敵な小説。4編の物語はどれもよく、読み終わるのが勿体ないと思いながらページをめくる手が止まらなかった。
読了日:11月26日 著者:佐藤 多佳子
法廷遊戯法廷遊戯感想
結末が気になって一気読みではあった。が、読了後気になる点が。清義と美鈴の関係性が見えてこない。家族のようなもの、が正しいんだろうけれど(物語の展開上恋人や夫婦にするわけにはいかなかったんだろうが、二人の関係性が裁判の行方に影響はなかったのだろうか)。馨の一種のカリスマ性は魅力だがその根拠が司法試験に合格しただけというのがエピソードとして弱い。あと、物語の肝心な部分「無辜ゲーム」が裁判(物語)に与えた影響の意味が理解できてないのは私の頭が悪いからか。魅力的なキャラ設定はできているのでエピソード不足な印象。
読了日:11月24日 著者:五十嵐 律人
高校生ワーキングプア ――「見えない貧困」の真実 (新潮文庫)高校生ワーキングプア ――「見えない貧困」の真実 (新潮文庫)感想
高校生ワーキングプア…「見えない貧困」をエビデンスを元に可視化していく。解説にもあるが「見えない」の原因は「見ようとしない」も大きい。それは、貧困当事者にも及んでいて、親も子も相談先がなく孤立している現状が浮き彫りになる。挙げられている事例の家庭は、貧困にありながら家族の仲はよく、力を合わせて前向きに立ち向かっているのがまだ救い…なのか否か。持ちこたえてしまっているからこそ、支援から漏れてしまう。彼らを苛むのは、世の中に蔓延る「貧困バッシング」だ。綺麗な服を着て、スマホを持っているから、貧困ではない…と。
読了日:11月23日 著者:NHKスペシャル取材班
日没日没感想
ポルノ作家、マッツ夢井の元に「文化文芸倫理向上委員会」なる機関から召喚状が届く。不可解な思いを感じつつ指定された場所に赴くとそこは「療養所」であった。有害な図書を生産する作家・思想家を収容し転向を迫る。入所者・職員の誰も信用できない。やがて自分自身も信じられなくなったマッツ夢井が選んだ道は…。…ただただひたすら恐ろしいのは物語に実在の法や世相が織り交ぜられており、ノンフィクションを読んでいるような錯覚に陥るところ。「正しい」作品しか存在してはならない世界。ヘイトと差別的表現を含む芸術作品との違いは何か?
読了日:11月23日 著者:桐野 夏生
マナーはいらない 小説の書きかた講座マナーはいらない 小説の書きかた講座感想
小説作法の本かと思いきや、しをん節炸裂でサブタイトルを期待して手に取った方の心配をしてしまうが大きなお世話か。ハイローと三代目の情熱は伝わった。それはともかく、小説を職業として書くことの心得はなるほどと思わされたし、作者の言語に対するスタンスが書かれていたのがよかった。あと、公開して後悔の創作ノートが面白い。絵が上手なのと字が可愛らしくてもっと大きい画像で見たかった。思考を言語化するのは小説家としての基本レッスンであり、そもそも他者と繋がるためには必要な営みということは、
読了日:11月22日 著者:三浦 しをん
娘を呑んだ道 (小学館文庫)娘を呑んだ道 (小学館文庫)感想
またすごい北欧ミステリを読んでしまった!…娘リナが3年前に行方不明になった。最後に見た父レナートは以降、人生の全てを娘の捜索に費やす。レナート(レレ)視点で語られるパートその狂気と共に切なく心に迫る。もう一つのパートはシングルマザーの家庭で育った少女メイヤ。母の何人目かのパートナーの元、越してきたメイヤ。彼女の視点で語られるスウェーデンの自然の美しさと同時に厳しさ。…読者にもリナの生死は分からないまま、一方メイヤの家庭環境にもやきもきしつつ物語は進む。重厚で陰惨だが圧倒的なリーダビリティ。
読了日:11月22日 著者:スティーナ ジャクソン
シークレット 綾辻行人ミステリ対談集in京都シークレット 綾辻行人ミステリ対談集in京都感想
装丁も含めて贅沢な内容の一冊。10名の対談相手のうち、未読が3名。他の作家はほぼ全ての著作を既読。…ということは、私も多くの人が挙げている『十角館の殺人』に魅了されてミステリ好きになった一人だが、私もそうと気づかないうちに綾辻チルドレンを愛していたのかと思い知らされた。未読の作家のうち、前川裕氏はお名前すら存じ上げていなかったが、研究者としての知識と人生経験に裏付けられた作品とあれば是非手に取ってみなくてはなるまい。
読了日:11月22日 著者:綾辻行人
相模原障害者殺傷事件 (朝日文庫)相模原障害者殺傷事件 (朝日文庫)感想
被告は死刑が確定した。それまでの裁判記録を中心に取材した記者たちの感想は、被告と同年代ということもあり、わが事として受け止めているという印象。本文中にもあるが、裁判は予定以上にスピーディーに進んだ。結果、被告の動機形成に係る過程の掘り下げはほぼなかった。普通の若者、というには無理があるが(措置入院に至っているため)、特に施設に勤務した3年ほどの間に動機の萌芽に肉付けがされていったことは明白であるにもかかわらずそこをスルーしたのはどのような忖度が働いたのだろうか。
読了日:11月19日 著者:朝日新聞取材班
たとえ天が墜ちようとも (創元推理文庫)たとえ天が墜ちようとも (創元推理文庫)感想
路上で発見された赤毛の女性は弁護士の妻だった。自身も資産家であり、捜査主任の刑事ルパートは夫のベンに疑いをかける。ルパートと確執のあるベンはかつての同僚のボーディに弁護を依頼する。ルパートの親友でもあるボーディは悩んだ末、弁護を引き受ける。一方、ルパートの元に、四年前、轢き逃げされたまま未解決となっていた妻ジェニの手掛かりが届く。送り主は誰なのか?錯綜する真実。…裏の裏は表。ルパートやエマの悲しみが強く心を打つ。が、叙情的な部分と法廷ミステリの面白さがバランスよく融合しており大変、読ませる作品。
読了日:11月16日 著者:アレン・エスケンス
世間とズレちゃうのはしょうがない世間とズレちゃうのはしょうがない感想
養老先生と伊集院光の対談本。「世間とのずれ」をテーマにそれぞれの専門の話を交えながらのトーク。二人とも賢い方たちだが、難しい言葉は何も使っていない。中学生でも理解できるくらいの平易な言葉で、しかし大事なことを紡いでいく。しかし私から見ると二人とも稀有な才能があって好きなことに向かって努力できる力のある人。対談の中でも語られているが、従来の価値観に従って一生懸命努力してきた人の梯子が外されてしまう世の中なので、困ったものであるがだからどうしたらいいか、というヒントのようなものは書かれているように思う。
読了日:11月15日 著者:養老 孟司,伊集院 光
笑う死体 マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ (新潮文庫)笑う死体 マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ (新潮文庫)感想
エイダン巡査は夜勤専門の警察官。ある夜、休業中のホテルから通報があり、駆け付けると警備員が負傷、昏倒していた。そしてホテルの一室に、笑顔のまま死んでいる謎の男…。…章間の少年の痛ましい過去が現代と結びついた時、腑に落ちたと同時に先に起こることの不安がMAXに。首の皮一枚で繋がっているエイダンの命に何度もはらはらさせられた。本当の本当に最後の最後までページをめくる手が止まらなかった。エイダンはこういう生き方しかできないんだろうが、彼の周りにる彼が知らずに傷つけたり、救ったりした女性たちに幸いあれ。
読了日:11月14日 著者:ノックス ジョセフ
フィッシュ・アンド・チップスの歴史: 英国の食と移民 (創元世界史ライブラリー)フィッシュ・アンド・チップスの歴史: 英国の食と移民 (創元世界史ライブラリー)感想
イギリスを代表する食べ物であるフィッシュアンドチップスについて、その歴史を英国史と共に論じる一冊。索引も充実していて研究書としても一級なのが伺える。魚の普及に、交通網と氷、冷凍技術が関連していることは理解できたが、国民食としての成り立ちが所謂プロパガンダであることには驚いた。そもそも、口に入る食べ物がどこ産かどうかなんてどうでもいいのかも。近代以降、国が国としての体裁(ナショナリズム)を整える必要があってフィッシュアンドチップスはそれに巻き込まれたか。読んでいると食べたくなってしまうので、注意。
読了日:11月14日 著者:パニコス・パナイー
警察の階級 (幻冬舎新書)警察の階級 (幻冬舎新書)感想
『警察用語の基礎知識』に続く幻冬舎新書第二弾は階級についての一冊。前作でも触れられていたが、階級についてかなり細かく紹介した一冊。資料としては使いやすいかもしれないが読み物としてはいまいちになってしまったのが残念。市井ではドラマ等のメディアで警察物は人気があるし、古今東西の有名な警察官(フィクションで)の階級と役割をもっと知りたかったし、元警察官僚として、〇〇さん、××にしてはここがおかしい、とかそこらへんも突っ込んで欲しかったなぁ。
読了日:11月13日 著者:古野 まほろ
死んだレモン (創元推理文庫)死んだレモン (創元推理文庫)感想
ショッキングなシーンから始まる冒頭。主人公のフィン(作者と同名)は絶体絶命の危機に陥っている。どうしてそうなったのか。過去と現在を行き来しながら読者は驚愕の真実を知る。フィンとカウンセラーのやり取りが印象的で、解説で作者が心理職と知り納得。怪しい隣人の悪行がニュージーランド史と絡みながら解決されるラストは読み応えあり。ただ、隠すにも限界があっただろうし、一族はどうやって子孫を残していったのか等疑問もやや。作者の好みのプロファイルは蛇足に感じた。双子の刑事や太っちょの記者などキャラが戯画的でマンガ向きかも。
読了日:11月11日 著者:フィン・ベル
ポーの一族 秘密の花園 (1) (フラワーコミックススペシャル)ポーの一族 秘密の花園 (1) (フラワーコミックススペシャル)
読了日:11月10日 著者:萩尾 望都
箱根0区を駆ける者たち箱根0区を駆ける者たち感想
刊行は2018年12月。2018年の箱根駅伝。優勝候補であった東海大学は5位となった。名監督として名高い両角監督と10人の出場メンバーとサポートする選手たちを追った一冊。時には王者青学と比較しながら東海大学の強みを分析する。内容が題名にそぐわない気がしたが、リアルタイムで読んで2019年の箱根駅伝を観戦したかった。
読了日:11月08日 著者:佐藤 俊
完全版 マウス――アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語 (フェニックスシリーズ)完全版 マウス――アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語 (フェニックスシリーズ)感想
アウシュヴィッツを生き延びた父を持つ漫画家が父の体験談をマンガ作品として著した一冊。特徴的なのはユダヤ人がネズミ、ドイツ人がネコのように動物の姿で描かれている点だ。インタビューそのものをマンガ化し、著者が父の内面に深く切り込むことはない。物足りなくも感じるが、父や亡くなった人々の心中は読者が考えるしかない。考えるのをやめた時、街に鍵十字を再び見ることになってしまうのかもしれない。
読了日:11月08日 著者:アート・スピーゲルマン
一杯のおいしい紅茶-ジョージ・オーウェルのエッセイ (中公文庫)一杯のおいしい紅茶-ジョージ・オーウェルのエッセイ (中公文庫)感想
作者の小説は未読。本書は、1946年頃に発表されたエッセイが中心。短い文章の中に、個人的主観、英国の伝統的な食べ物や風習、最近の世間の動向が巧みに織り込まれていて、且つ読みやすく、時代を感じさせないばかりか現代のことを言っているのではないかと錯覚するほど。感心させられた文章を引用しようと思ったが、そこかしこにあるのでたまたま開いたところにあったもの→「現代のような社会全体を覆う無力感はなかったのだ。機会はだれにでもあり、努力さえすれば生きていける自信を持てたどころか、金持ちになれる確信さえ持てたのである…
読了日:11月07日 著者:ジョージ・オーウェル
地下世界をめぐる冒険——闇に隠された人類史 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIII-12)地下世界をめぐる冒険——闇に隠された人類史 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIII-12)感想
陰謀論のようなものを想像していたら、本当に「地下世界」の冒険譚。地下都市、洞窟…古代から人々は暗闇に恐れを抱きつつ、地底人の存在を長いこと否定できなかった。現代、死の世界と思われていた地底にも生物が存在することが判明している。…著者は地下世界の専門家から話を聞き、実際に地下を体験し「地下世界」の謎に迫っていく。…サブタイトルはちょっと煽りすぎか。著者が地下の何に惹かれるのか、人類にとって地下とは何だったのかの考察がもう少し欲しかった。
読了日:11月06日 著者:ウィル・ハント
ボーン・クロックスボーン・クロックス感想
ホリー・サイクスという女性を軸に、時間を超越して生き続ける者たちの戦争と世界の終末を描いた長大作。本そのものが大きく厚い!ポーの一族のシンプルさを見習えよ!とも思う。最終的にディストピアだった。細かいエピソードは読ませるので、せめて連続短編形式にしてくれなかっただろうか(年代毎にそうなっているとも見えるが)。
読了日:11月05日 著者:デイヴィッド・ミッチェル
ロボット・イン・ザ・ファミリー (小学館文庫)ロボット・イン・ザ・ファミリー (小学館文庫)感想
今回登場するのはフランキー。彼女(?)は記憶喪失で謎の不具合もあるが特にボニーと気が合うようで…。…新刊毎に新しいロボットが登場しなくても、と思った。あと巻を追う毎に説教臭くなっていくのもつまらない。巻末のおまけ短編のような一家の何でもない日常、というお話があってもいいのにな。
読了日:11月05日 著者:デボラ インストール
BLUE GIANT EXPLORER (1) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT EXPLORER (1) (ビッグコミックススペシャル)
読了日:10月31日 著者:石塚 真一,NUMBER8
BLUE GIANT SUPREME (11) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT SUPREME (11) (ビッグコミックススペシャル)
読了日:10月31日 著者:石塚 真一,NUMBER8
青春鉄道 2021年度版 (MFコミックス ジーンシリーズ)青春鉄道 2021年度版 (MFコミックス ジーンシリーズ)
読了日:10月28日 著者:青春
文庫版 ヒトごろし(下) (新潮文庫)文庫版 ヒトごろし(下) (新潮文庫)感想
何故、ヒトごろしをしてはいけないのか。武士と兵隊の価値観の違い。戦争の愚かさが人外の土方歳三を通して読者に投げ掛けられる。何人も殺してきた土方の最期は残酷で美しく、もう新撰組副長ではないのに土方にどこまでも着いていこうとした部下たちの気持ちがわかってしまう。果たして、土方は悪なのか何なのか、わからなくなってしまったが、土方自身がそんなことはどうでもいいよ一刀両断してそうだ。
読了日:10月28日 著者:京極 夏彦
文庫版 ヒトごろし(上) (新潮文庫)文庫版 ヒトごろし(上) (新潮文庫)感想
解説によると土方歳三像は長いこと『燃えよ剣』だったそうだが未読。幕末史はマンガの『大奥』と『銀魂』が知識の私が読んでよかったのか。ともあれ、自らを人外「ヒトごろし」と自認する土方歳三が「合法的にヒトごろしをするため」に近藤勇を担ぎ上げ新撰組を結成。いつしか鬼の副長と呼ばれ、滅びるまでが描かれた物語。ヒトごろしは悪なのに、大義名分があれば許される価値観が幕末を経て大きく変わる。自ら死のうとする者は殺さない等の土方歳三の論理は一貫していて間違っているのは世界の方だという気がしてくる。
読了日:10月28日 著者:京極 夏彦
35歳、働き女子よ城を持て!35歳、働き女子よ城を持て!感想
年収300万の契約社員がマンションを入手する!複数の専門家に取材した奮闘記。実用的なのだが、制度やデータはどんどん変わっていくので注意。独身でマンション住まい、家賃を払い続けるなら購入したいと考えてる人向け。所有者責任にも触れてほしかったなぁ。
読了日:10月27日 著者:高殿 円
中高年ひきこもり (幻冬舎新書)中高年ひきこもり (幻冬舎新書)感想
ひきこもり状態にあった男性が、加害者と被害者になった事件をきっかけに8050問題がクローズアップされた。世間が認識しているひきこもり像と実際の臨床の場及び統計データとの解離を中心に、ひきこもりに対するスティグマの払拭と家族の対応方法を語り下ろし形式で著した新書。専門用語はなく読みやすい。私が気になったのは、家族がひきこもり当事者を愛しているとの前提に立っているということ。家族だけで抱え込まないで欲しいと思った。
読了日:10月27日 著者:斎藤 環
金田一37歳の事件簿(8) (イブニングKC)金田一37歳の事件簿(8) (イブニングKC)
読了日:10月23日 著者:さとう ふみや
百鬼夜行抄 (28) (Nemuki+コミックス)百鬼夜行抄 (28) (Nemuki+コミックス)
読了日:10月23日 著者:今 市子
博物館ななめ歩き博物館ななめ歩き
読了日:10月23日 著者:久世 番子
空想クラブ空想クラブ感想
中学生の駿は、同級生真夜の訃報にショックを受け、事故現場の河原に赴く。そこには亡くなったはずの真夜がいた。幼い頃祖父から授かった「力」で真夜と会話ができる駿だったが、「空想クラブ」のメンバーには、見えず、声も聞こえなかった。…駿の「力」と「空想」の区別が分からない。隼人エピソードがなく万能すぎる。ルアーからの発想はやや無理を感じる。郷原の改心が都合よく見える等の気になる点はあるが、中学生の群像劇として楽しめた。
読了日:10月21日 著者:逸木 裕
夢魔の牢獄夢魔の牢獄感想
悠成は、夢の中で過去の人物に憑依する能力があった。ある日、未解決となっている悠成の友人たちの結婚式の夜に起きた、教師の灯子の義理の息子が殺害された事件の真相を探ろうと意図的に夢を見る悠成は、驚愕の真実を知る。…オチは西澤読者なら早いうちに気付くだろう。全体に漂う、背徳的な欲望、親しいようでいて本心は別のところにあるという人の心の暗部、夢で開示される情報の真偽も含めて夢うつつの仄暗い風景の中で展開する物語にどっぷり浸かるともう抜け出せない。読了後、夢見が悪かったです。
読了日:10月20日 著者:西澤 保彦
二百十番館にようこそ二百十番館にようこそ感想
二十代後半で自宅警備員のHN「刹那」はある日親に捨てられる。文字通り、叔父から相続されたという孤島の建物と幾ばくかの現金を持たされ、船から降ろされた。幸い無人島というわけではなく、限界集落ではあるが島民から親切にされ、暮らしていた。「刹那」は、会社の保養所であった建物に二百十番館(ニート館)と名前をつけ、収入の足しにすべく、入居者募集をする。…何事もするするといい方向に物事が進みすぎだと思わないでもないが、そこは物語だからいい。孤島の建物だが殺人事件は起こらない。
読了日:10月19日 著者:加納 朋子
中古典のすすめ中古典のすすめ感想
60~90年代のベストセラーを斎藤美奈子が現代の視点で捉えなおす。作者は言ってないが、古本屋で大量破棄されるこれらの本の価値が今再び見直されるならそれに越したことはない。今の感覚だと、かなり固い本がベストセラーになっていて驚く。私は世代がずれているので既読のものは少なかったが、読み物として面白かった。同時代評は貴重で「ブンガク」でないとなかなか表に出てこない。インターネットもまだ普及していなかった時代のこと、こういう中途半端な本(中古典)評は大事だと思う。さて、後世に残るのはどれかな…?
読了日:10月19日 著者:斎藤美奈子
Another 2001Another 2001感想
再び3年3組。「怪異」に立ち向かうべく「対策」を設けるがそれでも「怪異」は始まってしまう…。…特に鳴の思わせぶりには何度もイライラさせられるが、こういう物語だと、読みながら思い出した。3分の2くらいのところで物語にある程度決着がついてしまい、そこから先にテンションを維持するのが難しかった。鈍器の割には軽いので、読めるなら一気に読んでしまうのが吉。次は多分、あの子が主人公で、作者は最終巻と言っているから…次が楽しみです。
読了日:10月18日 著者:綾辻 行人
デンジャラス (中公文庫 (き41-2))デンジャラス (中公文庫 (き41-2))感想
谷崎潤一郎と周りの女性たちの物語。必ずしも全部が事実ではなく、同時に桐野夏生の作品でもある。主人公が重子であるからか、同時代作家との比較はされないが、谷崎自身にも、健康の衰えの他に、時代が大きく変わっていくことへの焦りのようなものを感じた。そして、小説家・桐野夏生が描くことで、時に暴君として描かれる作家の、作家たる矜持が垣間見える。家事は女中に任せて夫に仕える重子と家事も育児も自ら行おうとする千萬子。しかしどちらが幸せかというのは比べようもなく、そんな女たちを作家の目で冷徹に見る谷崎が浮かび上がってくる。
読了日:10月15日 著者:桐野 夏生
詩歌川百景 (1) (フラワーコミックス)詩歌川百景 (1) (フラワーコミックス)
読了日:10月15日 著者:吉田 秋生
指差す標識の事例 下 (創元推理文庫)指差す標識の事例 下 (創元推理文庫)感想
真実より、地位や名誉が重んじられる。現代では考えられないことだが、そのことを嫌でも思い知らされる。身分や宗教と縁遠い我が身にはなかなか理解しづらい。
読了日:10月14日 著者:イーアン・ペアーズ
指差す標識の事例 上 (創元推理文庫)指差す標識の事例 上 (創元推理文庫)感想
英史の知識と興味がないと、ただ冗長な『藪の中』。
読了日:10月14日 著者:イーアン・ペアーズ
ちはやふる(45) (BE LOVE KC)ちはやふる(45) (BE LOVE KC)
読了日:10月14日 著者:末次 由紀
七つ屋志のぶの宝石匣(12) (KC KISS)七つ屋志のぶの宝石匣(12) (KC KISS)
読了日:10月14日 著者:二ノ宮 知子
神は細部に宿るのよ(6) (ワイドKC)神は細部に宿るのよ(6) (ワイドKC)
読了日:10月14日 著者:久世 番子
さらさら流る (双葉文庫)さらさら流る (双葉文庫)感想
会社員の菫はある日、別れた恋人が撮ったヌード写真がネットにアップされていることに気付く。深く傷つきながらも周囲の助けを借りて問題に立ち向かっていく菫。一方、元恋人の光晴は画像流失の心当たりがなく、周囲を探し始める。…光晴はクズ野郎だが、画像流失の直接的な犯人ではないことからいまいち憎めない。一方菫の持つ資源の豊富さに嫉妬してしまう自分もいて、リトマス試験紙のような作品だと思った。自分の心の暗部に、否が応でも向き合わされる。
読了日:10月11日 著者:柚木 麻子
歓喜の歌 博物館惑星3歓喜の歌 博物館惑星3感想
博物館惑星シリーズ最新巻であり、最終巻?二巻ではまだ頼りなかった健が、相棒ダイクや諸先輩方の力を借りながら、美のお巡りさんとして確実に成長していく。人の寿命を越えて存在し続ける美術品。それに付き物の贋作。作った人間の心は醜いが、出来たものが多くの人の心に訴えかけるとしたら、物に罪はないのか?…最終章のフェスティバルの場面は自然と落涙。こんな素敵なお祭りが、実現したらいいな。遠い未来のことでもいいから。
読了日:10月10日 著者:菅 浩江
噂 殺人者のひそむ町 (集英社文庫)噂 殺人者のひそむ町 (集英社文庫)感想
シングルマザーのジョアンナは息子の学校トラブルの影響でロンドン郊外の田舎街に越してきた。ジョアンナがかつて住んでいたこの街に、40年前の凶悪犯が潜んでいるという噂が流れる。過去を偽って暮らしているのは誰か?疑心暗鬼になる住民の間で嫌がらせが勃発。噂を広めたジョアンナにも謎の魔の手が忍び寄る。…いかにもありそうな舞台設定とフーダニットでぐいぐい引き込まれた。普段は理性的で有能なのに息子のことになると視野狭窄になり、いけないと思いつつ噂を広める役になってしまうジョアンナの気持ちはとても共感できる。
読了日:10月07日 著者:レスリー・カラ
罪人が祈るとき (双葉文庫)罪人が祈るとき (双葉文庫)感想
息子がいじめが原因で自殺。妻も精神を病み、後を追った。残された風見は息子をいじめていた加害者を探るが、罠にかかり、息子が暴行を受けている動画を見せられる。何もかも失った風見は復讐を果たす。…ここまでされて、情状酌量の余地はないのか?自殺した息子のいじめの実態を把握していなかったか隠蔽しようとした学校の責任は?加害者の一人である竜二は虐待を受けていたがその事を見過ごされていたことも要因の一つではないか?もう一人殺したエピソードは蛇足に感じたし世論が風見を糾弾するばかりというのも違和感。結局やったもん勝ち?
読了日:10月06日 著者:小林 由香
その裁きは死 (創元推理文庫)その裁きは死 (創元推理文庫)感想
ホームズ好きなら。
読了日:10月04日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
紅蓮館の殺人 (講談社タイガ)紅蓮館の殺人 (講談社タイガ)感想
『屍人荘の殺人』もそうだったけれども「探偵」という物語の役割について、それを「生き方」として突き詰めるのが最近の本格のトレンド(死語)なのか。山火事が迫る館に集まった怪しい人々。当然(?)起こる殺人事件と過去の連続殺人事件との関連。事故か殺人か?探偵が複数という状況、山火事から逃れる術が絶たれていく危機感。悩む探偵、やる気のない(?)探偵と臍を噛むしかないワトソン。色々とツッコミどころはなくもないが、個人的には更生とは、私刑は許されるのか?嘘は罪なのか?(これは探偵葛城が生涯背負っていく)が内包されていた
読了日:10月03日 著者:阿津川 辰海
キャプテンサンダーボルト 新装版 (新潮文庫)キャプテンサンダーボルト 新装版 (新潮文庫)感想
幼馴染の二人はかつて野球少年であり、エースとキャプテンだった。再会した二人は致死率70%の「村上病」の謎に迫る!…伊坂作品は全て読んでいるけれどこれは合作ということで手を出しかねていたがこの度新装版として発売されたことをきっかけに読んでみた。そして、未読だったことを後悔した!コロナ以前に描かれた物語だが、謎のウィルスとそれに纏わる謎、国家の目的とは等々、あくまでもエンタテインメントでありながら、面白く、ページをめくる手が止まらなかった。
読了日:10月02日 著者:阿部 和重,伊坂 幸太郎
名探偵のはらわた名探偵のはらわた感想
原田亘略してはらわた。尊敬する探偵浦野灸の元で助手を務めていたが、亘の遠因により浦野は命を落とす。そんな亘の元に死んだはずの浦野が現れ、明治生まれの名探偵、古城と名乗る。昔の大事件の犯人たちが、地獄から甦り、現代で残忍な犯行を繰り広げていた。古城は事件解決に乗り出す。その中で、亘も成長していく。…帝銀事件阿部定津山三十人殺し等、実在の事件の犯人が現代に甦り、同じく地獄から舞い戻った名探偵が解決する。手法はあくまでもフェアで本格。はらわたこと亘の成長譚ともなっており、読後は案外(?)爽やか。
読了日:09月29日 著者:白井 智之
さよならの言い方なんて知らない。4 (新潮文庫)さよならの言い方なんて知らない。4 (新潮文庫)感想
香屋の目的は、架見崎の永遠の存続。そのために平和的に世界が維持されること=楽園になることを目論む。けれど、そもそも運営にはその想定がなく、コスト面でも不可能だとしたら。香屋の目的は、現実で死んでいるトーマを架見崎で生かし続けること。そして香屋自身も架見崎に居続けること(自由に行き来できること、かもしれない)。トーマは香屋の考えに賛同していて、QEDのために敵対するのだろう。そしてそもそも運営の目的は?現実が、架見崎のサバイバルを勝ち抜いた人しか生きられないような世界に変わってしまっているということ?
読了日:09月28日 著者:河野 裕
私の中にいる私の中にいる感想
デビュー作と比べて猟奇的な感じは控えめ。児童…所謂虞犯少年に正面から取り組んだ作品。刑務所ではないがそれなりの規則に従うことを強いられる環境に置かれる虞犯少年。贖罪とは、生きづらさとは、虐待の連鎖とは、社会のルールの意味とは何か。 作者は覆面作家であり、福祉職の経験があると見積もっていたが、心理職だったかも。嘘っぱちないし表面をなぞっただけの福祉をテーマにした小説が散見される昨今であるが、これは読む価値ありです。
読了日:09月28日 著者:黒澤 いづみ
刑事何森 孤高の相貌刑事何森 孤高の相貌感想
デフ・ヴォイスシリーズの初スピンオフ。何森刑事の活躍を描く。こちらも作品の通奏低音は本シリーズと同じで、社会的弱者がそれを理解されないままでいる状態に、何森が一石を投じる形となっている。とはいえ孤高を気取る(?)何森にも、みゆきや元監察官のキャリアなど意外に味方は多いので安心。それは、あくまで正義に準じ、社会的弱者に対しても偏見なく正しい物の見方ができる何森が評価されているからと信じたい。中編の最終話、桐子のエピソード不足は感じたが概ね満足。
読了日:09月28日 著者:丸山 正樹
NHKスペシャル ルポ 車上生活 駐車場の片隅でNHKスペシャル ルポ 車上生活 駐車場の片隅で感想
2019年11月にクローズアップ現代+で放映された番組の取材記。私は番組は見ていない。本書は、丁寧な取材を通して福祉の専門家や行政にも認識されていない車中生活者の実態に迫っているが、問題提起!と鼻息荒く描くのではない取材者のフェアな姿勢に好感を持った。車中生活者は必ずしも支援が必要な人ばかりでなく、支援って何なのかと考えさせられた。人間関係に問題を抱える人が多いのが共通項だろうか。本人が好きでその生活をしているならそれでいい…と言い切れないモヤモヤが残る。
読了日:09月27日 著者:NHKスペシャル取材班
ウィトゲンシュタインの愛人ウィトゲンシュタインの愛人感想
地上に残された最後の女性がタイプライターで綴る…物語?哲学的思考?そもそも、地上の最後の一人という前提から彼女の妄想ともとれる。全てが一人称で事実と思考(妄想?)の区別はないので。統合失調症の妄想を学術的にして小説の体裁を取った、とも読める。まぁ要するにそんな本。としか教養のない私には理解出来ず。
読了日:09月27日 著者:デイヴィッド・マークソン
龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ (角川文庫)龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ (角川文庫)感想
元警察官で私立探偵の遊佐龍太は×3のシングルファザー。しっかり者の息子の渉は実質、元妻たち(仲良し)が面倒を見ている。この設定だけでお腹一杯。請け負う事件は、経験と人脈を活かして、警察が表沙汰にできないもの。遊佐は依頼人を守りつつ事件の裏の裏まで暴いていく。…事件が複雑だからか、物語がわかりづらいのは、人称の揺れのせいか。意図的なのかは不明。あと、この小説に限らないが、実在の地名をかなり細かいところまで出すことで実写映画のようなリアリティーがある。
読了日:09月25日 著者:長沢 樹
警察用語の基礎知識 事件・組織・隠語がわかる! ! (幻冬舎新書)警察用語の基礎知識 事件・組織・隠語がわかる! ! (幻冬舎新書)感想
作者は本格ミステリ作家にして元警察官。小説の、読む人を選ぶようなイメージとは真逆で分かりやすく興味深い講義を聞いているような一冊だった。警察小説好きなら教養(教育訓練に非ず)として可。特に、メディア用語、小説やドラマで頻出の表現と本職との違いが面白かった。ちょいちょい毒というか組織の苛烈さがかいま見えるのもいい。十津川警部古畑任三郎への言及も面白かった。個人的に、これ読むと相棒がより分かりやすい!(相棒では警察庁のことを「サッチョー」って言うけどこれは舞台が警視庁だからってことを理解した!)
読了日:09月25日 著者:古野 まほろ
鬼灯の冷徹(31) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(31) (モーニング KC)
読了日:09月23日 著者:江口 夏実
喪われた少女 (小学館文庫)喪われた少女 (小学館文庫)感想
老後の生活安定と、能力に見合った評価を求めるベテラン女刑事フルダ、50歳。正義感はないとは言わないが、いけ好かない上司の出世のきっかけになった事件が冤罪だったことを知り内心ほくそ笑む腹黒さもある。三部作の二作目だが、これだけ読んでも問題ない。前作を読んでいると、身を持ち崩した元アイドルの全盛期の映像を鑑賞しているような居たたまれなさを感じるし随所にそれが意図的に配分されているようだ。 ともかく、美しくも厳しく、時に孤独を感じさせ、簡単に人の命も奪ってしまうアイスランドの特異な自然環境。
読了日:09月22日 著者:ラグナル ヨナソン
阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし (幻冬舎文庫)阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし (幻冬舎文庫)感想
TVだけでは分からない二人のホンネ全開のエッセイ。姉妹の小説も読めてお得!ミホさんの天才ぶり。エリコさんのしっかりしているようで抜けてるところ。ご近所のいい人たちと美味しそうなごはん。6畳一間で同居からの別居。盛りだくさんで面白くてちょっと泣ける。ミホさんの小説が何気に気に入りました。オチまであってすごくよかった。また書いて欲しい‼
読了日:09月22日 著者:阿佐ヶ谷姉妹
忘れる女、忘れられる女 (講談社文庫)忘れる女、忘れられる女 (講談社文庫)感想
週刊現代2016~2017年の連載。バブル世代の筆者の感覚は私自身とは異なるがそこはさすがにベテラン文筆業。自らを客観的に見つつ、当たり障りなく(炎上しないように)言いたいことを短い文章にまとめるのはさすが。さほど大昔でもないため時事ネタはある程度記憶にあり、ちょっとしたタイムスリップ気分。まして今やコロナ問題でたった3年前には当たり前だったことが色々不自由になったことを実感させられたり。しかし、欲求を最初からなかったことにする、や、トップに立つ女性が独身小梨であることの問題など鋭い指摘も読みごたえあり。
読了日:09月22日 著者:酒井 順子
本日はどうされました? (集英社文庫)本日はどうされました? (集英社文庫)感想
イヤミス」ゆうには「ミス」は弱いしホラーと言える程でもない。語り手のオチもいまいちで題名もミスマッチ。とはいえ、看護師の陰湿な世界…同調圧力というか、集団の負の要素がこれでもかと描かれていて、大変嫌な気持ちになれたのでよかった(笑)。O病院事件と同様の事件が、E病院でも起きたのか?というところがぼやけてしまって、Mさんを掘り下げる方向に行ってしまったのが不自然。Mさんの過去よりE病院内部の取材を進めて欲しかった。一人くらいは男性看護師がいるかと想像したがそれは深読みだったようだ。
読了日:09月21日 著者:加藤 元
【第163回 直木賞受賞作】少年と犬【第163回 直木賞受賞作】少年と犬感想
多聞という犬が、様々な人と出会い、助け、助けられながら、ある少年と再会するため日本を縦断する物語。猟師の老人が言うように多聞は死の匂いを嗅ぎ付けているのかも知れないと思った。けど、多聞は死期が近い人が分かって、助けようとしているんだと気付いた。それは多分、震災で飼い主も含めて大勢の人を助けられなかったからじゃないのかと思う。光はまた犬を飼うのかな。そうして欲しいな。
読了日:09月21日 著者:馳 星周
禁じられたジュリエット禁じられたジュリエット感想
文庫化記念再読。初読時は畳み掛けられるどんでん返しに目を白黒させたのを思い出した。拷問が何気にトラウマになりそう。6作のチョイスもなかなか微妙で面白い。
読了日:09月21日 著者:古野 まほろ
スフィアの死天使: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)スフィアの死天使: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)感想
鷹央と小鳥の出会い編。小鳥と鷹央のよき理解者であった沖田救急医が殺される。犯人は宇宙人から指令を受けたと言っており、沖田は娘が新興宗教に入れ込んでいることを悩んでいた…。エピソードてんこ盛り、見せ場も多く、もっとページ数があってもよかったんじゃないかと思えるほど。鷹央に対する小鳥の気持ちはこれから少しずつ変化していくのだろう。人の生と死という答えのない領域に踏み込んで行く鷹央のよきパートナーになって欲しいです。
読了日:09月20日 著者:知念 実希人
もし今夜ぼくが死んだら、 (ハヤカワ・ミステリ文庫)もし今夜ぼくが死んだら、 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
高校生のウェイドが母親のFBに遺書を書き込むところで始まるサスペンス。彼に何があったのか、シングルマザーのジャクリーン視点で描かれる。一気読みだった。過去がどこまでも付きまとい噂があっという間に広まるムラ社会の残酷さ、没落した歌手に対する心ない仕打ち。機能不全家族。シングルマザーの奮闘と後悔。いじめ。これらがSNSで更に拡散されていく様子に、真実は何なのかと同時に、ジャクリーン一家はどうなってしまうのかとハラハラさせられた。パールのエピソードもとても印象的で、彼女の続編の構想があるようで楽しみ。
読了日:09月20日 著者:アリソン ゲイリン
ロイヤル・シークレット (モノクローム・ロマンス文庫)ロイヤル・シークレット (モノクローム・ロマンス文庫)感想
初翻訳BL。特に内容は確認しないで適当に選んだものだが、題名のロイヤルは英のロイヤルファミリーのことだったとわ!日本に置き換えてみるとその時点で思考停止してしまうが、翻訳ということもあり、ファンタジーのように読めた。同性愛に対する周囲の反応も好意的だが、現実そうなのか、設定なのかは不明。王子様とのロマンス物語で、これが男女ならシンデレラストーリーだけれどもプライバシーが一切ない王族の苦悩が種々な人の立場から描かれていたのが印象的だったし最後の最後でハッピーエンドで本当によかった。やっぱBLはこうでなくては
読了日:09月19日 著者:ライラ・ペース
もう終わりにしよう。 (ハヤカワ・ミステリ文庫)もう終わりにしよう。 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
交際中の彼の実家に向かう「私」は、しかし、この関係をもう終わりにしようと思っていた…。…こんなにモヤモヤが残る小説とは思わなかった。早くから信用できない語り手だとは気づいたものの。全体に漂う不気味さ、得体の知れない感じを堪能するのが吉。オチにあまり期待するとあれ?ってなるかも。
読了日:09月19日 著者:イアン・リード
悪党町奴夢散際 (幻冬舎時代小説文庫)悪党町奴夢散際 (幻冬舎時代小説文庫)感想
電書版。町奴と旗本奴は今で言うヤクザ…というよりチンピラか。陰謀あり仇討ちあり男装の剣豪あり皿を数える幽霊ありと魅力的なキャラが切った張ったをするのは爽快…だけれどもそれだけで終わらないのが乾緑郎。十郎の母が旗本奴と町奴の区別がつかないというエピソードはさらっと書いているが残酷な話だしそこかしこに個人的な資質ではなく身分で何もかも決まってしまう世界が描かれている。正に、夢散際。
読了日:09月18日 著者:乾 緑郎
T島事件 (光文社文庫)T島事件 (光文社文庫)感想
孤島もの、というよりは、フィクションとノンフィクションの境目の曖昧さに浸っているうちに詠坂ワールドに連れてかれた感じ。
読了日:09月18日 著者:詠坂 雄二
早房希美の謎解き急行 (双葉文庫)早房希美の謎解き急行 (双葉文庫)感想
大手私鉄社員の希美が、鉄道にまつわる謎を解いていく連作短編集。祖父が名刑事で警察の人脈をも使って事件を解決していく希美には素直に好感が持てる。5編のうち、白眉は最初の踏切事件。次の3つは…?と思ったが最後はとびきりハートフルな物語で締めてくれた。個人的にはもう少し鉄道うんちくがあってもいいな…と。通勤時、電車の中で読むのがおすすめです。
読了日:09月16日 著者:山本 巧次
わたしの幸せな結婚 四 (富士見L文庫)わたしの幸せな結婚 四 (富士見L文庫)
読了日:09月14日 著者:顎木 あくみ
昨日星を探した言い訳昨日星を探した言い訳感想
河野裕の小説は、読了後に振り返ると、この枚数必要?って思うけど、じゃあ一言で言うと…?まとめられないのでやっぱりこの枚数は必要だったんだろう。 茅森と坂口の関係は、階段島の真辺と七草の関係と似ているようにも見える。 自分の年齢のこともあり高校生よりは教員に感情移入してしまう。すると、中川や橋本はずいぶん幼く、大人げなく、身勝手に見える。相思相愛だった二人を、遺作の脚本のことで仲違いさせて8年も経って種明かししたのは何故。17歳からの8年間てかなり貴重だと思うが。どうか。
読了日:09月13日 著者:河野 裕
パーキングエリア (ハヤカワ・ミステリ文庫)パーキングエリア (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
吹雪の山荘ならぬパーキングエリアで起きたのは雪密室殺人ではなく少女誘拐事件。運悪く居合わせた女子大生のダービーはヴァンに監禁された少女を救おうと奮闘する。…一気読み必至のサスペンス!誘拐はダービーの気のせいでは?と思わせる冒頭から、車の数から容疑者を特定していく過程。味方と敵もあやふや。助かった!と思うとすぐに敵が反撃してくるイタチゴッコで双方が追い詰められていく。細かいところまで張り巡らされた伏線に最後の最後の一行まで目が離せない(しかしエピローグはちょっとずるい)映像化の話もあるようで楽しみ。
読了日:09月13日 著者:テイラー・アダムス
殺人の品格殺人の品格感想
北朝鮮の高級官僚だったチュンシクの人生は、父がスパイ容疑で処刑されたことから転落する。しかし、官僚時代に身に付けた技術を駆使して脱北を図る。家族を失いながらも逃走中に出会った同胞と共に韓国を目指す。何度も裏切りにあい、危機を乗り越えるチュンシクだったが、韓国も彼に安全を与えてはくれなかった。…壮絶。21世紀に人が人糞を食べ、餓死していく国。幼い息子の、テレビが見たいというあまりにもささやかな願い。中国も韓国も彼を裏切り、救ったのは国連軍(アメリカ)という皮肉。決して他人事でないと思うのは、既得権益を守るた
読了日:09月13日 著者:イ・ジュソン
おれの眼を撃った男は死んだおれの眼を撃った男は死んだ感想
アンティグア・バーブーダにルーツを持つ作家による短編集。独特の味わいがあり、時代設定や構成が凝っている。のはいいけれど説明は極力省かれているので正直なところ物語の背景を理解できないうちに読み終わってしまったこともしばしば。そういう意味では親切設計ではないので、解説から先に読んだ方がいいかもしれません。
読了日:09月12日 著者:シャネル・ベンツ
ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱 (ディアプラス文庫)ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱 (ディアプラス文庫)
読了日:09月12日 著者:菅野 彰
罪人の選択罪人の選択感想
表題作は石持浅海を思わせるシチュエーションの短編。罪人の前に与えられた二つのもの。さて、毒入りはどっちだ?処刑者と罪人の文字通りの命がけのやり取りはその行方も含めて手に汗握る。他3編はSF。なのでミステリ系を期待するとちょっとがっかり。
読了日:09月10日 著者:貴志 祐介
キッズライクアスキッズライクアス感想
マーティンは、自閉症スペクトラム障害のある高校生。アメリカを離れて、フランスでひと夏を過ごすことになった彼が、リセで得た友達、恋人との間で今まで知らなかったことを知り、体験していく。…マーティンは現実をプルーストの『失われた時を求めて』を介して認識する。生じる齟齬を、読者はハラハラして見守ることになる。マーティンの、自分以外のものにならなければならないのか?という問いは、障害の有無に関わらず、誰もが心を突かれるのではないか。この素敵な物語を、読むことができて本当によかった。
読了日:09月10日 著者:ヒラリー・レイル
ルポ 闘う情状弁護へルポ 闘う情状弁護へ感想
ルポであってノンフィクションではないのだが、著者の主張が見えづらいのと、種々専門家のインタビューや再掲が多くてコラージュを見ているよう。どんな層に向けた本なのかも見えづらい。ある程度福祉プロパー向けだとしたら制度の説明はいらない。事件についてもっと掘り下げて欲しかった。
読了日:09月06日 著者:佐藤幹夫
新生ヘルプマン ケアママ! Vol.1新生ヘルプマン ケアママ! Vol.1
読了日:09月06日 著者:くさか里樹
ザ・ボーダー 下 (ハーパーBOOKS)ザ・ボーダー 下 (ハーパーBOOKS)感想
メインの物語はケラーなのだけれど、やはり印象的なのは移民のニコ少年と囮捜査官のシレロだろう。ニコが命懸けで故郷を捨て、紆余曲折あり再びアメリカで同じような境遇に陥る。これはマッチポンプじゃないか?そして、悪徳警官を演じるシレロは心が張り裂けそうに苦しむ。彼の苦しみをケラーも理解しているのがまだ救いだろうか。暴力的なシーンも多いが本当に怖いのは銃や麻薬そのものではない。それらは道具でしかなく、それを受け入れ、利用し、複雑な機構に組み込んでしまう社会そのものが怖いと思った。
読了日:09月06日 著者:ドン ウィンズロウ
ザ・ボーダー 上 (ハーパーBOOKS)ザ・ボーダー 上 (ハーパーBOOKS)感想
冒頭、2017年、ケラーが標的の狙撃のシーンから始まる。生死の行方も不明なまま、物語は2012年の密林へ戻る。…長かった…!読了した自分お疲れ様。主人公ケラーはメキシコの麻薬組織撲滅のため、時には違法な手段をとり、多くの協力者を得、そして失いながら果てしない戦いを続けていく物語。とにかく長すぎて誰が誰だか、ケラーは一体何と戦っているのか、訳が分からなくなってしまったら、下巻の最後、公聴会のケラーの発言を読めばいいです。本作だけでなく、前、前作も含めてあらすじをケラー自身が語ってくれます。
読了日:09月06日 著者:ドン ウィンズロウ
オニキスII ―公爵令嬢刑事 西有栖宮綾子― (新潮文庫nex)オニキスII ―公爵令嬢刑事 西有栖宮綾子― (新潮文庫nex)
読了日:09月05日 著者:古野 まほろ
ときどき私は嘘をつく (講談社文庫)ときどき私は嘘をつく (講談社文庫)感想
再読必至!…アンバーが目覚めると、そこは病院のベッドの上だった。意識はあるが指一本動かせず記憶も欠落している彼女は見舞いに訪れる夫ポールや妹クレアの会話を必死に聞き、思い出そうとする。小説は現在と過去を行きつ戻りつして、アンバーの夢とも現実ともつかない世界を読者に見せ、翻弄する。真実は一体何なのか?…「信用できない語り手」ジャンルの中でも相当の難物。読みながらこちらの頭がおかしくなっていきそうだった。さて、アンバーの嘘とは。
読了日:09月04日 著者:ALICE FEENEY
死亡通知書 暗黒者 (ハヤカワ・ミステリ)死亡通知書 暗黒者 (ハヤカワ・ミステリ)感想
人望厚いベテラン刑事が殺された。現場に現れたのは殺された刑事の教え子だった羅飛。エウメニデスを名乗る犯人はターゲットに死亡通知書を送り、インターネットで公開する。18年前の警察学校の生徒が殺された事件に関わっていた羅飛。警察内部に犯人はいるのか、羅飛は何を知っているのか…。良くも悪くも刑事ドラマのスペシャル版という印象。最後にもたつくがそれまでは勢いよく読める。とはいえ大いなる序章という形で物語は終わるのでそこは覚悟して読まれたし。登場人物は多いが掘り下げが浅いこと、刑事の倫理観が今一つなのは気になった。
読了日:09月04日 著者:周 浩暉
影を呑んだ少女影を呑んだ少女感想
シングルマザーの母の死をきっかけに父の屋敷へ引き取られた娘のメイクピース。そこで幽霊を憑依できる一族の秘密と、当主に憑依して先祖が永遠に生き続けていることを知る。下働きをしながら機会を伺い、脱走したメイクピースは先祖の霊にとりつかれた腹違いの兄を救うべく奔走する。しかし、彼女には兄にも打ち明けていない秘密があった。…清教徒革命時代のイギリスを舞台に、一風変わった少女の成長譚が描かれる。憑依と向かい合い、共存の道を選ぶのは、多様性の尊重、社会的包括を思わせる。ジュブナイルらしくボリュームの割に読みやすい。
読了日:09月03日 著者:フランシス・ハーディング
我らが少女A我らが少女A感想
12年前、早朝の公園で老女が殺された事件。池袋で殺された被害者がその事件の重要参考人として浮かび上がる。捜査を再開する警察に、関係者は否応なしに12年前に時間が巻き戻る。…少女Aこと朱美とは何者だったのか。今も昔も端から見れば恵まれた暮らしを送る真弓は嫉妬と優越感の狭間で揺れていた。浅井家は機能不全家族の中でそれぞれがすれ違っていた。曾てのバスケ少年小野は絶ち切られた初恋の思い出を消化できない思いを婚約者から責められマリッジブルーに陥る。白眉は忍のガラケーの古い写真が共有されていくところ。
読了日:08月30日 著者:髙村 薫
時計仕掛けの歪んだ罠 (小学館文庫)時計仕掛けの歪んだ罠 (小学館文庫)感想
捜査官のベリエルが部下にセクハラ野郎だったりと癖がありすぎてなかなか物語に入って行けなかった。それでもこいつが天才の片鱗を見せるかと思いきやただの弱腰野郎だと気づいてからが断然面白い。というか主人公はモリーがよかった。二人が捜査を開始して無事少女を救出する…が、最後の数ページがむしろここがメインなんじゃないかと思うくらいゾッとするシーンで終わる。うわーやべー、面白いの読んじゃったよーと茶化なさいとやってられないくらいに。
読了日:08月30日 著者:アルネ ダール
彼女たちの部屋彼女たちの部屋感想
感動するべきなんだろう。感動しなかった訳ではない。が、私的な趣味まで福祉から離れられないのは、精神衛生上、よくない気がした 
読了日:08月25日 著者:レティシア コロンバニ
殺し屋、続けてます。殺し屋、続けてます。
読了日:08月23日 著者:石持 浅海
大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店 (3) (ゼノンコミックス)大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店 (3) (ゼノンコミックス)
読了日:08月21日 著者:猫原ねんず,新久千映
ワカコ酒 (15) (ゼノンコミックス)ワカコ酒 (15) (ゼノンコミックス)
読了日:08月21日 著者:新久千映
きのう何食べた?(17) (モーニング KC)きのう何食べた?(17) (モーニング KC)
読了日:08月21日 著者:よしなが ふみ
念入りに殺された男 (ハヤカワ・ミステリ)念入りに殺された男 (ハヤカワ・ミステリ)感想
自分が殺した男性作家の死体を始末して彼に成り済ます。その後どう決着をつけるつもりか?という結末も含めて面白かった。分量もちょうどよかった。…が、突っ込みどころも多い。シリーズ化するらしいが…うーん?
読了日:08月20日 著者:エルザ マルポ
ミッシング・ガール (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)ミッシング・ガール (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)感想
認知症の父が「あの娘を見た」と言った。それを聞いたニックは捨てたはずの故郷に向かう。…ある言葉から故郷に帰らされるのは『渇きと偽り』もそうだが、この作品の特徴は特殊な構成にある。故郷では、10年前にニックの親友コリーンが行方不明になっていた。ここで読者は「あの娘」とはコリーンのことであるとわかるが、次は2週間後、別の若い娘が行方不明になり、しかも遺体で発見されたシーン。そして第二部はその空白が、15日目から遡って描かれる。。ニック、兄、元彼、そして父はどのように関わっているのか。
読了日:08月19日 著者:ミーガン・ミランダ
わたしの全てのわたしたち (ハーパーコリンズ・フィクション)わたしの全てのわたしたち (ハーパーコリンズ・フィクション)感想
ティッピとグレースは坐骨結合体双生児。二人のの約8か月を、グレースの視点から、自由詩の形で描かれた物語。作者は、アイルランド出身のサラ・クロワッサン。日本ではあまり馴染みのない形式だが、ジュブナイルというジャンルと合わさって、とても読みやすいのに、深く、何度も開きたくなるような本になっている(装丁も素敵)。翻訳文学の詩の位置づけは、日本人の感覚とはかなり異なる気がする。「わたし」って何だろうと、考えたことがある人は、一度このふたりでひとりを生きているティッピとグレースの物語に触れてみて欲しい。
読了日:08月16日 著者:サラ クロッサン
おひとり様物語(9) (ワイドKC)おひとり様物語(9) (ワイドKC)
読了日:08月15日 著者:谷川 史子
つないで イエスかノーか半分か番外篇4 (ディアプラス文庫)つないで イエスかノーか半分か番外篇4 (ディアプラス文庫)
読了日:08月13日 著者:一穂 ミチ
ライフ・アフター・ライフ (海外文学セレクション)ライフ・アフター・ライフ (海外文学セレクション)感想
英国人のアーシュラが生まれて死んで、少し戻って死を回避して…を繰り返すループもの。小さい頃は事故や感染症だった死因がやがてWW1と2が勃発し、アーシュラだけでなく家族や友人の運命が否応なしに変わっていく…。ループというより転生的なのは本人に記憶も自覚もなく、意図的に転生を引き起こさない。のでSF的要素は薄く、そういうのが苦手な私も面白く読めた。草稿集を読まされているような気がしないでもないが、そのままこの幻想的な小説を楽しむのがいいんだろうな。
読了日:08月13日 著者:ケイト・アトキンソン
金魚屋古書店 (17) (IKKI COMIX)金魚屋古書店 (17) (IKKI COMIX)
読了日:08月12日 著者:芳崎 せいむ
日曜哲学クラブ (創元推理文庫)日曜哲学クラブ (創元推理文庫)感想
哲学者のイザベルはコンサート会場で二階席から若者が落下するのを目撃してしまう。事件(事故)をわすれられない彼女は独自に被害者の関係者とコンタクトを図る。…枝葉の多すぎるミステリ。哲学者であり始終思索に耽っている割には推理で特に特徴のないイザベルに魅力を感じられない。姪の恋愛に口出ししたり他人を見下して勝手で失礼な評価を下したり(しかもそれが間違っていたり)。姪の元恋人に懸想してる痛いオールドミス。ミステリ的には…余韻のあるラスト、かな。
読了日:08月11日 著者:アレグザンダー・マコール・スミス
初恋の世界 (8) (フラワーコミックスアルファ)初恋の世界 (8) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:08月07日 著者:西 炯子
ザリガニの鳴くところザリガニの鳴くところ感想
少女カイアは次々と家族が去ってもそこで自然と共に暮らし続けた。村の人々から「湿地の少女」と蔑まれながらも一人の少年テイトから読み書きを教わり、瞬く間に知識を吸収していく。生物学の研究者になったテイトの薦めで集めた標本やイラストを元に湿地の生態を出版する。カイアは村の若者チェイスと恋に落ち、結婚を望んでいたが相手はただの遊びだったことを知る。別れを受け入れたカイアに転落死したチェイス殺しの容疑がかかる…。
読了日:08月05日 著者:ディーリア・オーエンズ
アホウドリの糞でできた国―ナウル共和国物語アホウドリの糞でできた国―ナウル共和国物語
読了日:08月01日 著者:古田 靖
銀色の国銀色の国感想
自殺対策NPO法人代表の田宮はある日、以前の相談者博之が亡くなっていたことを知る。遺族から、死の直前に博之がVRゴーグルを片時も離さなかったことを知らされた田宮は自死の真相を探るべく活動し始める。同じ頃、生きづらさを抱え自殺未遂を繰り返し、SNSに「病みツイート」をアップする少女くるみはフォロワーからオンライン上の自助グループに誘われ、興味を持つ。…苦しんでいる人を救おうとする田宮と、苦しんでいるくるみが出会い、救われる姿に涙腺が緩んだ。
読了日:07月31日 著者:逸木 裕
風味さんのカメラ日和 (文春文庫)風味さんのカメラ日和 (文春文庫)感想
訳あって実家の地方都市に戻ってきた風味は友人から頼まれ、市民大学のカメラ講座に参加することになった。イケメンだがどこか頼りない講師の知念だったが、写真を通して、参加者たちの心のわだかまりを解きほぐしていく。…カメラを始めたばかり、もしくは興味ある人に必携の小説。手練れのストーリーテラーが物語に乗せてカメラや撮影のコツをさりげなく教えてくれる。構図、絞りなど名前は知っていてもどういう時に、何のために使うのか?覚えることいっぱいで大変!となってるあなたにも知念先生が優しく寄り添ってくれます。続編ないんですか?
読了日:07月31日 著者:柴田 よしき
夜の向こうの蛹たち夜の向こうの蛹たち感想
美人作家の妙は出版社のパーティで見かけた新人作家橋本さなぎの秘書、初芝に魅かれる。二人の関係を訝しみ、初芝ゴーストライターではないかと探るが、二人の関係性は妙にも意外なものだった。…関係者総ビアンないしバイ。といっても物語の主眼はそこではなく、同性だろうが異性だろうが、愛するということ。自己を知り、その価値を正しく知ること、他者も同様に。他人が寄り添って生きることは依存なのか、女性の就業問題、SNSの危うさなど現代の多くの問題を孕んでいる。
読了日:07月30日 著者:近藤史恵
濱地健三郎の幽【かくれ】たる事件簿濱地健三郎の幽【かくれ】たる事件簿感想
今回もバラエティに富んだラインナップで楽しませてもらった。…心霊現象が絡む事件を探偵的手法で解決する物語。あれ、これって、小野不由美ゴーストハントだ!と気付いた。角川で文庫化したばかりなので是非どうぞ。最後の話はかなりホラーチックで映画の『来る』を思い出した。新キャラ登場か?今後に期待です。
読了日:07月29日 著者:有栖川 有栖
アメリカン・プリズン (潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス)アメリカン・プリズン (潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス)感想
刑務所とビジネスと、結びつきそうにない単語だと思っていた私は何と無知だったか。民営刑務所で職員として働きつつ潜入捜査を行った記者が見たのは、信じられないような現実。そして、アメリカが奴隷制度を手放す代わりに、囚人を労働者として扱う方法が取られていた歴史パートが交互に語られ、記者の体験している現実が決してその場だけの特殊なものではないことが理解される。あまりのことに何度言葉を失っただろう。刑務官としての仕事のストレスがピークに達した頃からの急激な展開は映画のようで、是非映像化してより多くの人に知られて欲しい
読了日:07月27日 著者:シェーン・バウアー
天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)感想
診断の難しい症例を、天才医師が軽やかに暴く!というだけならいくらでも先例はあろうが、人気シリーズになるだけあって、細部まで気が利いてる。主人公の鷹央は自閉スペクトラムで姉を始め親族一同がその将来を心配している。母親は鷹央を生んで亡くなったかな?相棒との関係はお凉シリーズを彷彿させられるところはあるが、さて。第一話が最終話の伏線になっていて、鷹央にピンチが訪れそれを鮮やかに解くのも分かりやすくてよい。突っ込みどころはなくもないが、鷹央のミステリアスさに今後も気になってしまった。
読了日:07月26日 著者:知念 実希人
恍惚病棟 (祥伝社文庫)恍惚病棟 (祥伝社文庫)感想
1992年にノベルズで刊行された作品の二度目の文庫化。92年と言えば介護保険制度もまだ発足していなかったし、今で言う「認知症」は「痴呆」と呼ばれていた時代。…今から30年近く前の作品であるが、敢えて言えばヒロインの造形が古くさいくらいである。プロローグから圧倒的に読者を引き込む。立ち読みした人は即レジに行ってしまうだろう。私が特に感心したのは、30年近く前の作品であるにも関わらず、現代にも通じる先見の明に満ちた介護観が描かれていることだ。
読了日:07月26日 著者:山田正紀
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)感想
シリーズ再始動。ゆうても本にまつわる謎を栞子が解いて…という物語の骨子は変わらず。今回は横溝編。私は角川横溝祭は経験していないけれども、ある程度の年齢以上の方は基本知識として「たたりじゃー」とか「スケキヨ」とかを知っている(今だと50代以上くらい?)。テレビですら顧みられない現代、国民の大半が観ている映画や読んだ小説、という文化はなかなか想像しづらいものもある。話が逸れたが一言言えば起こらなかった事件と言ってしまえばそれまでだし、たかが本で家族が断絶までするかね、と言ってしまうとシリーズ全否定になってしま
読了日:07月24日 著者:三上 延
サージウスの死神 (講談社文庫)サージウスの死神 (講談社文庫)
読了日:07月20日 著者:佐藤 究
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(10) (講談社コミックス)金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(10) (講談社コミックス)
読了日:07月18日 著者:船津 紳平
ビルマに見た夢ビルマに見た夢感想
終戦も近い第二次大戦のビルマを舞台に、日本人の軍人から見たビルマの姿を描く連作短編集。ともすれば暗くなりがちが物語だが、軍人風の奇妙な日本語を操る少年モンネイがどこかのんきな風を運んでくれる。日本とビルマ。近いようで遠いこの国の人々、宗教をはじめとする習慣を理解しつつも任務との間で苦悩する西隈の姿は、急速に国際化しようとしていく現代日本人の姿にも通じるものがあるように見える。正しさとは、相手の価値観を尊重して共存していくとはどういうことなのか。戦争に決着がついても、この問題の解決はまだ遠い。
読了日:07月18日 著者:古処 誠二
果てしなき輝きの果てに (ハヤカワ・ミステリ)果てしなき輝きの果てに (ハヤカワ・ミステリ)感想
舞台は薬物が蔓延るアメリカ・フィラデルフィア。警官のミッキーはドラッグ中毒者の遺体発見の知らせに、妹のケイシーではないかと怯える。幸い、妹ではなかったが最近見かけないことに気づき、探し始めるも一向に見つからず、一方、界隈では連続殺人に発展していた。…過去と現在を往復する書き方で、ミッキー姉妹の辛い生い立ちと、現在、シングルマザーとして仕事と育児を両立する困難さが描かれ、正直息が詰まるよう。ミッキーは真面目過ぎるほど真面目なのに上司からは疎まれ、相棒はろくでもなく、ベビーシッターは信用ならない。
読了日:07月18日 著者:リズ・ムーア
バスへ誘う男バスへ誘う男感想
前作「バスを待つ男」もよかったが、よりトラベルミステリらしくなり、都バス蘊蓄はもちろん東京の名所も知れる第二弾。こちらから読んでも差し支えないが第一弾のネタバレがあり。主人公の「私」も老害臭強かった前作よりある意味個性は薄くて安心。次があったら、彼らの行きつけの居酒屋も紹介してくれたら東京都バス名所案内小説として完璧。敢えて苦言を呈せば、探偵が予想外にキラキラネームなことと、謎解き部分のお粗末さだがこの小説にそこまで求めていないので大丈夫。
読了日:07月15日 著者:西村 健
闇という名の娘: The HULDA TRILOGY #1:DIMMA (小学館文庫)闇という名の娘: The HULDA TRILOGY #1:DIMMA (小学館文庫)感想
もやもやした読後感。全体的に杜撰。主人公の女刑事フルダの正義感の在り処が謎。優秀だったらしいがその根拠が見えない。急に辞めろという組織もどうかと思うし、フルダも優柔不断で彼氏といちゃつくのに夢中で重要な電話を無視して窮地に立たされる…けどそれくらいのリスクは優秀なら尚更想像しようよ。最後の事件の捜査も時間がないのにデートして寝坊したりと情熱があるのかないのか。ガラスの天井で出世できなかったと嘆いてるがそれだけじゃないような…。とはいえ最期はあんまりな気がするが、自業自得っちゃそうだし、
読了日:07月11日 著者:ラグナル ヨナソン
荒城に白百合ありて荒城に白百合ありて感想
聡明で美しい鏡子は会津藩の武士の娘。大地震の日、薩摩藩の武士の岡元に出逢ってからそれまで漠然と感じていた己の性質を知る。以降、親友の竹子を羨みながらもそのようには生きられない自分を知り、やがて嫁ぎ、子を産み生きてきた。折しも時代は幕末。聡明でな鏡子は会津藩の行く末は見えていた。いよいよ会津が滅びる時、岡元から手紙が届く…。『芙蓉千里』とはまた少し違うが鏡子は聡明で、聡明すぎて何にも心を動かされなかった。唯一の岡元とはしかし結局結ばれることなく終わるがしかし鏡子にとってはどちらも大した違いはなく。
読了日:07月11日 著者:須賀 しのぶ
たーたん (4) (フラワーコミックスアルファ)たーたん (4) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:07月10日 著者:西 炯子
人間に向いてない (講談社文庫)人間に向いてない (講談社文庫)感想
ニートがある日突然変異してしまう奇病。カフカは変異した者の視点で物語を紡いだが本作はその母親が主人公。おぞましい描写に目を背けたくなるが、これは社会が目を逸らしてきたことだと気付かされる。子育てに悩むシングルマザー。家族会の歪み。姿形は変わっても子供を見捨てられない母と父親との温度差。家族、幸せって一体何なのか。先日も子供がネグレクトの末に亡くなる痛ましい事件があったが、津久井やまゆり園の事件にも関連するテーマのように感じた。福祉職必読小説がまたここに誕生した。
読了日:07月09日 著者:黒澤 いづみ
修道女の薔薇 (創元推理文庫)修道女の薔薇 (創元推理文庫)感想
物語を理解できない。消えた修道女を探して欲しいという導入。アンジーがジョーナに会おうとしていたのは何故。そこで偶然、殺し屋イギーと再会してイギーはアンジーをうっかり殺してしまい、ジョーナを連れ去る。肝心のターゲットは殺し損ねて後日改めて。で、殺人の動機は市長が騙した投資家のうちの一人でその損失を補填させたかったから?ここんとこが一番分からない。アンジーが修道女になったのは、毒家族とイギーから逃れるため?アンジーが薔薇を愛して刺青まで入れたのは何故?市長や投資家の息子はただの変態?どうして心臓が必要だった?
読了日:07月08日 著者:キャロル・オコンネル
バスを待つ男 (実業之日本社文庫)バスを待つ男 (実業之日本社文庫)感想
同じ作者の長編ミステリ余りに酷かったので期待値ゼロだったが編集者が優秀なのかそれなりに楽しめた。杉江松恋の解説を先に読むと尚よい。ミステリでは定番のトラベルミステリだが最近流行りの路線バスを使っていて、且つ、長距離ではなく都内というのが面白い。更に、推理するのは自宅にいる妻なので、トラベルミステリと安楽椅子探偵の融合になっている。主人公=私は元刑事。典型的な老害キャラで全く好きになれないが、第二段が出たとこ見ると支持はあるのでせう。
読了日:07月06日 著者:西村 健
修羅の家修羅の家感想
第一章のインパクトがとにかくすごい。それだけじゃなくて最後まで読んだ時に第一章の意味が分かって二度美味しい(?)。筋運びに違和感は多々あるものの、全編に漂う暴力、グロテスクさ、不気味さが癖になり結局一気読み。そういうの弱い人は絶対やめた方がいいです。
読了日:07月04日 著者:我孫子武丸
カエルの楽園 (新潮文庫)カエルの楽園 (新潮文庫)感想
…別に私は憲法九条のためなら死んでもいいとは思ってないし、過去に日本が行ったことの事実を知りたいのであって自虐したいわけではない。事実をなかったことにしてひたすら米つきバッタみたいに謝って金払っておけばいいだろという態度が見え見えだから、いつまでも終わらないんじゃない?
読了日:07月03日 著者:百田 尚樹
文豪ストレイドッグス (19) (角川コミックス・エース)文豪ストレイドッグス (19) (角川コミックス・エース)
読了日:07月02日 著者:春河35
あの本は読まれているかあの本は読まれているか
読了日:07月01日 著者:ラーラ・プレスコット
盆土産と十七の短篇 (中公文庫)盆土産と十七の短篇 (中公文庫)感想
三浦哲郎という名前も『盆土産』という題名も知らなくても、あ、これ、教科書で読んだことある…と気づくのではないでしょうか。冒頭の『盆土産』をはじめ『とんかつ』等教科書掲載の作品を中心に編まれた作品集。書店で手に取った時、300ページに満たない本書は最近の弁当箱のような厚みに慣れた私たちには物足りなく感じるかもしれませんが、本書に収録の随筆を読むと、作者がどれほど短篇小説を愛し、何気なく見える文、ことばの一つひとつに作家の魂をかけて書いていたのかが分かる。『方言について』ば思わず声を出して笑ってしまったし
読了日:07月01日 著者:三浦 哲郎
健康で文化的な最低限度の生活 (9) (ビッグコミックス)健康で文化的な最低限度の生活 (9) (ビッグコミックス)感想
貧困ビジネス編。
読了日:07月01日 著者:柏木 ハルコ
ルポ 老人受刑者 (単行本)ルポ 老人受刑者 (単行本)感想
期待外れ。校正したのか疑わしい文章、焦点の曖昧さ、見え隠れする著者の偏見。方々に取材しているが、取材者の焦点が曖昧で聞くべきことが聞けていない。取材相手のキャリアや印象の記述はあるが何の目的で何の話を聞きに行ったのかが全く見えてこない。取材された方が気の毒になるレベル。何故、老人受刑者に興味を持ったのか、問題点はどこにあるのか。再犯を繰り返す老人受刑者問題は目新しいものではないのでその実態を統計資料と取材で明確にし、その上で浮かび上がってきた問題について考察するという内容を期待していたのだが。
読了日:06月27日 著者:斎藤 充功
大奥 18 (ヤングアニマルコミックス)大奥 18 (ヤングアニマルコミックス)
読了日:06月26日 著者:よしながふみ
ホワイトラビット (新潮文庫)ホワイトラビット (新潮文庫)感想
『白兎事件』それは、立てこもりと誘拐と、空き巣のグループと誘拐のグループと。一体何なんだ?と思わせながら物語は進む。…とても一言では言い表せない小説。とにかく読め、としか。残りページが少なくなってから畳みかけられる真相に目を白黒させながら読み終えた。大きなエピから小さなエピまで、パズルのように繋がっていく様はまさに伊坂マジック。堪能しました。
読了日:06月26日 著者:伊坂 幸太郎
異世界居酒屋「のぶ」六杯目 (宝島社文庫)異世界居酒屋「のぶ」六杯目 (宝島社文庫)感想
実写ドラマが始まったらしいが未視聴。・上司になってほしい人No.1ベルトホルトさん。・紅ショウガの天ぷら(フライ?)美味しいよね!関西の方(?)ではポピュラーらしいがこちらではあまり見かけない。たまにあると嬉しくてつい注文しちゃうしナマも進む。・美味しい魚の価値ってすごい。流通の問題があるからそれだけで貴重。・独り呑みも大好きだけれど、あれこれ食べられないのはつまらない。そんな時に友がいれば。どちらも素敵。・お好み焼き!なぜかお好み焼きは続けて「パーティー」とくっつけたくなるね。…etc感想書ききれない!
読了日:06月26日 著者:蝉川 夏哉
ねなしぐさ 平賀源内の殺人ねなしぐさ 平賀源内の殺人感想
平賀源内の生涯を、虚実織り混ぜながら描く。冒頭は、松の廊下を思わせる武士同士の刃傷沙汰と源内が被疑者となる殺人事件が描かれ、真相が気になるが、物語は時制を行き来しつつ源内を追っていく。時代小説を読み慣れないため登場人物の名前を覚えるのに難儀したが、武家社会の不自由さと源内のジレンマが伝わってきてよかった。
読了日:06月24日 著者:乾 緑郎
最果ての街 (ハルキ文庫 に 11-1)最果ての街 (ハルキ文庫 に 11-1)感想
山谷ハローワーク所長が、殺されたホームレス、飯樋の身元を探ると驚愕の真実が…。…という物語を描きたかった意図はわかるが小説としてもミステリとしても雑。被害者がホームレスとはいえ連続殺人(しかも後出し)を警察が放置する?被害者が周りと関わりを持とうとしなかった動機も薄いというか分からない。福島出身の根拠も…これだけ?「オヤジ」の家庭不和や終盤で畳み掛けられる意外な犯人も取って付け感が半端ないし逮捕の場面に至っては突っ込みどころありすぎ。
読了日:06月23日 著者:西村健
金田一37歳の事件簿(7) (イブニングKC)金田一37歳の事件簿(7) (イブニングKC)
読了日:06月23日 著者:さとう ふみや
ひみつのダイアリー (文春文庫)ひみつのダイアリー (文春文庫)感想
週刊文春の連載をまとめたもの。一つ一つが短くてすぐ読めるのはありがたい…が、読者は相当選ぶなぁと感じた。まず毎回の書き出し「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」を読んで面白いと思える人だけが対象読者層。だから?の無関心ややだーと忌避する人には向かない。
読了日:06月22日 著者:みうら じゅん
わたしの幸せな結婚 三 (富士見L文庫)わたしの幸せな結婚 三 (富士見L文庫)感想
3巻は清霞の両親登場。あと最後にラスボスっぽい人も。そんなことはどうでもよくて、出会いは確かに縁談だったけど色々あってとっくに二人は両想いだとお互い自覚しているかと思いきや。あぁもどかしい。でも一歩進展のあった巻。
読了日:06月18日 著者:顎木 あくみ
わたしの幸せな結婚 二 (富士見L文庫)わたしの幸せな結婚 二 (富士見L文庫)感想
美世の実家問題は前の巻で無事解決したので今回は清霞にライバル登場の巻。その名も新。今後の物語に大いに絡みそうな人々が沢山登場する巻でもある。清霞の姉の葉月はとてもいい人で安心。
読了日:06月18日 著者:顎木 あくみ
わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)感想
あらすじにある通り、典型的なシンデレラストーリー。韓流ドラマを思わせるベタな展開だけれどもだからこそなのか中毒性がある。先に漫画版を読み続きが気になって購入してしまう程度には私もハマってしまった。漫画は1巻の途中までしかまだ達していないので先が楽しみでもある。美世の実家問題がこの巻で終了したのは意外だった。幸次には是非ダークサイドに突き進んでいただきたかったが。1巻は伏線編ではあるが、異能とかそういうのどうでもいいから美世と清霞がいちゃらぶしてればそれでいい!
読了日:06月18日 著者:顎木 あくみ
読書嫌いのための図書室案内 (ハヤカワ文庫JA)読書嫌いのための図書室案内 (ハヤカワ文庫JA)感想
既存の文学作品を題材にした小説はビブリア古書堂の事件手帖をはじめ目新しいものではない。が、この小説ではモチーフとなる小説の内容にかなり踏み込んだ物語の構成となっており、必然、扱われる作品数もさほど多くない。「図書室案内」というよりは「読書感想文の書き方」の方が内容に即しているような気がするがそれでは誰も手に取らないか。ミステリ的仕掛けはやや牽強付会であるものの、全体的にハッピーエンドの結末がよかった。
読了日:06月18日 著者:青谷 真未
恋愛未満恋愛未満感想
中年版ボーイミーツガール。全体的にやや老害感が出てしまっているのが残念だが、一話目でさんざんな目にあった津田が二話目でとったアクロバティックな行動には度肝を抜かれた。夫の友人たちに交じる女性に嫉妬する様子を若妻視点で描いた三話目はありがちな設定と思いきや、夫婦だけの物語で落としこまない結末はさすが。掌編を挟んで最終章は『長女たち』を思わせる。一卵性母娘の介護の壮絶さが、経験に裏打ちされた圧倒的なリアルで迫る。ホラーテイストも感じられ、一、二話目とは全く異なる読後感だった。
読了日:06月16日 著者:篠田 節子
少女は夜を綴らない (角川文庫)少女は夜を綴らない (角川文庫)感想
理子は友人の加奈子を殺してしまったことから加害恐怖に陥る。親友のマキは受診をすすめるが、理子は自己流の暴露療法…空想の加害の模様をノートに綴ることで精神の均衡を保っていた。ある日加奈子の弟の悠人が現れ、加奈子殺しを黙っていて欲しければ父を殺す手伝いをして欲しいと申し出る。…鬱の母、連続ホームレス殺傷事件、理子を敵対するクラスメイトなど、これでもかという不幸が降りかかる。理子の気持ちがぶれたりサイコパス思考になったりと突っ込みどころはあれど、一気読みだったし99%ダークで1%の希望がある不思議な物語だった。
読了日:06月16日 著者:逸木 裕
オルガ (新潮クレスト・ブックス)オルガ (新潮クレスト・ブックス)感想
オルガという一人の女性の一生を追う。オルガのように強く賢く生きられたらと憧れた。愛する者には大きな欠点がありそれでも愛し続ける。もう二度と会えなくても。オルガはヘルベルトを変えたり、自分が無理に変わろうとはしない。そのことに最も心打たれた。
読了日:06月15日 著者:ベルンハルト シュリンク
潤みと翳り (ハヤカワ・ミステリ文庫)潤みと翳り (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
オーストラリアを舞台に、行方不明になった女性の消息を辿る。フーダニットとしても良作。圧倒的な自然を前に無力な人間たちの営みはある意味滑稽にも見える。けれどそのことこそが人間の営みなのかもしれない。
読了日:06月15日 著者:ジェイン・ハーパー
南相馬メドレー南相馬メドレー感想
作家、柳美里が家族と共に鎌倉から福島に移住し、そこでの暮らしを綴ったエッセイ。『命』他の著作で表紙を飾った息子丈陽くんはとっくに母の背を追い越し、高校でフルートを吹く。柳美里は住民と寄り添いながら、書店「フルハウス」の開店、劇団「青春五月党」を再結成し、上演を果たす。息子の成長に比してちっとも変っていないように見える作者の、あの細い体のどこからこのバイタリティーが生まれるのか。近況はSNS等で追ってはいたが、今の言葉を知りたく、また、演劇も鑑賞したくなった。
読了日:06月15日 著者:柳 美里
いいからしばらく黙ってろ!いいからしばらく黙ってろ!感想
龍岡富士は大学を卒業したものの、婚約者に振られ、就職も決まらない。卒業パーティで同級生にディスられた富士は会場を飛び出し、劇団「バーバリアン・スキル」の舞台を見る…が、開始10分で謎の異臭騒ぎが起き、持ち前の面倒見の良さから観客の避難誘導の指揮をとる。そのことがきっかけでスタッフとして、劇団の存続をかけた上演に関わることとなり…。ツッコミどころは多々あれど、ノリとイキオイで400頁超を読み切らせてしまう力量はさすが。物語の着地点が見えないまま、最後まで突っ走り、何も解決していないけれど一応大団円。
読了日:06月13日 著者:竹宮 ゆゆこ
警部ヴィスティング カタリーナ・コード (小学館文庫)警部ヴィスティング カタリーナ・コード (小学館文庫)感想
二十数年前に起きた、未解決の女性の失踪事件。刑事ヴィスティングは女性の夫と私的な交流を続けていた。失踪日に彼の家を訪ねるが、不在。そのことに心をざわつかせていた時、スティレル捜査官が未解決誘拐事件の捜査に訪れる。両者の事件には繋がりがある。ヴィスティングはシングルマザーで記者の娘に代わって孫の子守をしながら、24年間考え続けた失踪女性、カタリーナが残した暗号を今日もまた考え続ける。…もどかしいほどじっくり進行するが、未解決の謎と暗号、そこに齎された新たな視点が次々提示され全く冗長な感じはない。
読了日:06月12日 著者:ヨルン・リーエル ホルスト
七つ屋志のぶの宝石匣(11) (Kissコミックス)七つ屋志のぶの宝石匣(11) (Kissコミックス)
読了日:06月12日 著者:二ノ宮知子
ラジオ・ガガガ (双葉文庫)ラジオ・ガガガ (双葉文庫)感想
ラジオをテーマにした短編集。どちらかというとAM、深夜ラジオの話題が多いかもしれないが普段全くラジオを聞かないという人でも面白く読めると思う。ラジオの持つ孤独性、全国にリスナーが数多いることは知っているけれど、同時に、パーソナリティと一対一であるような錯覚を覚える感じや、お笑いとか正論とかバカみたいと思いながら引き込まれてしまう気持ち等が短い言葉で端的に描写されている。「三匹の子豚たち」は介護施設の老女が主人公で、次の「アブラヤシのプランテーション」は海外で逃亡中(?)の若者。
読了日:06月05日 著者:原田 ひ香
この国の不寛容の果てに:相模原事件と私たちの時代この国の不寛容の果てに:相模原事件と私たちの時代感想
社会に衝撃を与えた津久井やまゆり園事件。植松被告の主張は変わらないまま死刑が確定しようとしている。私はそれがとても残念だったが、この本を読んで、ずっと不可解に思っていた被告の動機が少し理解できた気がした。ありのままの自分を肯定することができず、役に立ちたいという気持ち。内なる優生思想。障害者の自己表現を汲み取れないケアラー。大規模施設の介護者と被介護者の力関係の弊害。生活習慣病を依存症臨床の視点から見る(非自己責任論)。セルフネグレクトアディクション的に存在したのではないか…。
読了日:05月30日 著者:雨宮 処凛,神戸 金史,熊谷 晋一郎,岩永 直子,杉田 俊介,森川 すいめい,向谷地 生良
あの日に消えたエヴァ (小学館文庫)あの日に消えたエヴァ (小学館文庫)感想
痛ましい暴力シーンが多いので苦手な人は注意(しかしそれもまた現実である)。カス=エヴァは予測できたもののこのオチは見抜けなかった。驚いたことは驚いたけれど、問題をすり替えただけのような…?エヴァの10年間は全く解決していないので続編があるならそこは説明して欲しい。カスは子供にDVが露見することをひたすら心配していたが、隠せるものだろうか?連鎖するというし、そこは心配。あとクリザの再登場期待。
読了日:05月30日 著者:レミギウシュ ムルス
歌舞伎座の怪紳士 (文芸書)歌舞伎座の怪紳士 (文芸書)感想
久澄は家事手伝いで離婚してシングルマザーの母を支えている。一度働いたものの、心身に支障をきたし、退職してしまったことに忸怩たる思いを抱いている。 久澄の自立がメインテーマで、歌舞伎座や劇場で起こるちょっとした事件を解決していく物語。怪紳士の正体は少し拍子抜け。チケット詐欺の話は少し分かりづらかった。 物語とは関係ないけど久澄と香澄の名前はそのままりぼん黄金時代のヒーローとヒロインの名前であり姉妹の母はその世代なのかな、と想像した。
読了日:05月28日 著者:近藤史恵
ゆるゆり (18) (IDコミックス 百合姫コミックス)ゆるゆり (18) (IDコミックス 百合姫コミックス)
読了日:05月28日 著者:なもり
バルタザールの遍歴 (角川文庫)バルタザールの遍歴 (角川文庫)感想
バルタザールとメルヒオールは一つの肉体を共有する双子。単純に解離性同一性障害かと思いきや、父の死から物語はファンタジー色を帯びる。けれどこの設定は物語の装飾でしかなく、ウィーンの貴族が時代に翻弄されながら如何に没落していくか、が主眼。語り手が入れ替わる構造は慣れが必要だけれど、戦争の足音に怯えながらもどこかコメディタッチの物語にぐいぐい引き込まれていく圧倒的筆力はデビュー作とは思えない。作中にもあるが、キュビズムの絵画を鑑賞したような、不思議な読後感。
読了日:05月28日 著者:佐藤 亜紀
はじめてのひと 5 (マーガレットコミックス)はじめてのひと 5 (マーガレットコミックス)
読了日:05月26日 著者:谷川 史子
警視庁文書捜査官 (角川文庫)警視庁文書捜査官 (角川文庫)感想
さすがにこじつけでは?ご都合主義を強く感じた。主人公チームがいつもあっさりアジトを発見するが必ずしも文書解析とは関係ない。キャラもさほど魅力的じゃない。あと、殺人事件と思いきや誘拐事件だった、とするなら伏線が足りない。うさんくさい企業間のトラブルという動機もイミフだし、複数殺されてる殺人事件の容疑者にあっさり逃げられるのもどうか。
読了日:05月25日 著者:麻見 和史
殺人都市川崎 (ハルキ文庫 う 10-1)殺人都市川崎 (ハルキ文庫 う 10-1)感想
こんなに川崎ディスって大丈夫?翔んで埼玉的なギャグでもないし。と思っていたら。さすが浦賀和弘。一筋縄ではいかなかった…。
読了日:05月24日 著者:浦賀和宏
鉄路の果てに鉄路の果てに感想
頭のいい感想は数多あると思うので。紙が厚めなので本自体に厚みを感じるが重さはさほどでもないし分量は新書一冊くらいの感覚。章立てが短くて地図や写真があり、またそれらについて本文できちんと解説してくれるので(さすが元報道カメラマン!)細部まで読者がストレスを感じることなく丁寧に作られている本だと思った。学校で意図的にスルーされてきた、日中戦争以降に日本が何をしてきたか。鉄道の旅と共に解き明かされていく。過酷な旅だけれど、スケールの違う大陸横断鉄道に乗車してみたくなった。
読了日:05月22日 著者:清水 潔
聖☆おにいさん(18) (モーニング KC)聖☆おにいさん(18) (モーニング KC)
読了日:05月22日 著者:中村 光
海炭市叙景 (小学館文庫)海炭市叙景 (小学館文庫)感想
映画を観たので、再読。
読了日:05月21日 著者:佐藤 泰志
そこのみにて光輝く (河出文庫)そこのみにて光輝く (河出文庫)感想
映画を観たので、再読。綾野剛池脇千鶴がとてもよかった。
読了日:05月20日 著者:佐藤 泰志
嫌な奴 (講談社文庫)嫌な奴 (講談社文庫)感想
最初から最後まで、三浦と和也はすれ違ったまま、お互いを「嫌な奴」と思い続けている。この先ずっとこの関係は変わらないのか、その示唆さえなく終わる。だからこそ、この二人はこの先もずっと一緒にいるのだろうという気もする。愛でなく、執着でもなく、言語化できない関係の二人の物語。
読了日:05月18日 著者:木原 音瀬
留萌本線、最後の事件 トンネルの向こうは真っ白 (ハヤカワ文庫JA)留萌本線、最後の事件 トンネルの向こうは真っ白 (ハヤカワ文庫JA)感想
ミステリとして、というより北海道の在来線が次々と廃線になっていくことに憤りを感じていることは伝わってきた。
読了日:05月17日 著者:山本巧次
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(9) (講談社コミックス)金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(9) (講談社コミックス)
読了日:05月17日 著者:船津 紳平
臨床探偵と消えた脳病変 (創元推理文庫)臨床探偵と消えた脳病変 (創元推理文庫)
読了日:05月17日 著者:浅ノ宮 遼
ちはやふる(44) (BE LOVE KC)ちはやふる(44) (BE LOVE KC)
読了日:05月17日 著者:末次 由紀
山賊ダイアリー(7)<完> (イブニングKC)山賊ダイアリー(7)<完> (イブニングKC)
読了日:05月05日 著者:岡本 健太郎
裏世界旅行 (小学館文庫キャラブン!)裏世界旅行 (小学館文庫キャラブン!)
読了日:04月29日 著者:二宮 敦人
ぼくが見つけたいじめを克服する方法 日本の空気、体質を変える (光文社新書)ぼくが見つけたいじめを克服する方法 日本の空気、体質を変える (光文社新書)感想
内容はとてもいいのだけれど、題名負けというか。いじめを克服する方法が書かれているわけではないように感じた。想像だけど、作者はとても頭のいい人で(何しろお医者さんだし)、だから、ここに書かれていることはとても正しくてそういう意味では「克服する方法」が書かれている。けれどそれはあくまでも作者がやってきて成功したことに過ぎない。どちらかというと本書の主眼は副題「日本の空気 体質を変える」にあると思った。
読了日:04月29日 著者:岩田 健太郎
機巧のイヴ 帝都浪漫篇 (新潮文庫)機巧のイヴ 帝都浪漫篇 (新潮文庫)感想
え、イヴ終わりなの?
読了日:04月28日 著者:乾 緑郎
御子を抱く御子を抱く感想
結局最後まで「星川」を中心としたコミュニティが一体何なのかわからないまま…。
読了日:04月27日 著者:石持 浅海
十三夜十三夜感想
お関は夫が不在のある夜、婚家を抜け出し実家へ戻る。いいところへ嫁いだと鼻高々の両親に、夫からの…今風に言うところの精神的DVを訴えて、離縁を申し出る。話を聞いて激昂する母に、父は、かわいい息子の太郎ともう二度と会えなくなってもいいのかと、戻るよう説得する。それを聞いて、死んだつもりで婚家に戻ることを決意するお関。ここまでが前半。後半、婚家に戻るため乗り込んだ車の車夫が初恋の相手であった。再会を喜ぶ二人だが、その道はもう二度と再び交えることはないことを確認してまた別れる。…前半のお関の決意の語りが哀しく
読了日:04月24日 著者:樋口 一葉
山賊ダイアリー(6) (イブニングKC)山賊ダイアリー(6) (イブニングKC)
読了日:04月22日 著者:岡本 健太郎
山賊ダイアリー(5) (イブニングKC)山賊ダイアリー(5) (イブニングKC)
読了日:04月22日 著者:岡本 健太郎
山賊ダイアリー(4) (イブニングKC)山賊ダイアリー(4) (イブニングKC)
読了日:04月22日 著者:岡本 健太郎
山賊ダイアリー(3) (イブニングKC)山賊ダイアリー(3) (イブニングKC)
読了日:04月22日 著者:岡本 健太郎
山賊ダイアリー(2) (イブニングKC)山賊ダイアリー(2) (イブニングKC)
読了日:04月22日 著者:岡本 健太郎
山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)
読了日:04月22日 著者:岡本 健太郎
雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか(黄)雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか(黄)
読了日:04月20日 著者:一穂 ミチ
銀の匙 Silver Spoon(3) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon(3) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月20日 著者:荒川弘
銀の匙 Silver Spoon(2) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon(2) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月20日 著者:荒川弘
銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月20日 著者:荒川弘
凪のお暇 7 (7) (A.L.C.DX)凪のお暇 7 (7) (A.L.C.DX)
読了日:04月17日 著者:コナリミサト
メタモルフォーゼの縁側(4) (単行本コミックス)メタモルフォーゼの縁側(4) (単行本コミックス)
読了日:04月17日 著者:鶴谷 香央理
銀の匙 Silver Spoon (15) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (15) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon 14 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 14 (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon (13) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (13) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon (12) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (12) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon (11) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (11) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon (10) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (10) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon (9) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (9) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon (4) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (4) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon (8) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (8) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon (6) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (6) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
銀の匙 Silver Spoon (5) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (5) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:荒川 弘
山賊ダイアリーSS(1) (イブニングKC)山賊ダイアリーSS(1) (イブニングKC)
読了日:04月12日 著者:岡本 健太郎
AX アックス (角川文庫)AX アックス (角川文庫)
読了日:04月12日 著者:伊坂 幸太郎
ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言
読了日:03月27日 著者:長谷川 和夫,猪熊 律子
三階に止まる三階に止まる
読了日:03月22日 著者:石持 浅海
見習い警官殺し 下 (創元推理文庫)見習い警官殺し 下 (創元推理文庫)感想
うーん。『許されざる』の期待値が高すぎた。同じような物語を期待する読者もよくないんだろうけれど、上巻まるまる1冊、いらなくないか?
読了日:03月22日 著者:レイフ・GW・ペーション
見習い警官殺し 上 (創元推理文庫)見習い警官殺し 上 (創元推理文庫)
読了日:03月22日 著者:レイフ・GW・ペーション
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(8) (講談社コミックス)金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(8) (講談社コミックス)
読了日:03月20日 著者:船津 紳平
Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラスRのつく月には気をつけよう 賢者のグラス感想
ある意味水戸黄門的な定型の日常の謎もの。だから安心していたら最後にやられた!
読了日:03月09日 著者:石持浅海
濱地健三郎の霊なる事件簿 (角川文庫)濱地健三郎の霊なる事件簿 (角川文庫)感想
文庫で再読。優れたミステリの書き手が怪談を書き、両者が融合したお手本のような仕上がりを再読でも堪能した。第二弾の刊行が待ち遠しい。
読了日:03月07日 著者:有栖川 有栖
希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿感想
物語の導入がよかった。語り手が徹底的に黒子になる余り、情けなさは際立ったがそこは語り手による演出とも捉えられる。お嬢様の造形がご都合主義すぎる気はするが、横溝を彷彿させられるムラ社会の人間関係と戦争の影と大きな資本に翻弄させられる人々の物語は切なく心に残った。
読了日:03月04日 著者:山本 巧次
赤い部屋異聞赤い部屋異聞感想
再録短編集。一作ごとに作者が解説するのはやや、しつこく感じなくもない。
読了日:03月03日 著者:法月 綸太郎
犬神館の殺人 (新潮文庫nex)犬神館の殺人 (新潮文庫nex)感想
犬神館を舞台に、現在と三年前を行き来する構成。密室もの。雰囲気ミステリ。
読了日:03月02日 著者:月原 渉
BLUE GIANT SUPREME (10) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT SUPREME (10) (ビッグコミックススペシャル)
読了日:02月28日 著者:石塚 真一
沈黙の少女 (海外文庫)沈黙の少女 (海外文庫)感想
誘拐された少女が救出されて、けれど彼女は一切沈黙を通した。娘を誘拐された父と、少女と、彼らと。あまりにも残酷で恐ろしい真実。
読了日:02月28日 著者:ゾラン・ドヴェンカー
大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店 2 (ゼノンコミックス)大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店 2 (ゼノンコミックス)
読了日:02月27日 著者:新久千映,猫原ねんず
ワカコ酒 14 (ゼノンコミックス)ワカコ酒 14 (ゼノンコミックス)
読了日:02月27日 著者:新久千映
巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)感想
全体的にこなれた。しつこく「小市民」言わなくなったし。それはそれで寂しくもあり。
読了日:02月25日 著者:米澤 穂信
デルタの悲劇 (角川文庫)デルタの悲劇 (角川文庫)感想
読み終えて後、作者の訃報。衝撃。まるで自らの死を予感していたかのようで。
読了日:02月24日 著者:浦賀 和宏
贖いのリミット (ハーパーBOOKS)贖いのリミット (ハーパーBOOKS)感想
シリーズものの宿命ではあるが、現在起きている事件よりウィルを巡るアンジーとサラの三角関係に枚数が割かれ過ぎていて食傷。冒頭からアンジーが死んだ、いや死んでないの繰り返しで、ダチョウ倶楽部のネタかい!とツッコミたくなることしばし。アンジーの母性にも疑問が残るしとにかく長い…。
読了日:02月23日 著者:カリン スローター
逢魔が刻 腕貫探偵リブート逢魔が刻 腕貫探偵リブート感想
LGBTネタはもうお腹一杯…。最終話は信用できない語り手モノと思いきや?腕貫さん登場まで焦らすなぁ…。ま、これはこれで。
読了日:02月23日 著者:西澤 保彦
休日はコーヒーショップで謎解きを (創元推理文庫)休日はコーヒーショップで謎解きを (創元推理文庫)感想
最初のピザショップの話が一番好き。ピザは美味しそうだし、トラブルを運んで来そうな悪者(笑)がピザを気に入って通うようになるエピソードがいい。そして最後に、全員野球(?)で悪者を撃退するのは痛快だった。
読了日:02月22日 著者:ロバート・ロプレスティ
家族パズル家族パズル感想
家族がテーマの短編集。ハートフル、泣ける‼的な物語ではなく。主人公or読者の思い込みを覆してくれる気持ちよさがある。特に書き下ろしの最後の短編はかなりトリックが効いているので再読必須。思いがけない伏線の妙も味わえました。…ボンドかわいいよボンド(詳しくは本編で!)
読了日:02月16日 著者:黒田 研二
パズルゲーム☆プレステージ 4 (ボニータ・コミックス)パズルゲーム☆プレステージ 4 (ボニータ・コミックス)
読了日:02月16日 著者:野間美由紀
七つ屋志のぶの宝石匣(10) (Kissコミックス)七つ屋志のぶの宝石匣(10) (Kissコミックス)
読了日:02月16日 著者:二ノ宮知子
アリバイ崩し承りますアリバイ崩し承ります感想
新人刑事が偶然見つけた時計屋には「アリバイ崩し承ります」…アリバイ崩しの安楽椅子探偵もの。若い男女というディティールはあるがラブ要素もないシンプルなミステリ。殺人事件から日常の謎まで、事件の内容も盛り沢山で読者を飽きさせないがこれをドラマにしようと思ったのはすごいなぁ。ミステリ職人の技が光る逸品。
読了日:02月16日 著者:大山 誠一郎
雲 (海外文学セレクション)雲 (海外文学セレクション)感想
スコットランドの田舎で育ちカナダで働く「私」がメキシコの古書店で思いがけず故郷の地名を見つけ、購入したのは『黒曜石雲』という書物だった。愛する人との出会いと別れ、奇妙な家族、友人。現実と幻想と歴史を経て「私」が辿り着いた場所とは。…身も蓋もないことを言うと、愛した女に婚約者がいたことに深く傷いた「私」。彼女の言葉も待たず、その地を去って二度と会わない。その後は人生の目的もないまま漂流するが出会いに恵まれ、結果、社長令嬢を娶る。晩年、自らの下半身が引き起こした事態に慄く。って、自業自得ではないか?
読了日:02月16日 著者:エリック・マコーマック
殺し屋、やってます。 (文春文庫)殺し屋、やってます。 (文春文庫)
読了日:02月16日 著者:石持 浅海
シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗感想
キャラクター小説としても、ミステリーとしても、中途半端。
読了日:02月13日 著者:高殿 円
七不思議のつくりかた (集英社オレンジ文庫)七不思議のつくりかた (集英社オレンジ文庫)
読了日:02月09日 著者:長谷川 夕
アオイトリ (ビーボーイノベルズ)アオイトリ (ビーボーイノベルズ)
読了日:02月09日 著者:木原 音瀬
深淵の怪物深淵の怪物感想
小説推理新人賞奨励賞受賞作を含む短編集。新人とは思えない落ち着いた書きぶりと、短い枚数でありながら情報が過不足なく配置された妙な校正、読者を気持ちよくミスリードさせるなど一つ一つ読み終えるごとに極上の逸品を味わった後のような唸り声が出た。特に受賞作の『~肖像』。私は結末放り投げ系は嫌いなんだけど、この決着のつけ方は本当にいい。『さかな~』は物語がそのまま読者に突き刺さってくるという意味でメタフィクションのようだった。『メーデー』ー~』もそうだけど真実とそれを人が知るということの合間を描きたいのだろうか。
読了日:02月08日 著者:木江 恭
ヒヒは語らず (ハーパーBOOKS)ヒヒは語らず (ハーパーBOOKS)感想
警察官のアマンダは姉の死の真相を探ろうと極秘で当時の関係者と個人的接点を持っていた。すると、姉と類似した事例が次々と見つかる。…好きになっちゃいけない相手なのに…という割にはアドナンの魅力が薄い。マグヌスが最低野郎で人心掌握ができるようにはとても思えない。色々とツッコミどころはあるがデビュー作らしく勢いは感じる。オチに意外性がなく冗長で、物語があまりに主人公に都合よく展開しすぎる。あと主要登場人物が全員片仮名4文字名前でうち二人がアから一人がマから始まるというややこしさはどうにかしてほしかった。
読了日:02月08日 著者:アンナ カロリーナ
一抹の真実: A GRAIN OF TRUTH (小学館文庫)一抹の真実: A GRAIN OF TRUTH (小学館文庫)感想
『もつれ』に続く三部作の二番目。前作でシャツキをどうしても好きになれなかったし今回もそうだが妙な魅力を感じるようにはなってしまった。さて、今回はポーランドの風光明媚な街サンドミエシュ。慈善家の若い婦人がユダヤ教の儀式を模した様子で殺される。容疑者もまた遺体で発見される。暗い歴史から逃れられなかった者の犯行なのか。街で「よそ者」であるシャツキにしか見えない真実とは。ユダヤ人迫害の歴史は私は疎いが、特定の人種を迫害すること、そのことが尾を引いて人々を分断する様子は他人事とは思えなかった。
読了日:02月05日 著者:ジグムント ミウォシェフスキ
ぼくのワンピース(下) (ウィングス・コミックス)ぼくのワンピース(下) (ウィングス・コミックス)
読了日:02月05日 著者:山田 睦月,菅野 彰
ぼくのワンピース(上) (ウィングス・コミックス)ぼくのワンピース(上) (ウィングス・コミックス)
読了日:02月05日 著者:山田 睦月,菅野 彰
夢十夜 (岩波現代文庫)夢十夜 (岩波現代文庫)
読了日:02月02日 著者: 
帰ってきた腕貫探偵 (実業之日本社文庫)帰ってきた腕貫探偵 (実業之日本社文庫)
読了日:02月02日 著者:西澤 保彦
ときどき旅に出るカフェ (双葉文庫)ときどき旅に出るカフェ (双葉文庫)感想
そのカフェは、月の1/3は休業している。店主が旅をして、旅先の美味しかったものをカフェのメニューとして提供してくれる。こんな素敵なカフェ、うちの近所にも欲しい!
読了日:02月01日 著者:近藤 史恵
コゴロシムラコゴロシムラ感想
カメラマンの仁科は、両腕がなくおまけに戸籍もない青年、新を引き取ることになる。彼の出生の謎と兄を探すべく週刊誌の編集長と共にコゴロシムラを訪れる。そこは、過去、産婆が子供を殺した事件があった場所だった。そこで明かされる驚愕の真実とは。…もっと、作者らしさを前面に出して欲しかった!新が何らかの福祉に嵌ることなく自らの力で将来を切り開いていく姿に凛々しさを感じた。
読了日:02月01日 著者:木原 音瀬
ロボット・イン・ザ・スクール (小学館文庫)ロボット・イン・ザ・スクール (小学館文庫)感想
タング、学校へ行く、編。物語の規模はだいぶ小さいが一家にとっては何かと一大事が続く。ベンの倫理観には時々頭を抱えてしまうが、これからもこの一家はうまくやっていくんだろう。
読了日:01月30日 著者:デボラ インストール
絞首商會絞首商會感想
メフィスト賞受賞作。とにかく読みづらかった…。この物語は、全員が〇〇に〇〇〇〇〇という大ネタをやりたいがために書かれたものだと終盤理解できるが装飾音が多すぎてメロディが分からなくなってしまった。
読了日:01月29日 著者:夕木 春央
テラフォーマーズ 21 (ヤングジャンプコミックス)テラフォーマーズ 21 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:01月27日 著者:橘 賢一
時空旅行者の砂時計時空旅行者の砂時計感想
12B++ 余命宣告を受けた妻を救うべく約60年タイムスリップして「竜泉家の呪い」を解く。…選考委員の加納朋子ではないが、なんだそりゃ!?と思わずにいられない設定、であるがそれ前提で且つトリックに絡ませつつ本格ミステリとしての体裁は整えている…んだろう多分。『屍鬼荘』と似た系統を感じるがあちらの方が細かいところのくすぐりが上手くて好印象だった。こちらの作者はとても真面目なんだろうけれど、トリックの検証は正直どうでもいい。そこんとこ飛ばして読んでも面白いと思える物語でればなおよかった。
読了日:01月25日 著者:方丈 貴恵
ゴースト アンド ポリス GAPゴースト アンド ポリス GAP感想
11B 新人警官の桐野が配属されたのは、ごんぞうが集う問題ありの交番だった。気落ちする桐野に副署長の戸村はある提案をする。…第一回警察小説大賞受賞作、の割に目新しいところがない。キャラも魅力があるとは言い難い。ノベライズを手掛けていただけあって最低限小説としての体裁は整えているが。
読了日:01月25日 著者:佐野 晶
出航出航感想
10C 大学生の「私」は母が家出して向かった先、北海道の独鈷路戸に向かう。「ネコバス」と呼ばれる怪しい乗り合いバスに乗ってたどり着いたそこでは内臓がはみ出た猫が動き、おぞましい虫(?)が跋扈する怪しい村。私は期せずして村の秘密を知ってしまい、内乱に巻き込まれていく。…白井智之の劣化コピー。妙な雰囲気の文章とおぞましい描写。あれよあれよという間に物語に引き込まれていく感じは独特。「私」の口調や思考回路が特殊だがこれは演出なのか否か。次回作で検討したい。
読了日:01月22日 著者:北見 崇史
オニキス -公爵令嬢刑事 西有栖宮綾子ー (新潮文庫nex)オニキス -公爵令嬢刑事 西有栖宮綾子ー (新潮文庫nex)感想
父は英国の公爵、母は宮家。そのハーフである綾子令嬢は警察官。余りある財産を使い、監察官として警察内部に巣くう病巣をばっさばっさと切り落としていく、ある種の痛快物語。作者の警察愛が溢れていて、第一章は特に、市井の人々の記憶にも新しい、警察署の金庫から八千万程の現金が盗難にあった事件を題材としている。現実はかなり後味の悪い結末だったようだが、この物語のようなオチだったらよかったのに、と思った。
読了日:01月22日 著者:古野 まほろ
ノッキンオン・ロックドドア2 (文芸書)ノッキンオン・ロックドドア2 (文芸書)感想
青崎有吾を読んでいつも思うのは、一切無駄な記述がなくて、シャープでスマート。かといって、わかる人だけわかってね的な思わせ振りな省略もない。前作、伏線として残された倒理と氷雨の過去が今作で明かされる。それはそれで衝撃だったが、この作品は、キャラ属性に頼っただけのなんちゃってミステリではない。短いながら、一つ一つの物語の謎は魅力的であり、解決は他の可能性が全て排除されている。解決は、ある種の苦さと馬鹿馬鹿しさを含んでいてそこもよい。館シリーズと甲乙つけがたく、今日も続編を待つのみである。
読了日:01月19日 著者:青崎有吾
文豪たちの怪しい宴 (創元推理文庫)文豪たちの怪しい宴 (創元推理文庫)感想
近文研究者の重鎮、曽根崎が気紛れで入ったバー。バーテンダーのミサキ、常連客の宮田と近文の名作を巡って交わされる議論。宮田が〆のカシスシャーベットを注文するとき、名作の解釈は大きく覆される。…誰もが知っている名作の解釈を覆す過程はなかなか痛快。最初の『こころ』が一番綺麗だった。ミステリ読みは最後の『藪の中』が面白いかな。各名作を既読でも未読でも大いに楽しめる内容だった。ゆっくりでいいのでぜひ続編を!
読了日:01月19日 著者:鯨 統一郎
探偵はぼっちじゃない探偵はぼっちじゃない感想
9B++ 中学生の緑川は受験を控え、伸び悩む成績のことで両親と揉めていた。そんなある日、星野という不思議な雰囲気の男子生徒から、小説を書いてほしいと誘われる。最初は突っぱねてた緑川だったが、いつしか夢中になる…。…もう一つの主人公、原口や緑川と甲本の関係など、主筋に関係ない要素を盛り込みすぎて焦点がぼやけてしまったのが惜しい。ただ、星野と叔父の微妙な関係性を本の揃え方で表現するところなど、光る箇所は沢山ある。作中作に挑んだのも意欲的。
読了日:01月18日 著者:坪田 侑也
黄金列車黄金列車感想
物語は主人公のバロクが住み慣れた部屋を退去するところから始まる。バロクはハンガリーの役人であり、ユダヤ人から没収した財産を積んだ列車に同乗すべく、家を出たのだ。没収財産をハンガリーの国有財産と名乗ることや荷や人を守るため時には積み荷から袖の下を自主的にあるいは強要されて渡す事に何も感じない訳はない。しかし作者は登場人物たちの内面に踏み込まず、リズム感のある文章でテンポよく物語を進めていく。読者の中には作者がある意味勝手に作った感傷ではないものが残ることになる。登場人物全員悪人でありそうではないのだ。
読了日:01月18日 著者:佐藤 亜紀
ちはるさんの娘(4) (アクションコミックス)ちはるさんの娘(4) (アクションコミックス)
読了日:01月10日 著者:西 炯子
初恋の世界 (7) (フラワーコミックスアルファ)初恋の世界 (7) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:01月10日 著者:西 炯子
もつれ (小学館文庫)もつれ (小学館文庫)感想
舞台はポーランド。集団セラピー参加者の一人、会社社長の男が目に焼き串を刺されて殺された。事件を追う検察官シャッキはセラピーの内容に困惑を隠せない。被害者の遺品から過去の未解決事件との関連が疑われ、捜査を進めるとシャッキの身に危険が迫る。果たして真相は。…時々、というには多すぎる下ネタに辟易。検察官と言えば日本では相当エリートだが、ポーランドではそうでもないらしい。秘密警察というものがリアルに生きている世界はただただ恐ろしい。
読了日:01月10日 著者:ジグムント ミウォシェフスキ
生まれながらの犠牲者 (創元推理文庫)生まれながらの犠牲者 (創元推理文庫)感想
田舎町で、13歳の少女が失踪した。事件を捜査するフェローズ署長に少女の母は非協力的で…。新訳のお陰か古さは感じない。署長あらゆる可能性を排除してたどり着いたこたえはあまりにも切ない。
読了日:01月06日 著者:ヒラリー・ウォー
そして誰も死ななかったそして誰も死ななかった感想
謎の覆面作家から絶海の孤島へ招待された5人の作家たち。招待主は姿を現さず、客たちは次々と遺体で発見される。傍らには人形が置かれている…というミステリーの王道な舞台で白井智之が描くのは、次々と死者が甦る世界。めちゃくちゃなようで本格。本格のようでめちゃくちゃ。最後の最後の最後まで目が離せない白井智之ワールドを堪能しました。
読了日:01月06日 著者:白井 智之
ノワールをまとう女ノワールをまとう女感想
8B+ Aにしなかったのは、奈美と雪江の関係を原田が知らないはずがない。むしろ関係を知った上で利用するだろうと思うから。桐野夏生を思わせる女一匹狼もので齟齬は感じつつも最後まで楽しく読めた。流石に乱歩賞受賞作。奈美と雪江のの出生も含めた過去のエピソードがいまいち。扱ってる題材は現代なのに主役二人の名前が昭和臭。と瑕疵はこれくらいにして。ヘイトなど、微妙な題材を扱っているが、作者の主張が見えない物語となっているところがよかった。最後は恋人が命懸けで遺したものが手懸かりだけどもう少し探偵らしさが欲しかった。
読了日:01月04日 著者:神護 かずみ
さよならの言い方なんて知らない。3 (新潮文庫nex)さよならの言い方なんて知らない。3 (新潮文庫nex)感想
平穏とPORTが手を組んで、最強の月生に挑む。けれど同盟はフェアには運用されず、歩はミケで暗躍する。戦いの行方は…。架見崎の成り立ちが少しずつ開示されていく。架見崎では死んだ者が生き返る。では架見崎で死ぬとは?架見崎に居る者は何を求めて戦うのか。続きが待ち遠しい‼
読了日:01月02日 著者:河野 裕
medium 霊媒探偵城塚翡翠medium 霊媒探偵城塚翡翠感想
推理作家の香月は霊媒を名乗る城塚翡翠と出会う。殺害現場で被害者の降霊をする翡翠だが、その証言に証拠能力がない。香月はその間を埋めるべく、推理を展開して様々な事件を解決する。…さすが、各種ランキング一位を席巻した作品。期待値に充分過ぎるほど応えてもらえた。内容は事件毎に章だてされていて読みやすいし、このパターンで続くのかと思いきや最後のどんでん返しは本当に驚いた。発行は講談社だが鮎哲賞受賞者らしさも垣間見えて古参のミステリ読みも満足すること間違いなし。令和二年元旦からよい読書ができて嬉しい。
読了日:01月01日 著者:相沢 沙呼
盤上に死を描く (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)盤上に死を描く (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
7D 名古屋市南区で老女を狙った連続殺人が起こる。被害者同士の繋がりはなく、遺体と共に残された将棋の駒が唯一の手がかりだった。水科刑事は、駒と被害者の年齢から、詰め将棋が作成できることに気付く。…雑。女性の詰め将棋ファンは珍しいということだが、詰め将棋に造形の深い女性が刑事として事件に関わること、ラスボス発見から確保までの展開もマンガと言ってはマンガに失礼なほど。雑誌の主幹が元刑事で主人公の女刑事と旧知の仲というのもご都合がよすぎだろう。
読了日:01月01日 著者:井上 ねこ

読書メーター

2019年の読書メーター

2019年の読書メーター
読んだ本の数:229
読んだページ数:66209
ナイス数:1442

青春鉄道 2020年度版 (MFコミックス ジーンシリーズ)青春鉄道 2020年度版 (MFコミックス ジーンシリーズ)
読了日:12月31日 著者:青春
つけびの村  噂が5人を殺したのか?つけびの村  噂が5人を殺したのか?感想
2013年、山口県限界集落で殺人放火事件が発生した。私はインタビューに答える男性の背後の家に貼られた異様な川柳の画像が瞬く間に拡散したことを覚えている…が、事件の概要や経過には全く無関心であった。本書は事件を丹念に追ったルポ。著者が本書を発行することになった経緯やオンライン上の有料記事などの記載もあり、期せずして2013年から現在までのノンフィクションライターの置かれた状況史としても読める。村は死によって包囲されている…は某有名ホラー小説の冒頭だが、村は噂によって包囲されている…現実の方がオソロシイ…
読了日:12月31日 著者:高橋ユキ(タカハシユキ)
文豪ストレイドッグス (18) (角川コミックス・エース)文豪ストレイドッグス (18) (角川コミックス・エース)
読了日:12月28日 著者:春河35
3月のライオン 15 (ヤングアニマルコミックス)3月のライオン 15 (ヤングアニマルコミックス)
読了日:12月26日 著者:羽海野チカ
沈黙の目撃者 (文芸書)沈黙の目撃者 (文芸書)感想
亡くなった人と会話ができる不思議なコップ。『ツナグ』を思わせる設定だがそこは西澤保彦。後半になればなるほどエログロ度がマシマシ。全く救いがないあたりいっそ潔い。コップの成り立ちの胡散臭さも面白くてその成立過程の物語も読みたかった。
読了日:12月26日 著者:西澤保彦
きのう何食べた?(16) (モーニング KC)きのう何食べた?(16) (モーニング KC)
読了日:12月25日 著者:よしなが ふみ
スワンスワン感想
ショッピングモールで起きた無差別殺人。犯人は殺され、自殺した。現場に居合わせた片岡いづみは生き残った者としてネットやテレビからバッシングを受ける。ある日、被害者の親族に雇われたという弁護士がいづみに接触。事件関係者を集めて当日の証言を突き合わせる会合に誘われる。…後味がいいとは言えないが、非常に印象深い小説だった。恩田陸のQ&Aや、藪の中のような各自の証言を突き合わせて本当は何があったのか突き止めていく物語かと思ったが、作者の意図はそこにはなかった。
読了日:12月25日 著者:呉 勝浩
カナダ金貨の謎 国名シリーズ (講談社ノベルス)カナダ金貨の謎 国名シリーズ (講談社ノベルス)感想
国名シリーズ第10弾。読みやすい文章と火村・アリスの心温まるやりとりはむしろ目くらまし(?)で、内容は本格ミステリであり、フーダニットありハウダニットあり、中編、短編織り交ぜてバラエティ豊かな内容。二人のファンとしては「あるトリックの」や「エア・キャット」がよかった。
読了日:12月23日 著者:有栖川有栖
グランドシャトーグランドシャトー感想
大阪、京橋のキャバレー「グランドシャトー」の伝説のホステス、ルーの生涯を、キャバレー史、ひいては芸能文化史を背景に描く物語。…ルーの生涯を描きつつ、ルーが憧れ、大好きな先輩ホステス、真珠の物語でもある。ルーは真珠にあこがれつつも、真珠のようにはなれないと自らが輝ける場所を目指す。真珠の内面は語られないけれど、ルーと一緒にチキンラーメンをすすっている時、真珠は本当に幸せだったんじゃないだろうか。親子でも、恋人ではないこの絆を何と呼ぶのかは分からない。でも二人は一緒にいて、確かに幸せだったんだろうと思う。
読了日:12月20日 著者:高殿 円
月の落とし子月の落とし子感想
6B 宇宙飛行士が、月でのミッション中に謎のウィルスに罹患した。たった一人生き残った日本人宇宙飛行士工藤晃は仲間の遺体をせめて地球に届けたいと帰還を目指すがトラブルが発生。宇宙船は千葉のマンションに墜落する。そして、未知のウィルスは拡散されてしまう。…と、ここまではSF苦手でもワクワクして読めたが後半。感染症の専門家が情に流されて発症者を放置したり、医療職でなくてもそれなりに賢いはずの茉由が暴走したりと残念な展開に。
読了日:12月18日 著者:穂波 了
それ以上でも、それ以下でもないそれ以上でも、それ以下でもない感想
5B+ 事件は早々に起こるものの探偵活動がなく、もどかしい。主人公の神父は苦悩してるだけで徹底的に何もしないのはいっそ潔いほど。終盤で物語が急展開して畳み掛けるように終わってしまった感じがした。淡々とした筆致で閉鎖的なコミュニティーの残酷さを描いているがもう少し説明が欲しかった箇所もある。正直、最後に…で?と思ってしまった。
読了日:12月16日 著者:折輝真透
よちよち文藝部 世界文學篇よちよち文藝部 世界文學篇
読了日:12月15日 著者:久世 番子
竜頭町三丁目帯刀家の徒然日記 毎日晴天! 番外編 (キャラ文庫)竜頭町三丁目帯刀家の徒然日記 毎日晴天! 番外編 (キャラ文庫)
読了日:12月15日 著者:菅野彰
【2019年・第17回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】 怪物の木こり【2019年・第17回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】 怪物の木こり感想
4B 少なくとのもエンタテイメントのミステリとしての文法は守られている。サイコパス言い過ぎだし文章が頭が悪すぎるところ、人物像が全く立ち上がって来ないところが気になる。
読了日:12月15日 著者:倉井 眉介
乙嫁語り 12 (ハルタコミックス)乙嫁語り 12 (ハルタコミックス)
読了日:12月14日 著者:森 薫
ちはやふる(43) (BE LOVE KC)ちはやふる(43) (BE LOVE KC)
読了日:12月14日 著者:末次 由紀
不穏な眠り (文春文庫)不穏な眠り (文春文庫)
読了日:12月12日 著者:若竹 七海
去にし時よりの訪人去にし時よりの訪人感想
3C+ この美文を私が理解できず。那智は最初から謎めいた人物として描かれているので、最後に正体を明かされても、だから?ってなる。
読了日:12月11日 著者:蓮生 あまね
名もなき星の哀歌名もなき星の哀歌感想
2B+ 良平はある日、大学で漫画家志望の健太と友人になる。健太がある日、尾行されてると言い出し、ほどなくしてジュンと名乗る男性が二人に接触。割りのいいバイトを持ちかけられる。…まず、ミステリではない。が、この賞ではよくあること。記憶を操作できるという能力からの物語の組み立ては新人離れしていた。多分、応募のために相当、原稿を削ったんじゃないかな。作中作とかディティールが星の瞳のシルエットを彷彿させられたが作者の年齢では知らないか。突っ込みどころは多々あれど、読ませる力はあったと思う。
読了日:12月08日 著者:結城 真一郎
インソムニアインソムニア感想
1C PKO派遣された隊員たちに何があったのか。PKOの是非、現場と幹部と政治家と医者の価値観の対立、風土病、文明から置き去りにされた村と国連軍という名の侵略、メンタルヘルス…とテーマがてんこ盛りで焦点がぶれている。
読了日:12月08日 著者:辻 寛之
パズルゲーム☆サクシード 5 (白泉社レディースコミックス)パズルゲーム☆サクシード 5 (白泉社レディースコミックス)
読了日:12月08日 著者:野間美由紀
沼の王の娘 (ハーパーBOOKS)沼の王の娘 (ハーパーBOOKS)感想
ヘレナは優しい夫と二人の娘に恵まれ、自家製ジャムの売れ行きも好調。しかし幸せな日々は、終身刑であったはずの父が脱走したと一報で暗転した。ヘレナの父は母を誘拐。電気も水道もない沼地でヘレナを出産。ヘレナはそこで12歳になるまで育った子どもだった。…ヘレナは狼に育てられた少女とも言える。沼を脱出し、所謂「普通」の生活を送る彼女だったが父の脱走をきっかけに過去を追想する。過去と現在が入り乱れる物語は最初とっつきにくいがサバイバルな内容とヘレナの揺れる内面に読者は身悶えし、ページをめくる手が止まらなかった。
読了日:12月07日 著者:カレン ディオンヌ
創竜伝14 <月への門> (講談社ノベルス)創竜伝14 <月への門> (講談社ノベルス)感想
何年ぶりの新刊なのか数えるのも億劫。今回も小早川奈津子は大暴れで四兄弟はマイペース、と。物語の端々に作者が垣間見えるのが田中芳樹の特徴ではあるが、書くことに倦んでいるように見えた。書きたくないなら書かなければいいものを。古今東西、完結しなかった物語はいっぱいある。
読了日:12月05日 著者:田中 芳樹
神とさざなみの密室神とさざなみの密室感想
右と左の活動家がそれぞれ密室で目を覚ます。傍らにはそれぞれのグループのリーダーと思われる死体が。記憶に欠落のある二人は、対立しつつも失われた真実を探るべく力を合わせる。…このご時世、なかなか難しいテーマを取り扱ったものだなぁと。作者自身の主義主張はあれど作品の中ではかなり用心深く中立を保っていると思う。密室ものというガチの本格ミステリと政治思想という相性が悪いとされてきたものを融合しようとした意図は感じるがいまいち混ざり切っていないような気がする。
読了日:12月02日 著者:市川 憂人
恋と国会 (1) (ビッグコミックス)恋と国会 (1) (ビッグコミックス)
読了日:11月29日 著者:西 炯子
炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火感想
1986年にロスアンゼルスで起きた図書館火災を中心に、アメリカの図書館の過去、現在、未来を描くノンフィクション。火事は衝撃的な事件だけれども、本作はそれがメインテーマではないので注意。翻って日本の図書館行政の何とも貧弱なことよ。
読了日:11月29日 著者:スーザン・オーリアン
生者と死者に告ぐ (創元推理文庫)生者と死者に告ぐ (創元推理文庫)感想
クリスマスを間近に控えたある日、散歩中の女性が狙撃され、射殺された。翌日にも狙撃事件が起き、新聞社に死亡告知が届く。捜査を進めるうち、被害者をつなぐ線が判明するが、関係者は口を濁し、警察は後手に回る。真犯人は誰なのか?最後の最後まで読者をやきもきさせる良質のフーダニットであり臓器移植問題に深く切り込んだ社会派ミステリ。オリヴァーとピアの無力感に心を痛めつつ、いつのまにか犯人が本懐を遂げることを望んでしまった。そして、被害者遺族の一人、カロリーネの活躍も本書の注目ポイント。なんて強くて賢い女性なんだろう。
読了日:11月29日 著者:ネレ・ノイハウス
メインテーマは殺人 (創元推理文庫)メインテーマは殺人 (創元推理文庫)感想
自らの葬儀の手配をしたその日、資産家の老婦人が殺された。作家のわたし(作者と同名)は元刑事のホーソーンから、この事件を捜査する自分を主人公に小説の執筆を依頼される。…前作の時も思ったが、事件とその解決はミステリ的に目新しいものはない。そこに作者と同名のワトソンが登場することによる語りの妙が本書の魅力だろう。ただ日本には既に有栖川有栖という作家=探偵=記録者がいる。読みやすいしキャラも立ってるし続編を意識してかホーソーンも謎が多いし(ここも火村、江神との共通項)全体としては満足です。
読了日:11月23日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
監禁探偵監禁探偵感想
美少女探偵アカネが監禁されながら(?)華麗な推理を披露して事件を解決していく。強制的な安楽椅子探偵もの。敢えて監禁されに行くという発想が凄い。奇抜なファッションと微妙な倫理観で読者も煙に巻きつつ、本当の目的が判明する最終話は壮絶。双子トリックを弄したりして、ミステリファンの心は擽られまくりでした。
読了日:11月21日 著者:我孫子 武丸
こうして誰もいなくなったこうして誰もいなくなった感想
短編集というには掌編あり中篇ありで、作者の言う通り、見本市、な作品集。正直これを読むなら火村アリスの短編集を読んだ方がよほど作者の魅力と実力がわかるのでは。ファンなら。
読了日:11月20日 著者:有栖川 有栖
緋い川緋い川感想
時は明治。鉱山の街を舞台に赴任してきた新米外科医が謎の事件を追う。横溝っぽさを出そうとしているのかもだがあまり成功してるとは。伝奇、ミステリ、社会派、時代劇、どれをとっても中途半端だった。
読了日:11月16日 著者:大村 友貴美
同潤会代官山アパートメント同潤会代官山アパートメント感想
同潤会アパートを舞台に、時代に翻弄されながらも逞しく生き抜いた八重の一生を描く…って朝ドラか。
読了日:11月16日 著者:三上 延
世にも美しき数学者たちの日常世にも美しき数学者たちの日常感想
同著者の、芸大を取材した既刊は面白かったが、これは柳下のドジョウを狙って失敗した感アリアリ。
読了日:11月15日 著者:二宮 敦人
白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)
読了日:11月15日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)
読了日:11月15日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)
読了日:11月15日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)
読了日:11月15日 著者:小野 不由美
ノースライトノースライト感想
青瀬稔は建築士として活躍していたが、バブル崩壊に伴い職を失った後、妻子とも別れ、鬱々とした日々を送っていた。そんな青瀬を自分の設計事務所にスカウトしたのがかつての大学の同級生である岡嶋。そんなある日、青瀬の代表作である信濃追分の家「ノースライト」が空き家になっていることを知る。施主の吉野は行方不明で、二階の窓の前にタウトの作らしき椅子が一脚置かれていた。椅子を手がかりに吉野の行方を探す青瀬。一方、岡嶋は地元に建設予定の美術館のコンペ受注に燃えていた。指名業者にノミネートされた矢先、岡嶋に記者が訪ねてくる。
読了日:11月08日 著者:横山 秀夫
目撃目撃
読了日:11月07日 著者:西村 健
黄色いダイアモンド (ビーボーイノベルズ)黄色いダイアモンド (ビーボーイノベルズ)感想
前半と後半でかなり趣が異なる作品。ボーダーの勇と彼をずっと見守ってきた邦彦。ゆうても勇は木原作品にしてはクズ度は低め。後半ではすっかりいいおとんになってる。後半の主人公は勇の息子、俊一。あの勇の息子にしては良くできた子で、そら辛い目にも合うけど、彼なら自分の未来を切り開いて強く生きていけるんじゃないかな。
読了日:11月06日 著者:木原 音瀬
クオリティランドクオリティランド感想
ペーターと愉快な仲間たちが巨大資本と戦うお話。笑えるけど笑えない。この小説を読んだ後でニュースを見ると、まるでこの世界がクオリティランドになってしまったような錯覚。
読了日:11月06日 著者:マルク=ウヴェ・クリング
世界のまんなか~イエスかノーか半分か 2~ (ディアプラス文庫)世界のまんなか~イエスかノーか半分か 2~ (ディアプラス文庫)
読了日:11月05日 著者:一穂 ミチ
イエスかノーか半分か (ディアプラス文庫)イエスかノーか半分か (ディアプラス文庫)
読了日:11月04日 著者:一穂 ミチ
祝祭と予感祝祭と予感感想
本編の、語られなかったエピソードを収録した短編集。出逢い編と副題をつけたい。本編の緊張感溢れるがっつり長編に対して、一つ一つのエピソードはごく短くて物足りなさを感じるほど。名曲のさわりだけ紹介されたアルバムのような趣。装丁も素敵で本編とあわせて本棚に飾りたい。ただ、これだけ読んでも意味がわからないと思うので、本編を読んでからがいいと思います。
読了日:11月03日 著者:恩田 陸
BLUE GIANT SUPREME(9) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT SUPREME(9) (ビッグコミックススペシャル)
読了日:11月03日 著者:石塚真一
OFF AIR(2)OFF AIR(2)
読了日:11月03日 著者:一穂 ミチ
St.ルーピーズ (祥伝社文庫)St.ルーピーズ (祥伝社文庫)感想
日本を代表する企業の子息令嬢が大学内で結成するオカルト研究会は揶揄をこめて「St.ルーピーズ」と呼ばれていた。そこに赤貧の二神が所属。二神にはある特技があった。…解説に詳しいが、作者の十八番である密室状態から消失したもの(人)の謎を解く、人が死なないミステリ。事件の背景のテクスチャも重くはない。消えてなくなりたいという願望が底辺にあるのか否か。トリックは細かいところまで詰めるのに人間関係は曖昧に残すのは、人間関係は物理トリックのように割り切れたり目くらまししたりできないという寓話か。
読了日:11月01日 著者:長沢樹
センチメンタル・フレンド (ビーボーイノベルズ)センチメンタル・フレンド (ビーボーイノベルズ)感想
7年過ごした女の家から追い出された久と、高校の同級生だった小田が再会する。行く当てのない久に同居を提案するが高校時代、久は小田から告白されていた。…「まやま」はよかったんだけど、ごりごりのBLが読みたく入手。ゆうても久はさほどクズでもなく、サド気のある小田に翻弄されるのみ。二人のかみ合いつつすれ違う気持ちがもどかしい。小田視点で描いたら久は相当酷い人になると思う。久はクズっちゃそうだけど、性別女だったら価値観が色々逆転しそう。
読了日:11月01日 著者:木原 音瀬
SF作家は担当編集者の夢を見るか? 毎日晴天! 17 (キャラ文庫)SF作家は担当編集者の夢を見るか? 毎日晴天! 17 (キャラ文庫)感想
秀の作品が映画化!浮かれる家族と奔走する担当の久賀を尻目に秀は他人事のように捉えていた。そんな帯刀家では子どもたちが成人式を迎え、保護者二人はしみじみ感慨に浸る。秀が情緒不安定になることを恐れる家族だったが、意外に穏やかな様子で…。…大河と秀が、担当編集者と作家という関係でなくなり、そのことに秀がやっと気付いた話。あなたが私を愛する気持ちを尊重する、という最初から繰り返されたテーマのようにも見えるが、秀は例によってやっと尻から殻が取れたところ。自分を粗末にすることは自分を愛する人をも粗末にするということ。
読了日:10月29日 著者:菅野彰
カメラはじめます! (サンクチュアリ出版)カメラはじめます! (サンクチュアリ出版)
読了日:10月29日 著者:こいしゆうか
捜し物屋まやま (集英社文庫)捜し物屋まやま (集英社文庫)感想
探し物屋を営む間山兄弟と隣人たちの物語。第一話は、放火されたゴミ屋敷の主、三井が主人公。ウラがないのが不思議なくらい人のいい間山兄こと和樹に救われたと思ったら、弟の白雄に初対面で殺されかける。…レーベルから想像はついたが作者にしては毒も暴力も控えめなので初心者に最適。能力と容姿はあるがメンタルがお子ちゃまな白雄と何があっても真っ白な和樹はいいコンビなんだろう。回収されていない伏線がないわけでもないから、続きも読みたいがファンとしてはこの毒の少なさが気になるので次はもう思いっきりヘドが出るいつもの感じで是非
読了日:10月28日 著者:木原 音瀬
サイコセラピスト (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)サイコセラピスト (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
数年前、夫を殺した容疑で逮捕された画家アリシア。彼女は事件以降、一枚の絵を残して以降、沈黙を貫いていた。精神病院にいる彼女を救えるのは自分だけだと、心理療法士のセオはアリシアのいる病院に転職する。アリシアの事件を紐解くうちに見えてくる驚愕の真実とは。…「サイコ」は本来「精神」の意味だが、あまりにも有名な映画や「サイコパス」などの派生語によって、得体の知れないホラーチックな雰囲気を持つ言葉になっている。この小説も、題名を直訳すれば「心理療法士」だが、当然「サイコ」の影響からは逃れられない。
読了日:10月28日 著者:アレックス マイクリーディーズ
恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下 (TO文庫)恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下 (TO文庫)感想
(上からの続き)赤松の哲学が理解できて、すると今度は八坂にやきもきする。また、何の悩みもなく飄々と生きているように見えた篠田にも苦悩があり、谷堂がそれを理解していくところもいい。人は見た目が9割、第一印象でほぼ決まってしまう、などとよく言うけれども、本当にそうだろうか?人は自分の見たいようにしか相手を見ない、見られない。自分の理解を超えた先を掴もうとする彼らが眩しく感じられる。この物語に超常現象や奇跡は何もない。ただ、人と人が交わることを奇跡と呼ぶのならば。
読了日:10月26日 著者:二宮敦人
恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 上 (TO文庫)恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 上 (TO文庫)感想
不思議なバー「ヒペリカム」。ここでは恋の悩みがたちどころに解決するという。3人の個性的な従業員とオーナーが経営する優しい場所に今日も悩める子羊が来店する。…特に印象的だったのは第二章。スタッフの谷堂と篠田がそれぞれ客の八坂と赤松の担当となる。実は八坂と赤松がカップル(未満)。生い立ちも性格も全く異なる4人がそれぞれの出会いを通して少しずつ成長していく。全員に少しずつ共感し、少しずつ反発を覚えた。唯一の女性キャラである赤松だが女性だからと共感はできない。むしろその奔放さに反発した。けれども(下に続く)
読了日:10月26日 著者:二宮敦人
拳銃使いの娘 (ハヤカワ・ミステリ1939)拳銃使いの娘 (ハヤカワ・ミステリ1939)感想
11歳の少女ポリーの日常はある日、急展開した。放課後、迎えに来た父ネイトに連れ去られる形で二度と家には戻れなかった。父ネイトの側がポリーの家となり、やがて「拳銃使いの娘」となる。…育ちより氏。ポリーはネイトの娘として備わった才能があり、訓練を経て立派(?)なちびっ子ギャングへと成長する。この物語に是非や善悪を論じるのは野暮だろう。少女と暴力というおぞましい組み合わせが見事なエンタテインメントに仕上がっていて読者はその恐ろしさと、少女が大人の世界を手玉に取って強かに生きていく姿に感服するのみ。
読了日:10月26日 著者:ジョーダン・ハーパー
シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか (集英社オレンジ文庫)シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか (集英社オレンジ文庫)感想
時は少し未来。シェイクスピアの正本以外の上映を禁じた世界で、かつての演劇仲間だった正道と空也は取り締まる警察と地下演劇人に別れていた。…シェイクスピアや演劇に全く知識がないのでだいぶ覚束ない読書ではあった。結果、私なりの解釈は、昨今喧しい表現に対する規制へ、表現者として出した一つの声明ではないかということ。私は難しいことはわからないが、今、表現に対して危うい世界が築かれようとしていることはわかる。観客(受け手)としては、ただ、面白いと思うものに正当な対価を支払うことだと思う。
読了日:10月24日 著者:菅野 彰
金田一37歳の事件簿(5) (イブニングKC)金田一37歳の事件簿(5) (イブニングKC)
読了日:10月23日 著者:さとう ふみや
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(7) (講談社コミックス)金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(7) (講談社コミックス)
読了日:10月23日 著者:船津 紳平
南部芸能事務所 season5 コンビ (講談社文庫)南部芸能事務所 season5 コンビ (講談社文庫)感想
メリーランド、ナカノシマ、津田あおいを抱える南部芸能事務所の物語はこれで最終巻。オーディション番組の決着がついた前巻は彼らとともにハラハラドキドキさせてもらったが、今回は番組以降のいわば日常のお話。番組が終わっても日々は続く。変わる人、変わらない人それぞれだけど日常は続いていく。なぜ、続けるのか?を、今、決めなくてもいい。できることをやる。それでいいんだって背中を押された気がする。それにしてもさみしい。また彼らに会いたい…。
読了日:10月23日 著者:畑野 智美
東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:10月23日 著者:小野 不由美
図南の翼 十二国記 (講談社X文庫)図南の翼 十二国記 (講談社X文庫)
読了日:10月22日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)
読了日:10月22日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)
読了日:10月22日 著者:小野 不由美
華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)
読了日:10月20日 著者:小野 不由美
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:10月20日 著者:小野 不由美
風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:10月20日 著者:小野 不由美
月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:10月17日 著者:小野 不由美,山田 章博
月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:10月17日 著者:小野 不由美,山田 章博
丕緒の鳥 (ひしょのとり)  十二国記 5 (新潮文庫)丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 (新潮文庫)
読了日:10月17日 著者:小野 不由美
魔性の子 (新潮文庫)魔性の子 (新潮文庫)
読了日:10月16日 著者:小野 不由美
風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:10月15日 著者:小野 不由美
風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:10月15日 著者:小野 不由美
黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:10月14日 著者:小野 不由美
黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:10月14日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)
読了日:10月14日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)
読了日:10月14日 著者:小野 不由美
17931793感想
結核を患うヴィンゲと帰還兵のカルデルが、運河に浮かんだ芋虫状態の遺体の謎を追いかける。題名通り舞台は1793年、スウェーデン。…ヴィンゲは死にかけだしカルデルは喧嘩早いしハラハラするがそんなのは序の口。権力に阻まれながら真実を追求するうちに見えてくるのはおぞましい現実。ページを捲るのがためらわれるほどだった。最後の最後までハラハラドキドキしっぱなしで不整脈を刻んだこともしばしば。結末は私好みで大変満足。作者が最後の最後まで読者を楽しませようとしたことがわかる。続編が待たれる。
読了日:10月13日 著者:ニクラス ナット・オ・ダーグ
イタリアン・シューズイタリアン・シューズ
読了日:10月10日 著者:ヘニング・マンケル
介護のうしろから「がん」が来た!介護のうしろから「がん」が来た!
読了日:10月09日 著者:篠田 節子
法月綸太郎の消息法月綸太郎の消息感想
法月綸太郎が活躍するシリーズ最新刊。四編のうち二編はドイルとクリスティの作家論でもある。読んでいてそのことに戸惑いもあったが、読書会の隅で、議論されている内容はよく分からないけど論者のパッションを目の当たりにしているような…かつて参加したオフ会を追体験しているような気持ちになった。
読了日:10月06日 著者:法月 綸太郎
途中下車はできません途中下車はできません感想
北海道のローカル鉄道駅を舞台に、ワケアリの人が集う。北海道の鉄道事情を絡めつつ、色々あって最後に大団円。…物語に意外さはなく大団円に至る強引さも散見されるものの、北海道のマイナーな名所が魅力的に描かれた物語。北海道は広すぎて、道内でも飛行機を使ったり、特急で数時間の移動が必要な土地だが、そこに行かなければわからない魅力があるのだろう。最終章で、Suica(の北海道版のKitaca)が地方で普及していない点を突いたトリックはなるほどと感心した。北海道の鉄道の未来が明るいものでありますように。
読了日:10月06日 著者:山本 巧次
悪意悪意感想
死んだはずの息子から電話がかかってくる『トム』。高名な作家の遺作は翻訳出版すること、という指示があった『レイン』。三十年ぶりに再会した親友から不穏な依頼を受ける『親愛なるアグネスへ』。学校中のアイドルだった少女が卒業パーティーの夜、失踪した『サマリアタンポポ』。新米教師が亡くなった生徒の成績をつけるため遺族の元を訪れる『その件についての全ての情報』。意外な結末を期待するより、そこに至る過程を楽しむのが吉。とはいえ『トム』と『情報』はそれぞれ別の意味でオチにぞくりとさせられた。
読了日:10月06日 著者:ホーカン・ネッセル
ゆるゆり (17) (百合姫コミックス)ゆるゆり (17) (百合姫コミックス)
読了日:10月02日 著者:なもり
凪のお暇(6) (A.L.C.DX)凪のお暇(6) (A.L.C.DX)感想
凪母上京編。前半。この物語がどこまで行くかわからないけど、凪と凪父(髪の毛くるくる)の再会があるとしたら凪母を地獄から連れ出してくれるのは凪父かもしれない。そしたら母問題クリア。(もしくは凪母の母が死んでしがらみがなくなって上京)。今後の展開としてゴンが恋と気づいた時=失恋。凪は慎二とモトサヤでメンヘラ化した市川さんを救うのがゴン(この二人よく似てるし)。で、色々解決するからお暇は終わり、でどうだろう。
読了日:10月02日 著者:コナリミサト
凪のお暇 コミック 1-5巻セット凪のお暇 コミック 1-5巻セット
読了日:10月01日 著者: 
さよならの言い方なんて知らない。2 (新潮文庫nex)さよならの言い方なんて知らない。2 (新潮文庫nex)感想
この物語の構造がゲーム的でありながら、同時にその中で、ゲームのシステムに挑む少年を主人公にするというメタ。世界の成り立ちに挑む、というテーマの作品は数多あるだろうが世界の枠を設定する…つまり、枠を内側でなく外側に作ったのが面白いと思う。単純にマトリックス的な世界かと思いきや、現実に存在した街の形跡もあることが判明する。また、平行世界の可能性も出てきた。一体、架見崎って何なのか。私、気になります。次巻が楽しみ。
読了日:10月01日 著者:河野 裕
作家の人たち作家の人たち感想
原稿を押し売りする風采のあがらならい作家、フレッシュな新人を募集する出版社。遅筆作家の玉稿を待つ編集者。題名をくじ引きで決める有能な編集者。文学賞の実態。最初から最後まで笑わせてもらって大いに楽しんだ。最後の章で創作者の業を感じた。新人発掘の章が一番面白かった!
読了日:09月27日 著者:倉知 淳
エレベーターエレベーター感想
兄の復讐をしようと銃を持って家を飛び出した少年ウィル。エレベーターは各階で停まり、その都度、彼がよく知る人物が現れる。タバコの煙が充満する箱の中で兄の死の真相が徐々に明らかになっていく。…散文詩。横書きで視覚的に配置されたテキストと凝った装丁で絵本の趣もある。不思議な味わいの物語だった。
読了日:09月25日 著者:ジェイソン・レナルズ
【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女感想
むらさきのスカートの女をひたすら描写する「わたし」。「わたし」と「女」の距離感が近づきすぎて、読者は女より「わたし」の方に興味が向くが、「わたし」は執拗に女に付きまとい続ける。その頃はむしろ女のことより「わたし」が誰で何なのかが知りたいのに、そのもどかしさが気持ち悪い。けれども、結局最後まで「わたし」のことはほぼわからないまま。つまり、他人を語る(騙る?)ことでしか輪郭を持てない「わたし」が浮かび上がってくる。同じ場所で同じようにクリームパンを食べても、「わたし」は「女」にはなれない。
読了日:09月25日 著者:今村夏子
みかんとひよどりみかんとひよどり感想
主人公の潮田は腕のいいフランス料理のシェフだが、紆余曲折あり、現在は個性的なオーナーの経営するフランス料理店の雇われシェフ。店は赤字続きでオーナーの要望もあり、ジビエ仕入れ方法に悩んでいた。狩猟免許を取得して初めて単独で狩りに出掛けた先で遭難してしまう。潮田を助けたのは、猟師の大高だった。腕はあるが金のために猟をしたくない大高を説得し、ジビエを店に卸してもらえることになる。オーナーにも好評で、経営も上向いてきたある日、大高がトラブルに巻き込まれていることを知る。
読了日:09月25日 著者:近藤 史恵
鬼灯の冷徹(29) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(29) (モーニング KC)
読了日:09月24日 著者:江口 夏実
ダンジョン飯 8巻 (ハルタコミックス)ダンジョン飯 8巻 (ハルタコミックス)
読了日:09月24日 著者:九井 諒子
教育格差 (ちくま新書)教育格差 (ちくま新書)
読了日:09月19日 著者:松岡 亮二
刑罰刑罰感想
短編集。罪に対する罰が、時に意味をなさない。弁護士でもある作者の虚しさが胸に迫る十二編。極限まで省略した文章は散文詩のようで、描かれる内容の胸糞悪さが際立つ。…黄色いポストイットがトラウマになりそうだった。
読了日:09月18日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
七つ屋志のぶの宝石匣(9) (KC KISS)七つ屋志のぶの宝石匣(9) (KC KISS)
読了日:09月18日 著者:二ノ宮 知子
肖像彫刻家肖像彫刻家感想
中身空っぽのくせに技術と妙な芸術家プライドだけはある主人公。中途半端な田舎(山梨)コミュニティのいいとこ悪いとこ両方描いて、そんな主人公を弟に持つ姉のキャラクターがまたいい。姉が語る壮絶な介護体験が『最高峰』で、後妻を通じて人の尊厳に繋がる。地域を守る寺と檀家の関係。馬刺を供えるという胡散臭さと生臭さ。SNSの功罪。オカルトを信じる大衆と冷静に精神科受診を勧める娘。全て良質のエンターテイメントに仕上がってる!ああ面白い!
読了日:09月18日 著者:篠田 節子
だから殺せなかっただから殺せなかった感想
鮎哲賞受賞作。関東で発生した連続殺人事件の犯人(ワクチン)を名乗る人物から新聞記者、一本木透宛に手紙が届く。曰く、誌上記者と討論をしたい、できなければ次の殺人を実行すると。記者魂と新聞社の経営状況判断翻弄されながら、一本木記者は犯人であるワクチンと討論を重ねていく。…大手新聞社の誌上で記者と犯人が対決するという謎の提示がよい。社会派ミステリーとして新人とは思えないくらいしっかり面白かった。タイトルの意味に、唸った。作者は新聞社関係者だろうか?
読了日:09月18日 著者:一本木 透
進撃の巨人 コミック 1-29巻セット進撃の巨人 コミック 1-29巻セット感想
期間限定無料版  13巻まで既読
読了日:09月18日 著者: 
レイチェルが死んでから (ハヤカワ・ミステリ文庫)レイチェルが死んでから (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
姉の家を訪れたノーラが見たものは、惨殺された姉レイチェルと吊るされた愛犬だった。警察を信用できないノーラは自力で捜査を始める。十五年前に姉が受け、未解決の暴行事件と並行して。…ノーラの暴走ぶりにドン引き。ノーラの一人称は一種幻想小説のような赴きがあり、一時は解決しないんじゃないかと危ぶまれたが、事件はきちんと解明され読者にも提示されるので安心めされよ。正直、読了しても脳内にクエスチョンマークが飛び交うが、大矢博子氏の解説で色々腑に落ちた。そういや、名前はレイチェルだし、コーンウォールも出てくるし。
読了日:09月16日 著者:フリン ベリー
真夜中の太陽 (ハヤカワ・ミステリ)真夜中の太陽 (ハヤカワ・ミステリ)感想
ノルウェー北部の小さな街、フィンマルクにやってきた男。ウルフと名乗り、無人の狩猟小屋へ滞在する。野生のトナカイや未亡人のレアとその息子クヌートと触れあいながら自らの来し方行く末に悩むウルフ。やがて、追っ手が現れる。…全体に静謐で、だからこそ物語が動く時の音(鼾、鐘の音など)や光景(火が燃えるところ)などが際立つ。ウルフたち三人が鱈を食べるシーンの美しさ必読。窮地に陥ったウルフ自身の知恵と、状況が味方をして危機を脱するところの老人の話が長かったことが難点と言えばそれだが、年寄は話が長いものだし、
読了日:09月09日 著者:ジョー ネスボ
ジグソーパズル48ジグソーパズル48感想
私立曙女子高を舞台にした物語。小説というより文章で書かれたパズル。だから、ん?となる箇所は度々あるけれども、そこを指摘するのは野暮でしょう。各章の登場人物の名前、数字、日付等色々仕掛けはあるのでしょうが、検証好きな人にお任せします。どこかにアップしてくれたらうれしいです。
読了日:09月08日 著者:乾 くるみ
W県警の悲劇 (文芸書)W県警の悲劇 (文芸書)感想
架空のW県を舞台に、警察官の活躍(?)を描く連作短編集。…Wは和歌山かと思ったが一切関連なくwomanのWなのだろう。ブラックさが売りなのだと思うが捻り方が一周回って作者のどや顔が見えるようなのはちょっと、辟易。『blue』で期待するとかなり肩透かしかもしれない。短編集はあまり、向かないのでは…。長編に期待します。
読了日:09月08日 著者:葉真中 顕
わが母なるロージー (文春文庫)わが母なるロージー (文春文庫)感想
パリで爆破事件が発生し、容疑者の青年が出頭する。要求は殺人罪で拘束されている母と自分を国外に逃がしてもらえたら、残りの爆弾の在処を教える、と。捜査にあたったカミーユ警部は青年の要求に違和感を覚える。相棒のルイと共に青年と母の過去に迫るうち、恐ろしい事実が浮かび上がる。青年の本当の狙いは一体何か。…中編のため、分量的には物足りなさを感じるが、カミーユ警部の活躍ぶりは十分堪能できた。爆弾の脅威、国家の威信、マスコミ対策。カミーユは彼の勘に従って捜査を進めるが彼は孤独ではなく、傍らには優秀なルイが控えている。
読了日:09月08日 著者:ピエール ルメートル
さよならの言い方なんて知らない。 (新潮文庫nex)さよならの言い方なんて知らない。 (新潮文庫nex)感想
香屋歩と秋穂栞は高校生。もう一人、トーマと三人はあるマイナーなアニメファンとして強い結束があったが、トーマは中学生の時、謎のメッセージを残して失踪していた。ある日二人の元に謎の招待状が届く。警戒しながら行ってみると、謎のカエルと遭遇し、架見崎という街にいた。生き残るため、この世界にいるトーマと会うため香屋と秋穂は戦争に巻き込まれて行く。…思考実験。あと、フィクションと現実をいいように混ぜて一種メタ的な世界観。異世界ものと言っていいんだろうけど主人公、香屋の目的はかなり独特。序章というとこで続きが楽しみです
読了日:09月05日 著者:河野 裕
不見【みず】の月 博物館惑星2不見【みず】の月 博物館惑星2感想
博物館惑星ことアフロディーテを舞台に芸術と美と、人々を描くシリーズ。前作の主人公、孝弘はすっかり落ち着いて新人を指導する立場に。今回は新人の自警団員(警察のようなもの)兵藤健が主人公。学芸員でない彼は、叔父さんのことを抜きにすれば、フラットな気持ちで芸術と向き合っていて好感が持てる。ダイクとの掛け合いも楽しい。盲目のミュージカル評論家が登場する『お開きはまだ』が一番好き。やっぱり、エンターテイメントは楽しまなくちゃ!続編も楽しみなので、未収録の短編も併せて早いとこ刊行して欲しい。
読了日:09月01日 著者:菅 浩江
私のイサベル (ハヤカワ・ミステリ)私のイサベル (ハヤカワ・ミステリ)感想
カウンターのステラは、クライアントのイサベルが幼い頃行方不明になった娘のアリスではないかと感じ、職務を逸脱した行動をとる。そのことで周囲から信用を失い、精神的に不安定になり、孤立する。一方、イサベルは母との関係性に問題を抱えていた。やがて、母の異常性を自覚するようになり、ステラの周囲に危険が迫る…物語はシンプルだが、冗長に感じた。ステラはカウンセラーであるにも関わらず、話の持って行き方が下手すぎる。イサベルの写真ひとつで周囲は納得したのでは?
読了日:08月31日 著者:エリーサベト・ノウレベック
いつかの岸辺に跳ねていくいつかの岸辺に跳ねていく感想
護と徹子は幼馴染み。前半の護パートは、不器用だけれど誠実な徹子の側に護がいて、成人式で再会した二人が小さい奇跡を起こすお話。はてこの物語はどこへ着地するのか?と思いきや、後半の徹子パートでは、様相が一変。徹子がある能力を使ってたった一人で「悪魔」と闘い続ける。…のほほんとした前半に比べて後半は苦しく切ない。特殊能力で世界を革命しようとするのではなく、身近な人のために我が身を捨てて奔走する徹子がいじらしく、ラストは涙腺崩壊だった。親友を救えなかった罪悪感を抱える徹子に、お祖母様がかけた言葉が特に心に残った。
読了日:08月30日 著者:加納 朋子
指名手配 (創元推理文庫)指名手配 (創元推理文庫)感想
私立探偵コールは、ティーンエイジャーの息子をもつ母親から、息子が最近妙に金回りがいい。犯罪に加担しているなら逮捕より前に自首させたい、との依頼を受ける。息子は窃盗団の一味であることが判明したが、探偵に先んじて窃盗団の一味の命が狙われている。危機を伝えるも息子は仲間と逃亡。息子の命は守れるのか?…非常に良質のエンタテインメントで最初から最後まで面白く読めた。依頼内容はありきたりな心配性の母親のものかと思いきや、殺し屋の出現で急にきな臭くなる。依頼人とその息子は窃盗はともかく命を狙われる理由が分かっていない。
読了日:08月28日 著者:ロバート・クレイス
大奥 17 (ヤングアニマルコミックス)大奥 17 (ヤングアニマルコミックス)
読了日:08月28日 著者:よしながふみ
ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)感想
ケイトは遠縁のコービンと住まいを交換することになり、ボストンで暮らし始める。居心地のよさそうな家に着き、安心した矢先、同じアパートの住人が殺されたことを知る。更に他の住人からコービンと被害者と親しい関係にあったと聞き、確認するが、彼は否定。一体、何が起きているのか?…暫くはケイト視点で物語が進むため、読者もケイトと一緒に不安な気持ちを味わう。物語の輪郭が見えてくるのはコービンパート。これはホラーではないが、種類の異なるホラー映画を楽しめたようでお得感があった。
読了日:08月27日 著者:ピーター・スワンソン
大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店 1 (ゼノンコミックス)大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店 1 (ゼノンコミックス)
読了日:08月27日 著者:新久千映,猫原ねんず
ヘルプマン!! 取材記 Vol.3ヘルプマン!! 取材記 Vol.3
読了日:08月24日 著者:くさか里樹
ヘルプマン!! 取材記 vol.2ヘルプマン!! 取材記 vol.2
読了日:08月24日 著者:くさか里樹
ヘルプマン!! 取材記 vol.1ヘルプマン!! 取材記 vol.1
読了日:08月24日 著者:くさか里樹
IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
アイゼイアは黒人の青年で職業(?)は探偵。通称IQ。謎の巨大犬に襲われて引きこもりになってしまった有名ミュージシャンの護衛の仕事を引き受ける。事件を調べるうち、IQと相棒のドッドソンの元にも同じ殺し屋が現れる…。IQ、新たなるシャーロックホームズ、らの愛称の割にはアイゼイアの「すごい」ところが見えてこない。大金が必要な理由も、交互に挟まる過去編によって徐々に明らかになるが、だとしてもアイゼイアの行動には謎が多いように見える。殊更、黒人や孤児であることを強調してお涙頂戴的にしないのはアリだとは思うけれども。
読了日:08月24日 著者:ジョー イデ
ワカコ酒 13 (ゼノンコミックス)ワカコ酒 13 (ゼノンコミックス)
読了日:08月24日 著者:新久千映
夢の迷い路夢の迷い路感想
エミール&ユッキーシリーズ第二弾。同級生の二人だがコンビを組んで現場に赴き探偵活動するのではなく関係者から話を聞いて推理を組み立てる。全4話各読み切り。会話だけで物語が進む。回想シーンはなく当時の関係者の心情も登場人物が想像するのみとなっている。そのため注意深く読まないと関係者相関図が???となり実際「ワイン」はメモを取った。「シナリオ」が作者らしい一種強引な展開とユッキーの叔父のキャラも併せてよかった。しかし一番驚いたのはあとがきで作者が断酒していることを知ったことかな…。
読了日:08月19日 著者:西澤 保彦
営繕かるかや怪異譚 その弐営繕かるかや怪異譚 その弐感想
怪異譚というより、怪談。「芙蓉忌」は隙間から女を覗き続ける男が、自覚しつつも抗えず、静かに狂気を募らせていく。余韻のあるラストも含め一番気に入った。「まつとし」「魂」は今市子の「百鬼夜行抄」で読みたい。「水の声」はやや説明的で怪談の趣には欠けるが最後の「まさくに」がまたよかった。父親の都合で田舎に引っ越したが、そのこと自体ではなく両親の不和で傷つく子ども。それゆえに「秘密基地」を希求する。祖母が好きなのは単純に甘えさせてれるだけではないという理由もいい。怪異を祖母と共有するのもまた面白かった。
読了日:08月16日 著者:小野 不由美
ツキノネツキノネ感想
動画配信で予言をする少女「ツキノネ」。熱狂的なファンのが素性を突き止め、彼女を監禁していた老夫婦を殺害してしまう。「ツキノネ」は「弥生」という名を与えられ児童養護施設へ行く。その施設職員の古河の婚約者でフリーライターをしている文乃はある絵の前で失神してしまう。作者の荒木はダム湖に沈んだかつての故郷を圧倒的に写実的な筆致で描く画家であり、その源は荒木の記憶のみであった。古河から「ツキノネ」の話を聞いた文乃は荒木が描く小階地区の地誌に同じ記述があることに気づく。かつて小階地区に何があったのか、ツキノネとは何か
読了日:08月14日 著者:乾緑郎
アンティミテ (ディアプラス文庫)アンティミテ (ディアプラス文庫)感想
画商の和楽と画家の群の恋。『ひつじの鍵』スピンオフだけれどもそんなことすっかり忘れていても楽しめた。末永く幸せになりそうな二人だし実際そうなのだろうけれど、群は画家として、和楽はその創作物に値段という価値をつける者としての葛藤も生じるだろう。ただ、お互いがお互いをよく知るだけにそのことも二人で力を合わせて乗り越えていけるような気がする。ずっと未来。美術館に飾られた群の作品を見る人は和楽を知らないかもしれないけれど、生涯売却されなかった「習作」シリーズが展示されて、そのモデルのことは有名になるかもしれない。
読了日:08月13日 著者:一穂 ミチ
文豪ストレイドッグス BEAST (角川ビーンズ文庫)文豪ストレイドッグス BEAST (角川ビーンズ文庫)感想
芥川が探偵社に、敦がポートマフィアに入社していたら?の世界。公式でやるだけあって単純に設定を入れ替えた二次創作ではなく、この物語自体が作中作というかメタ的扱いもされていて、そこがもう一つのキモになっている。とはいえ難しいことは何もなくていつもの探偵社、ポートマフィアの面々がおバカなことやってるオールスターギャグ本のノリ。本当に芥川が探偵社に入った方が毎日面白かったんじゃないかとか敦に大変失礼なことまで考えてしまった。メインは芥川vs敦再びだけれども、いつもは飄々としてる太宰のもう一つの顔も見どころ。
読了日:08月12日 著者:朝霧 カフカ
のっけから失礼しますのっけから失礼します
読了日:08月12日 著者:三浦 しをん
モディリアーニにお願い (4) (ビッグコミックス)モディリアーニにお願い (4) (ビッグコミックス)
読了日:08月12日 著者:相澤 いくえ
バッドビートバッドビート感想
ワタルとタカトは房総半島沖の名もなき島で生まれ育ったが、その場所は今、レイ・ランドという一大アミューズメントパークと化し、眠らない島と変貌した。島を飛び出し、伝手を頼りに東京でヤクザ者の下っ端となっていた二人だったが頼まれたお使い仕事で予期せぬトラブルに巻き込まれ、島の中を逃亡することになる。事件の真相は、彼らの運命や如何に!?…とにかくイキオイそのものの小説。漫画の原作なのか説明が圧倒的に足りないが疾風感の前にまぁいいかという気がしてくる。
読了日:08月08日 著者:呉 勝浩
文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳 (角川ビーンズ文庫)文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳 (角川ビーンズ文庫)感想
かつて相棒だった太宰と中也の過去の物語。…すみませんそんな設定すっかり忘れてました。太宰は昔から太宰だけど中也は色々あって今の(?)中也になったエピソードが描かれている。事件そのものは大きくないのであっさり解決する(この文庫の薄さを見ても一目瞭然だが)けれど、後の伏線がたんまり張られていて、また、次巻も予告されているので次が楽しみです。
読了日:08月06日 著者:朝霧 カフカ
ゴーストライター (創元推理文庫)ゴーストライター (創元推理文庫)感想
上演中の舞台の客席で、脚本家が喉を裂かれて殺された。捜査するマロリーと愉快な(?)仲間たち。第二の死体と謎のゴーストライター。一癖も二癖もある舞台関係者と交わされる腹の探り合い。過去の事件の鍵を握る保安官。蔓延する薬物と違法取引。捜査側も含めて登場人物全員のキャラが濃すぎて、お前ら全員まとめて犯人だろう!という気がしてくるが最後に真相は明かされる。ただ、何が起きたかという事実と真相は全く別物なのだという切なさを感じた。シリーズ物の宿命ではあるが、最初から最後までマロリーマロリーでやや食傷気味ではあった。
読了日:08月05日 著者:キャロル・オコンネル
銀魂―ぎんたま― 77 (ジャンプコミックス)銀魂―ぎんたま― 77 (ジャンプコミックス)感想
感覚的には150巻くらいのつもりだったがまだ77巻だった最終巻。本誌で終われず別媒体に拠点を移したり、それをネタにしたり特厚のコミックスを出したりしてたけどいい前例を作ったんじゃないかと想像。最終巻も「いつもの銀魂」だった。 最後の最後に本当の先生が現れて、愛弟子たちと再会できて、本当によかった。あの素敵な人たちを導いた先生に私もずっと会いたかった。 …さて、次の作品が発表されるまでは部屋中に散らばっている既刊を読み返すかな。
読了日:08月05日 著者:空知 英秋
ののはな通信ののはな通信感想
お嬢様学校の同級生、ののとはなが交わした書簡で構成された物語。外交官の娘でおおらかな性格のはなと、成績優秀だけれど家は貧乏で親とも分かり合えないリアリストののの。二人は寸暇を惜しんで手紙を書き、送る。けれど、何もかも分かり合えていたと思ったのは、錯覚だった。…予想していた展開は最初の100頁くらいで訪れてしまい、この先どうなるの?とどきどきしながら読んだ。どれだけの言葉を尽くしても、私はあなたにはなれない。その悲しさを背負いつつそれでも人は人と、言葉というツールを使って、触れ合う。
読了日:08月02日 著者:三浦 しをん
人ノ町 (新潮文庫nex)人ノ町 (新潮文庫nex)感想
旅人が、既に滅びた世界に残った町を旅していく。それぞれの町は「犬」「日」「風」等の特徴がある。…物語が進むにつれ、旅人の正体や目的、世界観が明かされていく。「ノ町」シリーズ化希望。この物語には大きな特徴があって、まず、旅人と町に名前が付いていないこと。町の名前はその特徴からそのように呼ばれているに過ぎない。新聞や手紙のようなものも登場しない。文字はあるのか?通信は?生殖はどうなっているのだろう?(子どもの描写があるからあるにはあるのか。学校らしきものもあった。失われたものを人は再び獲得するのか。
読了日:07月30日 著者:詠坂 雄二
君待秋ラは透きとおる君待秋ラは透きとおる感想
透明化という異能を持つ君待がスカウトされた組織は国家に属するものだった。成り行きで所属することになった君待は次第に異能に関する国家レベルの秘密を知っていく。ある日、そんな異能者の一人が亡くなった。全貌を把握できないまま君待は同僚の麻楠と一緒に葬式で警護をすることになる。…大いなる序章、と感じた。実際、ラストはそのように仄めかされている。君待が他の同僚たちと活躍する続編に期待。
読了日:07月30日 著者:詠坂 雄二
慟哭は聴こえない (デフ・ヴォイス)慟哭は聴こえない (デフ・ヴォイス)感想
大好きなシリーズの新刊。勿体なかったけど一気に読んでしまった。手話通訳士の荒井を巡る短編集。メインとなる物語と並行して4話通じて荒井自身の物語が紡がれる。1話目のラストで読者に衝撃を与え、最後には、全てが円満に解決とは言えないけれどもいい方向に向かっていく様子が見られて安心した。4つの物語のうち何森が主役の「静かな男」が印象的だった。何も言わず死んでいった名前も分からなかった男の届かなかった言葉を、TVスタッフの日吉、何森、荒井がその母親に届ける。彼らを突き動かしたものは正義感とか使命感ではない。
読了日:07月28日 著者:丸山 正樹
メタモルフォーゼの縁側(3) (単行本コミックス)メタモルフォーゼの縁側(3) (単行本コミックス)感想
(2から続き)うららは雪の心身の状態を彼女なりに理解し、気を遣えるところは遣える聡明な子。それでも理解の及ばないところはあるだろうし、何らかの家庭の事情があるうららに踏み込まない雪の姿勢もとてもいい。とはいえこれからうららは創作活動に足を突っ込んでいくわけでそうすると己の内面・外面に否応なしに向き合うことになっていく。そこに雪はどう絡んでいくのか。この二人の素敵な関係が永遠に続くことをつい願ってしまうが作者は容赦なく二人に「将来」を突き付けていく。私も雪が大好きな漫画家に送った言葉を作者に送りたい!
読了日:07月28日 著者:鶴谷 香央理
メタモルフォーゼの縁側(2) (単行本コミックス)メタモルフォーゼの縁側(2) (単行本コミックス)感想
(1から続き)覚えていられなかった自分への不甲斐なさ。予定を立てて遂行する達成感と挫折。一度は諦めようかと思ったけれど「わく わく わく わく」に突き動かされて、電車にまで乗ってしまう(予め電話で在庫確認して取り置き依頼するところ、雪さんやるな!と思った)。かといって敢えてうららのいる書店まで行くわけではないその距離感。もう一つは、単行本の刊行ペースを計算して自分があと何冊読めるか計算してしまう話もいい。これは若い頃には私も分からなかったことだけれど今では実感として感じる。(3へ続く)
読了日:07月28日 著者:鶴谷 香央理
メタモルフォーゼの縁側(1) (単行本コミックス)メタモルフォーゼの縁側(1) (単行本コミックス)感想
3巻一気読み。好奇心旺盛でアクティブな70代の雪さんとちょっと無気力な女子高生うららがBLを通じて友達になっていく。今のところBL全般ではなく作中作『君のことだけ見ていたい』が共通の萌え(と言っていいのか分からないが)。イベントに行ったりと活動的な二人だけれど、雪には老いが、うららには将来(具体的には受験)が立ちふさがる。しかし、そんなことで「好き」という気持ちは抑えられない。どのエピソードも大好きだが、特に印象的だったのは雪が雑誌の発売日に外出する話がよかった。すごく楽しみにしていたのに(2へ続く)
読了日:07月28日 著者:鶴谷 香央理
聖☆おにいさん(17) (モーニング KC)聖☆おにいさん(17) (モーニング KC)
読了日:07月26日 著者:中村 光
ポーの一族 ユニコーン (1) (フラワーコミックススペシャル)ポーの一族 ユニコーン (1) (フラワーコミックススペシャル)
読了日:07月24日 著者:萩尾 望都
ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミックススペシャル)ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミックススペシャル)
読了日:07月23日 著者:萩尾 望都
見返り検校見返り検校感想
杉山検校こと柘植定十郎の数奇な運命を描いた物語。…単行本一冊だが大河ドラマを1クール見たようなボリュームだった。藩の政治に翻弄され、追われる身となった定十郎。和一を殺したのは咄嗟のことだったが、そのことが死ぬまで付きまとう。ある面から見れば定十郎は寅吉に勝るとも劣らないクズだが和一を名乗り、いい師に巡りあったことで鍼灸医として救った命も多く後進の育成にも尽力した。あの時ああしていれば、と過去を悔いる場面も多いがその時は確かにそれが真実だった。人の運命の不思議さにため息しか出なかった。一気読みでした。
読了日:07月23日 著者:乾 緑郎
鳥肌が (PHP文芸文庫)鳥肌が (PHP文芸文庫)感想
穂村弘のエッセイはいつも面白くてはっとさせられる。この作品は装丁も凝っていて堪能した。挿画が不気味で、しかも挿画の裏に活字がないんです、この本。(挿画を切り取れるようになってると言えば分かりやすいかな?)それが何か不気味で、挿画の裏に、私が見えない活字が並んでいたらどうしようかと思った。…そんな本でした。
読了日:07月20日 著者:穂村 弘
ちはやふる(42) (BE LOVE KC)ちはやふる(42) (BE LOVE KC)
読了日:07月19日 著者:末次 由紀
凍てつく太陽凍てつく太陽感想
日崎八尋は特高警察官として職務を全うしていた。が、ある日、軍人の連続殺人を隠蔽したい憲兵の御子柴と、アイヌの混血である八尋のことが以前から気に入らなかった拷問王こと三影が手を組み、八尋を冤罪で投獄する。利用された形になった三影は同僚の能代と共に極秘に連続殺人の犯人を探す。一方、網走刑務所に投獄された八尋も真実を究明するために脱獄を企てる。…第二次大戦終戦間際の北海道(主に室蘭)を舞台に、様々な立場から戦争に翻弄された人々の物語。永春がいい奴すぎるし最後にすごくいいことを言ってくれた。
読了日:07月17日 著者:葉真中 顕
色悪作家と校正者の多情 (ディアプラス文庫)色悪作家と校正者の多情 (ディアプラス文庫)感想
大吾の過去に正祐が翻弄される話。大吾は変わらず人非人だがそれは正祐も一緒で、一緒にいたいなら、お互いに違う人間だから、言葉を、態度を尽くして分かり合おうと、歩み寄ろうとする二人の姿がただただ愛おしい。正祐の、恋人であると同時に愛読者であり校正者であるという立場の苦しさが本当に切なく胸に迫った。BLで女性が有機的に物語に絡むことはあまりないような気がするがこの作品は複数の女性なくしては成り立たないと思った。みんないい女でこんな女性になりたいなと憧れる。そして今回も人非人に囲まれて苦労だけを背負う篠田さん…。
読了日:07月16日 著者:菅野 彰
スウィングしなけりゃ意味がない (角川文庫)スウィングしなけりゃ意味がない (角川文庫)感想
第二次大戦中のドイツ。エディという、金持ちのぼんぼんが、やりたいことやって、大人からにらまれて、でもやりたいことやって、国からにらまれて、それでもやりたいことやる話。…解説にもあるが、読み始めて説明がないことに驚くが次第に慣れる。作者は書くにあたって資料など相当読み込んでいるのだろうけれど、読みながらそういったことは気にならなくなると言ったら失礼だろうか。私は徹底的にエンタテインメントの物語としてこの作品を楽しませてもらった。ところで登場人物の名前が三原順作品のと合致するのが多いのは偶然なのかなぁ?
読了日:07月16日 著者:佐藤 亜紀
たーたん (3) (フラワーコミックスアルファ)たーたん (3) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:07月11日 著者:西 炯子
ブルーバード、ブルーバード (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)ブルーバード、ブルーバード (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
主人公は黒人のテキサスレンジャー、ダレン。彼は田舎町で起きた二つの殺人事件の捜査を依頼される。被害者は黒人男性と白人女性。彼らの間に繋がりはあるのか?地元の保安官は非協力的で、被害者が立ち寄った酒場では白人至上主義の非合法団体の一員と思われる店員から暴行を受ける。どこからも捜査することを歓迎されないダレンだったが、有力な容疑者を連行すると、彼は自白を始めたのだった。 最初は、ダレンが拘っているテキサスレンジャーとは何か?登場人物が増えると黒人と白人の区別がつかなくなるなど躓きもあったがスイート家の(続く)
読了日:07月10日 著者:アッティカ ロック,Attica Locke
帳簿の世界史 (文春文庫 S 22-1)帳簿の世界史 (文春文庫 S 22-1)感想
簿記3級、経理経験なしの私ですが読めました。会計(帳簿)という、三大欲求でも衣食住でもない概念(と言っていいのかな)がいかに歴史を動かしてきたか。印象に残ったのはp30「権力者に帳簿の公開を迫ったら報復されるだけだ」(ガブクル)p102「メディチ家の驕りがフィレンチェにとってどれほど高いものについたかを教えてくれるのは、古文書館に保管された帳簿だけである」p295「市民は「信頼できる情報」を提供されれば自ら納税をするようになり、さらには快く税金を払うようになる(中略)これは美しい夢であった。」
読了日:07月06日 著者:ジェイコブ・ソール
BLUE GIANT SUPREME (8) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT SUPREME (8) (ビッグコミックススペシャル)
読了日:06月30日 著者:石塚 真一
健康で文化的な最低限度の生活 (8) (ビッグコミックス)健康で文化的な最低限度の生活 (8) (ビッグコミックス)
読了日:06月30日 著者:柏木 ハルコ
金田一37歳の事件簿(4) (イブニングKC)金田一37歳の事件簿(4) (イブニングKC)
読了日:06月25日 著者:さとう ふみや
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(6) (講談社コミックス)金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(6) (講談社コミックス)
読了日:06月25日 著者:船津 紳平
いまさら翼といわれても (角川文庫)いまさら翼といわれても (角川文庫)感想
摩耶花の『伝説の』がよかった。漫研の分裂に伴うトラブルと、応募した作品の評価と。個人的にも「こんなことしてる場合じゃない」と背中を押された気持ちだった。いい先輩がいてよかった。
読了日:06月22日 著者:米澤 穂信
ヒッキーヒッキーシェイク (ハヤカワ文庫JA)ヒッキーヒッキーシェイク (ハヤカワ文庫JA)感想
本読みはいつも、作品を手に取るきっかけを探している。ランキングだったり、書評だったり、口コミだったり色々だが、この作品を手に取った経緯はある意味複雑ではあったけれどもそれはこの作品自体には何の関係もない。面白かったし、読めてよかった。小説の面白さを久しぶりに味わえたと思った。私は、ローズマリーの正体はアレだと思ってるんだけど…どうかな?読み返したらまた変わるかもしれない。JJ他大人はみんなずるくて、カッコ悪くて、カッコいい。
読了日:06月11日 著者:津原 泰水
女警女警感想
女性の巡査が交番内で上官を射殺、その後自殺する。この事件を姫川監察官室長が探るうちに浮かび上がった驚愕の真相とは。…物語上必要とはいえ事件の真相は読者にもすぐに判明する。作者が描きたかったのは、警察という特殊な社会における女性の置かれた状況。組織自体が時代の変化と共に変わっている。組織を作るのは人である以上、人の意識も変わる。変化はよい方向にだけ訪れるわけではないしそれはとても緩やかだ。それに苛立ち、ショートカットをしようとしてはいけないと思う。効果が強い薬は副作用も同じように強いから。
読了日:06月02日 著者:古野 まほろ
陰陽少女 (講談社文庫)陰陽少女 (講談社文庫)感想
東京から松山に転校してきた女子高生あかね。自ら望んだ転校ではなく、鬱屈した気持ちを抱えるあかねだったが、陰陽師であり何故か警察にも顔が利く小諸ことコモと友人になる。あかねはコモの独特なペースに巻き込まれるうちに周囲と打ち解けていく。そんなある日、学校内で起きた生徒の転落事故に遭遇する。動揺するあかねの前でコモは陰陽道使いながら事件を解決に導く。…これを言うとまほたん全否定になってしまうが装飾音符が多すぎるしそれを取っ払ったらとてもシンプルなお話。
読了日:05月29日 著者:古野 まほろ
影 (小学館文庫)影 (小学館文庫)感想
物語は独居の老女が亡くなった家を福祉局の職員が片付ける場面から始まる。老女は長いことノーベル賞作家の家で家政婦をしていた。作家は今、脳梗塞を患い寝たきりの状態。その息子が講演活動を行っており、連絡を取る。この息子の物語と並行してある孤児の話が語られる。今は青年となった彼は脚本家として芽が出てきたところだった。自分の出自に悩む青年と作家の息子が出会った時、驚愕の真実が浮かび上がる。…北欧という土地柄かノーベル賞作家に対する世間の尊敬具合が半端なくそこを理解する必要はある。
読了日:05月27日 著者:カーリン アルヴテーゲン
パレードの明暗: 座間味くんの推理 (光文社文庫)パレードの明暗: 座間味くんの推理 (光文社文庫)感想
座間味くんシリーズ。とはいえ、これだけ読んでも大丈夫なようにできているし古参の読者には座間味くんの順調な人生が垣間見えて嬉しい。警察の偉い人から語られる真実とされている物語を民間人である座間味くんがひっくり返すというパターンで、いい人とされていた人が実は悪い企みを持っていたという場合もなくはないが座間味くんの場合、常に根底にあるのは人への優しい気持ちだと思うのだ。物語はともかく何気に夜食テロ物件なので、読むときは注意。
読了日:05月25日 著者:石持 浅海
BlueBlue感想
平成元年に生まれた少年、ブルー。無戸籍の彼は社会の中では透明人間として扱われる。ある意味唯一残した大きな痕跡はしかし、大きな権力で揉み消されてしまい、彼は再び光の届かない場所へ潜ってしまう。そして平成も晩年。限界集落化する多摩地方の団地の空き部屋で男女が殺害されていた。捜査線上に再びブルーの姿が現れる。被害者との接点を探るうちに恐ろしくも悲しい動機が浮かび上がる…。福祉の無力さを痛切に感じる。虐待を受けた子を必ずしも全て保護できない現状。インターネットを利用して、その隙間に売春組織や児ポが蔓延る。
読了日:05月18日 著者:葉真中 顕
おにぎり通信 1 ~ダメママ日記~ (愛蔵版コミックス)おにぎり通信 1 ~ダメママ日記~ (愛蔵版コミックス)
読了日:05月12日 著者:二ノ宮 知子
オスロ警察殺人捜査課特別班 フクロウの囁き (ディスカヴァー文庫)オスロ警察殺人捜査課特別班 フクロウの囁き (ディスカヴァー文庫)感想
敷き詰められた羽根の上に横えられた裸の少女。口には白いユリの花が押し込まれ、周囲には蝋燭が五芒星の形に並べられていた。オスロ警察殺人捜査課特別班のムンクとミアたちが捜査を続けるうち、ガブリエルの元相棒、ブラックハッカーのスカンクが、更におぞましい情報を知らせてきた。犯人は誰か、そしてその目的は何か。…アル中で薬中、エキセントリックな捜査官ミアだが今作は普通の人だと感じた。どちらかというとカリー捜査官の方がアル中とギャンブル中を併発しているようだが。
読了日:05月12日 著者:サムエル・ビョルク
鏡の背面鏡の背面感想
篤志家であった小野尚子こと「先生」が運営する寮に火災が起き、母子を庇って亡くなった。その折、火災で亡くなった「小野尚子」が全くの別人であったと知らされる。混乱するスタッフの優紀はライターの知佳と共に小野尚子を名乗っていた半田明美なる人物に迫っていく。…人が人を救うとは何なのか。皮肉にもそれは稀代の毒婦であった半田明美の手記の中に表れていた。最も印象的だったのは、冒頭の火災の場面。看護師の榊原の台詞。「そうはさせませんよ」とは何を意味しているのか。最後まで読んでこの台詞の意味を噛みしめて欲しい。
読了日:05月08日 著者:篠田 節子
地下道の少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)地下道の少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
舞台は1月のストックホルム。43人の子どもが路上に置き去りにされる事件が発生した。同時に、病院の地下通路で刺殺体が発見される。グレーンス警部たちは二つの事件の解決の鍵は「地下」にあることに気付く。…スウェーデン・モデルという言葉があるくらい福祉に手厚い国で、存在しているのにいないことになっている老若男女。エーヴェルトの解決方法は強引だが、警察官として、やるべきことをやったのだと思う。親、警察官、福祉に携わる者として、それぞれの立場の者が、役割を果たさなかった結果、生まれたのが地下道の人々だ。
読了日:05月05日 著者:アンデシュ ルースルンド,ベリエ ヘルストレム
ダンジョン飯 7巻 (ハルタコミックス)ダンジョン飯 7巻 (ハルタコミックス)
読了日:05月04日 著者:九井 諒子
文豪ストレイドッグス (17) (角川コミックス・エース)文豪ストレイドッグス (17) (角川コミックス・エース)
読了日:05月04日 著者:春河35
灰の月 下 (ビーボーイノベルズ)灰の月 下 (ビーボーイノベルズ)感想
全編を通して嘉藤の視点で物語は進む。そもそも『月に笑う』のスピンオフ作品ではあるが、惣一と井内の物語も読んでみたいと思った。惣一に狂った井内が悪いのか、狂わせた惣一が悪いのか、否か。この『砂の城』的ラストをハッピーエンドと思うかどうかは賛否あるだろう。二人が幸せなエンドを迎えるにはどうしたらよかったんだろう。惣一が女性に生まれればよかったのか。嘉藤が惣一の気持ちに応えていればよかったんだろうか。仮定を言っても仕方がない。人は半身を失っては生きていけないのだ。そうして二人は幸せに暮らしましたとさ…だといいな
読了日:05月01日 著者:木原 音瀬
灰の月 上 (ビーボーイノベルズ)灰の月 上 (ビーボーイノベルズ)感想
ヤクザの世界を舞台にどうしようもない性癖に支配される惣一と舎弟の嘉藤の愛を描く。この物語を読むと、本物の愛とか純愛って一体何?と思わずにいられない。嘉藤は惣一をどうしようもないクズの雌犬だと蔑むけれど、父亡き後跡目を継ぐべくカリスマ性を発揮し組を率いたことも事実。そのギャップに戸惑う嘉藤だけれど、そのどちらも惣一なのだ。男性だが性愛の対象は男性という風に生まれついたのは惣一のせいではない。自暴自棄になったこともあったけれど徹頭徹尾、嘉藤への愛を貫いた惣一は愛に殉教したのかもしれない。
読了日:05月01日 著者:木原 音瀬
きみの世界に、青が鳴る (新潮文庫nex)きみの世界に、青が鳴る (新潮文庫nex)感想
変な喩えだけど、ゲームのシナリオを試したような小説だと思った。本当は純粋に真辺と七草の関係性だけで語りたかったけれど二人だと物語が動かないから大地や堀が登場したんじゃないかな。もしかしたら階段島という舞台さえも二人のために用意されたような気がする。二人が一緒にいられるのは階段島しかなかった。そこに永遠にいることもできたけれど。真辺が信頼する七草はいつだって真辺を導く。切ないラストだけれど最初からこの結末は決まってたんだろう。だからって物語を追ったことが無意味になる訳じゃない。真辺と七草に出会えてよかった。
読了日:04月29日 著者:河野 裕
ラブ~キス2~ (ディアプラス文庫)ラブ~キス2~ (ディアプラス文庫)感想
再会した苑と明渡の物語ふたたび。前作は記憶喪失のことが物語のメインだったけれど、今回はそれはひと段落して二人のこれからの物語になってる。あまりに重く悲しかった前作よりは希望と未来が見える二人になって本当に良かった。明渡は変わらないけれど、苑は大きく変わった。それは、実留の未来を予感させる変化でもある。…というわけで続編は10年後大きくなった実留と苑が明渡を巡ってバトルする話でどうか。
読了日:04月24日 著者:一穂 ミチ
償いの雪が降る (創元推理文庫)償いの雪が降る (創元推理文庫)感想
大学生のジョーは大学の課題で伝記を執筆するため老人ホームへ赴く。そこには30年前に少女を殺した男、カールが死を待っていた。…あらすじから冤罪ものだろうと予想したしそれは合っているんだけど、演歌調の題名からは予想外に物語は明るくてジュブナイルのようだった。物語はジョーとカールのことだけでなく、ジョー自身の問題にも頁を割いていてそれがとてもいい。意外性は一つもないけれど色々あってみんながハッピーなエンディングは読む前の印象を180度覆したと言っても過言ではない。
読了日:04月23日 著者:アレン・エスケンス
白夜の警官 (小学館文庫)白夜の警官 (小学館文庫)感想
アイスランドの首都より更に北。シグルフィヨルズルの警察官アリ=ソウルシリーズ。今回は女性レポーターとアリ=ソウルが交互に物語を進める。事件と個人的なこと(自分が浮気したために去った彼女のことをストーキングする警察官アリ=ソウル)に優先順位がつけられていないのはどうなんだ。レポーターの過去と同僚の警官のオチはともかくそこに持っていくにはもう一押し決定打が必要だったのでは、悪徳医師のエピソード積んだ割には役割は大したことない等等ツッコミどころは多いが勢いで読める北欧ミステリなので入門編に是非。
読了日:04月20日 著者:ラグナル ヨナソン
サブマリン (講談社文庫)サブマリン (講談社文庫)感想
家裁調査官の武藤は、無免許で老人を轢き殺してしまった少年棚岡を担当することになる。調べるうち彼は幼い頃に両親と親友を交通事故で亡くしていることが分かった。彼の本当の動機とは、更生とは何か?…家裁調査官は刑事ではないので事件を解決することが目的ではない。だから、彼の過去を調査することに武藤は葛藤がある。けれど陣内さんが謎の行動力と人脈で武藤の迷いを晴らしてしまう。少年犯罪とは、更生とは、障害とは、と難しいテーマを扱っているんだけど感想書こうとすると陣内さんラブになってしまう。陣内さんいいよ陣内さん。
読了日:04月17日 著者:伊坂 幸太郎
悪しき狼 (創元推理文庫)悪しき狼 (創元推理文庫)感想
川で溺死した少女の遺体には虐待の痕があった。オリヴァーとピアは捜査を進めるが、肺から塩素水が検出され、二週間経っても身元も判明しない。さらに人気TVキャスターの殺人未遂事件も発生。彼女が追っていた事件とは何か。同窓会で再会したピアの同級生エマは夫の実家に身を寄せ、出産を控えているが、不可解な長女の問題行動に手を焼いていた。「先生」と呼ばれるホームレスは何を知っているのか。やがて、独国内外に影響する大きな犯罪組織が浮かび上がる。
読了日:04月16日 著者:ネレ・ノイハウス
百鬼夜行抄 27 (Nemuki+コミックス)百鬼夜行抄 27 (Nemuki+コミックス)
読了日:04月16日 著者:今 市子
鬼灯の冷徹(28) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(28) (モーニング KC)
読了日:04月06日 著者:江口 夏実
きのう何食べた?(15) (モーニング KC)きのう何食べた?(15) (モーニング KC)
読了日:04月05日 著者:よしなが ふみ
はじめてのひと 4 (マーガレットコミックス)はじめてのひと 4 (マーガレットコミックス)
読了日:04月05日 著者:谷川 史子
名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる (ハルキ文庫)名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる (ハルキ文庫)感想
東京出身、大学生の龍は名古屋の祖父母の元に下宿している。そんな彼が名古屋めしを食べながら日常の謎を解くシリーズ第二弾。今回のヒロイン(?)はweb雑誌編集者の平野。取り上げる名古屋めしは実際に読んでのお楽しみとして、龍が美味しそうに名古屋めしを食べる描写は本当に魅力たっぷり。今回、彼は悩む。彼は魅力的な人物だけれど自分でその価値に気づいていないというか、迷いがある。迷いながらも芯はあって自分の足で歩いていこうという姿と家族を含めた周りの素敵な人々との交流が、名古屋めしに勝るとも劣らないこの作品の魅力。
読了日:04月02日 著者:太田忠司
三秒間の死角 下 (角川文庫)三秒間の死角 下 (角川文庫)感想
上巻は潜入捜査員パウラを執拗に描写が追う。元犯罪者ではあるが現在は警察のために動く。警察とのつながりを一切悟られないように組織の中で出世していき、大きなプロジェクトを任されるまでになった。しかし彼の中に喜びはない。彼が唯一心を動かされるのは愛する妻と子供たちだけ。この描写から来るべき未来が予測できて胸が締め付けられた。そして、予想通り、裏切り。下巻はパウラとその背景を追うエーヴェルトらが描かれる。この事件は何かがおかしいと感じ、直属の上司は慄く。けれど、パウラの方が一枚も二枚も上手だった。
読了日:04月01日 著者:アンデシュ・ルースルンド,ベリエ・ヘルストレム
三秒間の死角 上 (角川文庫)三秒間の死角 上 (角川文庫)感想
パウラはその存在を知る者はごくわずかな警察の潜入捜査員。ある日、薬物取引の現場で殺人事件が起きる。パウラは加害者ではないものの、事件の捜査が進めば関係者として事情聴取は避けられない。その時、刑務所の薬物取引を一網打尽にする計画が進んでいたこともあり、政府・警察の上層部の判断でパウラは潜入捜査を続けることになる。しかし、執念の刑事エーヴェルトがパウラの存在に気づき、刑務所内のパウラを切り捨てる行動に出た。「裏切者」として刑務所内で生き延びなければならないパウラが取った作戦とは。そして驚愕の真実とは。
読了日:04月01日 著者:アンデシュ・ルースルンド,ベリエ・ヘルストレム
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(5) (講談社コミックス)金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(5) (講談社コミックス)
読了日:03月20日 著者:船津 紳平
ちはやふる(41) (BE LOVE KC)ちはやふる(41) (BE LOVE KC)
読了日:03月20日 著者:末次 由紀
十五年目の復讐 (幻冬舎文庫)十五年目の復讐 (幻冬舎文庫)感想
そこそこ売れっ子のミステリ作家、西野冴子はジャーナリストの女に嵌められてある男を殺した罪で収監されてしまう。真実は何なのか?黒幕は誰なのか?…物語の方向性が最後まで掴めないままだった。第一話の主婦の話は分かりやすかったけれども、以降、名前を変えたり顔を変えたり本当は誰が誰で何なのか。最終章は憶測に次ぐ憶測で驚いている暇もなかったというのが正直なところ。頑張って最後まで読んでこういうオチにしたかったのかと得心したが初見の読者には記者の桑原って誰?ってなるだろうし、うーん。
読了日:03月18日 著者:浦賀 和宏
パズルゲーム☆サクシード 4 (白泉社レディースコミックス)パズルゲーム☆サクシード 4 (白泉社レディースコミックス)
読了日:03月13日 著者:野間美由紀
BLUE GIANT SUPREME (7) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT SUPREME (7) (ビッグコミックススペシャル)
読了日:03月13日 著者:石塚 真一
うどんの国の金色毛鞠 12 (BUNCH COMICS)うどんの国の金色毛鞠 12 (BUNCH COMICS)
読了日:03月13日 著者:篠丸のどか
それまでの明日それまでの明日感想
ある日、沢崎の元を男性が訪れ、女性の身辺調査を依頼する。依頼そのものに不審な点はなかったが調査対象が既に亡くなっていることがわかり、そのことを依頼人に伝えようと向かった勤務先で強盗事件に巻き込まれる。顔見知りの刑事や暴力団の幹部から事件に関与していることを疑われ、脅される沢崎。彼の目的は依頼人接触することだが、事件以降、行方不明となっていた。事件で知り合った青年実業家の海津と共に依頼人を探すうち、強盗事件と依頼内容の本当の目的を知ることとなる。…14年ぶりの新刊。また沢崎に会えるのが嬉しくて楽しみでした
読了日:03月13日 著者:原 りょう
愛なき世界 (単行本)愛なき世界 (単行本)感想
植物を専門とする研究職の本村の研究を、料理人の藤丸視点で描く。植物という企業も見向きもしない(失礼)地味な研究の世界に打ち込む本村を本村が数割増しで魅力的に読者に伝える。…読了しても、本村の研究内容が理解できたとは言い難いが、多くの人には理解されなくても、その対象を愛し、そこに打ち込む本村の姿勢には素直に共感できる。研究室や藤丸のキャラもすごくよいがいつもの三浦しをん節はかなり控えめなのが惜しい。しかしそこを全開にしてしまうと分量がかなり増えるだろうからこれでも抑えたんだろう。
読了日:03月09日 著者:三浦 しをん
魔眼の匣の殺人魔眼の匣の殺人感想
『屍人荘の殺人』に続く第二弾。比留子と葉村は屍人荘事件の黒幕「班目機関」について調べるうち、かつて研究機関があったという旧真雁地区にいるサキミという予言者の存在を知る。現地に向かうと、住人が誰もいない。ここ二日のうちに男女各2名ずつが亡くなるという予言のため、住民は避難していた。そこへ、目的を同じくする高校生たちやガス欠で立ち往生した者、元住人たちがかつての研究機関に揃う。橋が焼け落ち、陸の孤島と化した現場で一人、また一人と殺されていく。…こんなミステリ、読んだことない!
読了日:03月09日 著者:今村 昌弘
読んではいけない殺人事件 (実業之日本社文庫)読んではいけない殺人事件 (実業之日本社文庫)感想
人の心が読める「読心スマホ」の能力を持つ美鳥はある日、後輩の十萌からストーカー被害の相談を受ける。相手の瓜野課長へ直談判し、謝罪を受けたがうっかり心を読んでしまった美鳥は、彼が人を殺し山中に埋めたことを知る。看過できず無関係の目撃者を装い遺体を発見するが被害者と瓜野の接点が全くなかった。…「読心スマホ」の設定は面白いのに、ミステリとしてはいまいち。美鳥の行動がご都合主義すぎるしトリックもかなりアンフェア。ラストも取ってつけたようだし、こういう言い方は大変失礼だが西澤保彦に書いてほしかったな…。
読了日:03月06日 著者:椙本 孝思
ミステリなふたり あなたにお茶と音楽を (創元クライム・クラブ)ミステリなふたり あなたにお茶と音楽を (創元クライム・クラブ)感想
女刑事京堂景子は後輩の瞳から尊敬の念を抱かれていたが同時にそのクールビューティーさに恐れられてもいた。しかし彼女にはもう一つの顔があった。自宅に帰るとイラストレーターの夫新太郎の作る美味しいご飯を前に「デレ」と化す。新太郎のアームチェアディティクティブも楽しめる人気にシーズ最新刊。…内容は盛りだくさん。景子のツンデレぶりと、新太郎の作る食事とデザートの夜食テロ。事件の意外な真相と、全編を通したもう一つの物語。それらがほどよく絡み合って豪華な、そして決してくどくないフルコースのよう。デザート是非紅茶で。
読了日:03月05日 著者:太田 忠司
あなたはここで、息ができるの?あなたはここで、息ができるの?感想
物語は主人公の邏々が内臓撒き散らして死にかけているところから始まる。かと思えば邏々が大好きな彼、健吾の部屋でテレビを見ていると画面の向こうに宇宙人が現れて、世界の終わりを予告する。かと思えば邏々と健吾の出会いのシーン。そこにいきなり宇宙人が現れて、鳥山になれ、コボちゃんだ、とワケわかんないことを言う。…SFと言うと怒られそうだがこれは、邏々と健吾が出会って、そして別れるまでの壮大な物語。一体何が起きてるのか、最後はどうなるのか、全く予想が出来ずただただ邏々の語りに身を委ねるしかない。
読了日:03月04日 著者:竹宮 ゆゆこ
濱地健三郎の霊なる事件簿 (幽BOOKS)濱地健三郎の霊なる事件簿 (幽BOOKS)感想
ミステリーの巨匠、有栖川有栖が贈る怪談@ミステリー。「心霊探偵」濱地とその助手志摩が心霊が絡んだ事件を解決する連作短編集。怪談とミステリーのいいとこ取りをしたハイブリッド。ミステリーにはありえない強引な解決も心霊探偵の説得力に一役買っているように思われる。濱地のミステリアスさも加わってとてもいいバランス。怪談シリーズでは一番気に入りました。
読了日:03月03日 著者:有栖川 有栖
おひとり様物語(8) (ワイドKC)おひとり様物語(8) (ワイドKC)
読了日:03月02日 著者:谷川 史子
パズルゲーム☆プレステージ(3) (ボニータ・コミックス)パズルゲーム☆プレステージ(3) (ボニータ・コミックス)
読了日:03月02日 著者:野間美由紀
へたれ探偵 観察日記 たちあがれ、大仏 (幻冬舎文庫)へたれ探偵 観察日記 たちあがれ、大仏 (幻冬舎文庫)感想
へたれ探偵こと柔井公太郎が活躍するシリーズ第二弾。父の遺言である「大仏が立って歩く」の意味を調べると意外な真相が。第二話は大阪名物ビリケンさん。幻の初代を探しているという三人組が現れる。…今回は公太郎の能力が強調されて探偵らしくなった。アスペルガーっぽいけど特にそういう解説はない。結局、不知火がいないと成り立たない状況だけど公太郎一人でできることがもっと増えたらいいな。
読了日:03月01日 著者:椙本孝思,ill:usi
名古屋駅西 喫茶ユトリロ (ハルキ文庫)名古屋駅西 喫茶ユトリロ (ハルキ文庫)感想
名古屋駅近くの昔ながらの喫茶店ユトリロ。店内には名前の由来となっている一枚の絵画が飾られている。店主の孫である大学生の龍は進学を期に東京から名古屋にやってきた。ある日、喫茶店の常連客のトラブルをきっかけに麻衣と出会う。麻衣はたちどころに事件を解決する。のだが、いつも名古屋グルメのお店で名古屋蘊蓄と共に披露される。戸惑いつつ、彼女に惹かれる龍。そんなある日 ユトリロに最大のピンチが!…夜食テロ小説であるが登場するのは名古屋グルメなので旅テロでもある。名古屋蘊蓄の配分が押し付けがましくなくちょうどいい。
読了日:02月24日 著者:太田 忠司
小指物語 (幻冬舎文庫)小指物語 (幻冬舎文庫)感想
自殺をしようとビルの屋上に上ったミサキは小指と出会う。小指は自殺幇助の活動をしていた。ミサキは強引にその手伝いに駆り出される。そこで見た様々な形の「自殺」はミサキに生と死を強く考えさせ、いつしか小指を危険なものと捉え始める。姿を消したミサキを探す妹視点を交えながら自殺について徹底的に考えた小説。…身も蓋もないことを言ってしまうと中二病の脳内をそのまま垂れ流した小説。とはいえ第二章Kの自殺編は圧倒される迫力があった。芸大生の妻を持ち芸大ルポを書いた作者らしさが全面に出ていてよかった。
読了日:02月17日 著者:二宮 敦人
田嶋春にはなりたくない (新潮文庫nex)田嶋春にはなりたくない (新潮文庫nex)感想
私立大学を舞台に、徹底的にKYなタージこと田嶋春の活躍を描く連作短編集。物語として読むには面白いけど現実にいたらやだな、と思って読んだ。実際はこんな綺麗な物語にはならなくて、賢い大学生だとあからさまないじめはない分腫れ物に触るような扱いをされるだろう。批判してるんじゃなくてこの物語はこれでいい。誰もがタージのような生き方はできない。だから羨ましいのだ。私は今日も他人の顔色を伺いつつ言いたいことは納め、やりたくもないことをやりながら社会にちっぽけな居場所を確保することにエネルギーを使うんだろう。
読了日:02月15日 著者:白河 三兎
昨日がなければ明日もない昨日がなければ明日もない感想
杉村シリーズ最新作。ある日娘の夫から「妻は自殺未遂をして入院した。面会謝絶だ」と一方的に言われた母親。娘と連絡はつかず、心配で杉村に調査を依頼する。調査を進めるうち、娘の夫、知貴の学生時代の先輩高根沢の存在が浮かぶ。また、知貴の後輩が、妻の死亡後から行方不明になっていた。杉村の脅しが効いたのか、優美は自宅に戻り、依頼された調査は終了するが、杉村は悪い予感に導かれ、独自に調査を続ける…『絶対零度』。杉村の大家さんであるところの竹中ビッグマムから、知り合いの結婚式への同行を依頼される。
読了日:02月14日 著者:宮部 みゆき
へたれ探偵 観察日記 (幻冬舎文庫)へたれ探偵 観察日記 (幻冬舎文庫)感想
へたれ探偵こと公太郎と美貌の助手不知火コンビによる奈良ご当地ミステリー。公太郎のへたれはキャラ付けとしては面白いけど物語上の意味が感じられない。物語もミステリーとしては犯人や動機があからさますぎて面白味がない。この部分を融合して一捻りあったらもっと面白いと思う。京都と一括りにされていまいち地味な海なし県の魅力を発信して欲しい。
読了日:02月14日 著者:椙本 孝思
君がいない夜のごはん (文春文庫)君がいない夜のごはん (文春文庫)感想
安心して読めるホムラ節の食べ物エッセイ。解説で本上まなみが言っている通り夜食テロ物件ではないのでご安心を。共感できるかどうかは世代にもよると思う。人間の体は食べたものでできているという風に考えると穂村さんは菓子パンでできているんだなぁ。苺のヘタが取ってあったことに対する奥様の感想には全面的に同意します。穂村さんは愛されているのね。
読了日:02月13日 著者:穂村 弘
硬い爪、切り裂く指に明日硬い爪、切り裂く指に明日感想
平良は高校生。震災後造成された新興住宅地に父眞宙と暮らす。父子家庭でも眞宙は何不自由なく平良を育ててくれているが、眞宙が隠している平良の出生の秘密やどこに越しても月一度眞宙を訪ねてくる謎の男のこと、記憶にない左腕の火傷のことを眞宙には尋ねられないでいる。しかしそれらのことより平良が気になっているのは、眞宙が時おり見せる闇の深さだった。…こういう読み方はいけないのかもだけど、晴天シリーズの秀と勇太のあったかもしれないもう一つのの物語として読んだ。眞宙は社会不適合者で、それは彼自身のせいではないかもしれないが
読了日:02月12日 著者:菅野彰
銀魂―ぎんたま― 76 (ジャンプコミックス)銀魂―ぎんたま― 76 (ジャンプコミックス)
読了日:02月12日 著者:空知 英秋
銀魂 ― ぎんたま ― 75 (ジャンプコミックス)銀魂 ― ぎんたま ― 75 (ジャンプコミックス)
読了日:02月12日 著者:空知 英秋
文豪ストレイドッグス (16) (角川コミックス・エース)文豪ストレイドッグス (16) (角川コミックス・エース)
読了日:02月12日 著者:春河35
テラフォーマーズ 通常版 22 (ヤングジャンプコミックス)テラフォーマーズ 通常版 22 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:02月12日 著者:橘 賢一
BLUE GIANT SUPREME (6) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT SUPREME (6) (ビッグコミックススペシャル)
読了日:02月12日 著者:石塚 真一
タイムマシンでは、行けない明日タイムマシンでは、行けない明日感想
『タイムマシン』シリーズ第二弾。シリーズ化は珍しいが前作を未読でも大丈夫。高校生の丹羽は同級生の長谷川さんに淡い恋心を抱いていた。意を決してデートに誘い、待ち合わせした丹羽の目の前で長谷川さんは交通事故で亡くなってしまう。丹羽は大きな喪失感を抱えながらタイムマシンの研究に没頭する。ある日、研究室の魚住がタイムマシンがあることを教えてくれる。丹羽は迷わず過去に行き、事故を食い止める。が、長谷川さんの代わりに死んだのは丹羽の方だった。未来に帰れなくなった丹羽は井神教授を頼り、別の名前で生活を続ける。
読了日:02月10日 著者:畑野 智美
グラスバードは還らないグラスバードは還らない感想
残念な美貌の女刑事マリアと冷静沈着なその部下レンのコンビが活躍するシリーズ第三弾。不動産王のサンドフォードが希少動植物密売に携わっているとの情報を得た二人は上司命令を無視して居所の高層ビルへ向かうが、セキュリティは鉄壁。コンタクトを試みる二人だが、件のビルで爆発事件が起こり、マリアが非常階段に閉じ込められてしまう。一方、不動産王の部下たちがパーティに招待され、気が付くと病衣のようなものを着せられ、見たことのない部屋に閉じ込められていた。…3冊目にしてシリーズの方向性が見えてきて前の2冊より読みやすかった。
読了日:02月07日 著者:市川 憂人
シャルロットの憂鬱シャルロットの憂鬱感想
ある日、浩輔、真澄夫婦の元にやってきたシャルロット。大型犬は苦手に感じていた真澄だが、次第にシャルロットの賢さ(元警察犬)ずるさ、キュートさにメロメロになっていく。夫と共に、甘やかすだけじゃなくて、時には辛い飼い主としての義務もきちんと果たす。シャルロットを通じて出会った人々との心温まる連作短編集。…犬と言えば近藤史恵。だけあって犬への愛情、飼うことの難しさ、愛するが故に、甘やかすだけでなく、人間と犬という異なる種族が一緒に暮らしていく(そして多くは犬が人間の都合に合わせられる)
読了日:02月06日 著者:近藤 史恵
みんなの秘密みんなの秘密感想
中学二年生の美羽と紗弥と奈々。新興住宅地に住む美羽と紗弥と商店街で中華屋を営む奈々。住んでいる場所や親たちの噂話で家庭の事情はある程度見えてしまう。クラスの村瀬君はいじめられているけれど美羽も含め皆見ないふりをしている。ある日、クラスメイトの愛菜から誘われて有頂天になったものの、それは、万引きの誘いだった。…畑野智美はすごい。中学生の刺激と平穏を同時に求める矛盾と倫理観の欠如を大人の批判の視点を一切含まず淡々と描いていく。それはちょっと背筋がぞっとするくらい。
読了日:02月05日 著者:畑野 智美
お前の彼女は二階で茹で死にお前の彼女は二階で茹で死に感想
ミミズ人間、トカゲ男、ベトベト病等々の設定が、物語に一切無関係とは言わないが、そこま必要とは思えないところがすごい。しかしそこはウルトラマンの怪獣がなぜあのような形をしているのかという議論をするくらいばかばかしい話になってしまう。これは、つまらない人間がつまらない人間にあっけなく殺される話。昔某ミステリ作家が、ミステリ小説は死への祝宴であるというようなことを言ったと記憶しているがこれはその正反対。無意味な惨殺、動機ですら最後に否定される。誰も、彼も、生きている意味なんかなくて、あっけなく殺される。
読了日:02月05日 著者:白井 智之
開化鐵道探偵 第一〇二列車の謎 (ミステリ・フロンティア)開化鐵道探偵 第一〇二列車の謎 (ミステリ・フロンティア)感想
時は明治18年。大宮駅で貨物列車に脱線事故が起き、積み荷の生糸の中から千両箱が発見された。事件の調査を依頼された草壁と小野寺コンビは生糸の町、高崎へ出向く。…鉄道ものというよりは明治維新ものの感強し。…面白いし興味深いんだけど、情報の提示が下手でストーリーをいまいち追えない。私の読解力の問題だとは思うんだけど…。碓氷峠に鉄道を通した努力とその後の悲劇(とあえて言う)。東京大阪間は結局東海道を通ることになり、御殿場線の悲劇も併せて興味深いので続刊があればそこんとこ読みたいです。
読了日:02月04日 著者:山本 巧次
次男のはじめての痴話喧嘩: 毎日晴天!16 (キャラ文庫)次男のはじめての痴話喧嘩: 毎日晴天!16 (キャラ文庫)感想
珍しく明信が大河に隠し事をしていて、打ち明けることになった。心細いからと乞われ、帯同した龍だったが思わずその場で明信を怒鳴ってしまう。それから、すれ違いが続く二人。…明ちゃん回はいつも号泣。今読み返してまた落涙。相手の気持ちを察して先回りして自分の気持ちすら整えてしまう明信にそれを気付かせたのはなんと真弓だった。真弓は明信から何かをずっと搾取していたんじゃないかと思ってる。でも、真弓がそのように育ったからこそ今、明信を救えたんじゃないかな、と思う。そして志麻は姿こそ見せないが全て見てるんじゃないか…?
読了日:02月04日 著者:菅野 彰
冬の灯台が語るとき (ハヤカワ・ミステリ文庫)冬の灯台が語るとき (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
舞台はスウェーデン南東部のエーランド島。古い屋敷に転居したヨアキム一家だが妻のカロリンが崖から転落し亡くなる。娘のリヴィアは夜毎会いに来るのは誰か?また、ヨアキム自身も屋敷にまつわる死者の気配を濃厚に感じる。ヨアキムの物語と交差して、新任警察官のティルダが大叔父で元船乗りのイェルロフから島の昔の話を聞く。もう一つ、島の若者ヘンリクの元にセレリウス兄弟と名乗る二人の男が訪ね、別荘の空き巣を誘いかける。3つの物語が交差した時、悲劇は起こる。
読了日:02月01日 著者:ヨハン テオリン,Johan Theorin
声も出せずに死んだんだ (角川文庫)声も出せずに死んだんだ (角川文庫)感想
チヒロは殺された二次元のヒロイン「レオナ」の復活を計画。そもそも二次元のヒロインが「殺された」とはどういうことか。計画に強引に付き合わせた星来との行動の真意は何か。…星来が探偵で、チヒロの真意を推理するところからミステリらしさが出てきたが、いまいちなのは謎がぶれちゃってるからかな。色々な要素を詰め込みすぎたのかも。星来のエピソードは不用。肝心のチヒロ自身の絶望をもっと実感させてほしかった。
読了日:01月25日 著者:長谷川 也
色悪作家と校正者の純潔 (ディアプラス文庫)色悪作家と校正者の純潔 (ディアプラス文庫)感想
大吾にライバル登場ふたたび。ライバルはともかく正祐が大吾に誘われていつの間にか書物の世界から人の世界へ入っていたことに、大吾も気付いていなくて。今回の爺(精神年齢が)はそこを突いてきた。あと、正祐が愛してやまない大吾の小説の登場人物は正祐にとってはそれが二次元とか関係なくて。その創造主である大吾を愛してしまったことに複雑な思いがあるんだなぁと。正祐をコドモと断じるのは簡単だけど、ずっと書物の世界にいられたら、それが理想だと夢想したことは私にもある。今回のライバルは手強いようで、続編も楽しみです。
読了日:01月21日 著者:菅野 彰
晴れた日の森に死す (創元推理文庫)晴れた日の森に死す (創元推理文庫)感想
森の中の家で老婆が殺され、現場近くで精神病院入院中の青年エリケが目撃されていた。彼を追う警察は、逃走中の銀行強盗がエリケを人質にとっていることを知る。エリケは犯人なのか?…あらすじから想像される物語がなかなか始動しなくて???と思いながら読み進めた。奇妙な逃走劇は喜劇的で、いつの間にか私も真相を知りたいというよりエリケと必死にコミュニケーションを図ろうとするモルガンを応援していた。もしやこれはミステリではないのか?と思った辺りから、あっさりと真相が暴かれる。この物語の主人公は森でありエリケであったのかも。
読了日:01月20日 著者:カーリン・フォッスム
メロウレイン~ふったらどしゃぶり~メロウレイン~ふったらどしゃぶり~感想
「ふったらどしゃぶり」シリーズの同人誌等総集編。一顕と整の出逢いからして肉体関係を抜きには語れないこともあり、作者の別のシリーズと比べてそういうシーンは多い。私は必ずしもそういうシーンはなくてもいいかと思ってるんだけど、これを読むと、やっぱり必要かなって思う。心と体が一体になったときの悦びは何者にも替えがたい幸福なのだろうと思わせてくれる。旭テレビシリーズはカップルの双方が他の人間関係の中で揉まれて成長していくけれど、このシリーズはいい意味で過去が現在に大きく絡むことなく閉じた関係でいられるところがいい。
読了日:01月17日 著者:一穂 ミチ
ふさいで~イエスかノーか半分か番外篇 3~ (ディアプラス文庫)ふさいで~イエスかノーか半分か番外篇 3~ (ディアプラス文庫)感想
設楽×栄。なっちゃんの上司として鮮烈な印象を残した栄がこのまま脇役として終わるわけないと思っていたら、満を持して再登場。設楽と栄(元記者!)の若い頃のやるせないエピソードから十数年後、心血注いだ番組が終わったある日、設楽から栄にSOSが入る。ストで極端にスタッフの足りない旭テレビの看板ニュース番組を回すことに。…そして、例の辞令!ああ次の巻が楽しみです‼
読了日:01月14日 著者:一穂 ミチ
竜頭町三丁目まだ四年目の夏祭り: 毎日晴天!外伝 (文芸書)竜頭町三丁目まだ四年目の夏祭り: 毎日晴天!外伝 (文芸書)感想
夏祭りを前に浮足立つ竜頭町の人々。帯方家では真弓が考え込んでいた。女官は数年前に降りたものの山車を引いたことはない。今年はどうしよう?と悩むうち、勇太の様子がいつもと違う気がして…。…血縁でもない他人と気持ちを分け合うことの大切さと難しさをこのシリーズを読む度に思い出す。相手がいつも本当は自分のために無理をしていたんじゃないかと思うと、怖い。と同時に自分がどうしたいかより相手がどうしてほしいかを優先したい。自分で決めないということを決めている明信。勇太と真弓も、多くの人々との関係性の中で成り立っている。
読了日:01月14日 著者:菅野 彰
薬物依存症 (ちくま新書)薬物依存症 (ちくま新書)感想
ちくま新書「ケアを考える」シリーズ。薬物依存について我々が抱いている偏見、依存症に至る過程、治療の方法等について素人にも分かりやすく解説してくれている一冊。一応福祉に携わる私でも薬物依存症患者に対する偏見があったなぁと自己覚知させられた。著者の松本先生は依存症患者に刑罰を与えることは反対の立場だが私は必ずしもそれに賛成はできない…。とはいえ考えなければいけない問題ではある。薬物依存に関心のある人もない人も是非手に取って欲しい一冊です。
読了日:01月13日 著者:松本 俊彦
格差社会を生き抜く読書 シリーズ ケアを考える (ちくま新書)格差社会を生き抜く読書 シリーズ ケアを考える (ちくま新書)感想
売れやすい題名を付けたのでしょうか。内容は福祉、特に児童問題の現状、歴史、諸外国との比較と参考文献のブックガイドである程度福祉に携わる人向きに感じた。
読了日:01月13日 著者:佐藤 優,池上 和子
異世界居酒屋「のぶ」五杯目 (宝島社文庫)異世界居酒屋「のぶ」五杯目 (宝島社文庫)感想
相変わらずの飯テロシリーズも第5弾。ノブが異世界で開店したことを現地の人達が追究しないゆるい空気がいい。とはいえ時は確実に流れていて、ベルトホルトは育メンだしハンスの実家の商売も修行も順調な様子。…毎日美食って訳にはいかないけど美味しいものを食べることで明日の活力が沸く。その営みは、老若男女身分の上下を問わない。そんな美味しいものを作ってくれる料理人に敬礼!
読了日:01月12日 著者:蝉川 夏哉
無事に返してほしければ無事に返してほしければ感想
題名通り、誘拐事件の物語。2年前に水難事故で亡くなった啓太を預かっていると電話が入る。啓太の生存を確信する母令子と半信半疑の父。警察に通報し、待機しているうちに姉の亜乃まで自宅から連れ出された。身代金を用意し犯人の指示に従う父だが…。 後半は幼い頃誘拐されて育てられた明人。ある日、父が誘拐され、男女の捜査員2名が自宅へ来る。不安な日々を過ごす明人に捜査員は何くれとなくフォローをする。ある日、別の刑事が来訪し、父が発見されたことを告げられる。
読了日:01月12日 著者:白河 三兎
炎の色 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)炎の色 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
壮大な復讐譚だけれども、酷い悪人は誰もいない。マドレーヌも復讐のために手段を選ばない。殺伐とした物語に潤いをもたらすのがポール。彼の素直さと賢さとポーランド人の看護師とのやりとりが救いだけれども、ここにも第二次大戦に向かおうとするヨーロッパの暗い影が忍び寄る。愛と、お金と、社会的地位と。全てを得るか、全てを失うかのゼロサムゲームで最後に微笑むのは誰か?
読了日:01月04日 著者:ピエール ルメートル,Pierre Lemaitre
炎の色 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)炎の色 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
物語は実業家の葬儀から始まる。葬式に立ち会う人々の思惑が描かれつつ粛々と進む儀式の最中、孫のポールが屋敷の3階から転落し個人の棺が血の色に染まる。それは、ポールの母であり個人の娘、マドレーヌの復讐劇の幕開けでもあった。…『監禁面接』ではリストラされたサラリーマンの起死回生の物語をある種ユーモラスに描いたルメートルだが、今回は『モンテ・クリスト伯』を思わせる復讐譚。マドレーヌは最初の結婚に失敗し、息子の家庭教師を相手に初めて愛を知る。
読了日:01月04日 著者:ピエール ルメートル,Pierre Lemaitre
初恋の世界 (5) (フラワーコミックスアルファ)初恋の世界 (5) (フラワーコミックスアルファ)
読了日:01月02日 著者:西 炯子
青春鉄道 2019年度版 (MFコミックス ジーンシリーズ)青春鉄道 2019年度版 (MFコミックス ジーンシリーズ)
読了日:01月02日 著者:青春
聖☆おにいさん(16) (モーニング KC)聖☆おにいさん(16) (モーニング KC)
読了日:01月02日 著者:中村 光

読書メーター

私のこと及びコロナ禍

お風呂が好きで、真夏でも湯舟に浸かりたい派です。お風呂で読書もします。本を物として大事にしないので濡れてもあまり気にしません(入手困難なものや、借りたものなどはもちろん、持ち込みません)。短編集とかエッセイがいいですね。

入浴剤も好きです。毎日使うものなので、安いものしか使いません。色と匂いがつけばいいと思っています。が、たまの贅沢に1回分のを買ってきて使ったりします。

体を洗うのは牛乳石鹸赤箱。石鹸は泡切れがよいところが気に入っています。赤箱は香りもよくて何年も使い続けているのに、今でもあぁいい匂い、とうっとりしてしまいます。飽きないのがすごいなぁ。

シャンプーとコンディショナーは、詰め替えしない派です。エコに反しますが容器がかびたりして汚れるのと、同じものをずっと使っていると飽きるのでなくなるたびに違うものを使います。ラックスとパンテーンならラックス。ひまわりやアジエンスは、仕上がりはともかく匂いが独特で(嫌いではないですが)すぐに飽きました。いち髪が好きなんですが最近詰め替え用しか売っていなくてあまり使えていません。

洗顔フォームもころころ変えています。今使ってるニベアのは保湿力はともかく洗浄力に疑問があるのでリピはしないかなぁ。なんだかんだビオレは優秀だと思います。

化粧水は最近流行りのハトムギコスパ最高。それまでは無印のを使ってました。無印のホホバオイルは使い続けています。肌に。髪にも時々。冬場に固まるのが困りものです。乳液はニベア。1缶を1年以上使います。

最近はボディクリームも使っています。膝下のかゆみにずっと悩まされていて、原因は多分、衣類や寝具とのこすれと乾燥肌だと思うのですが、就寝中に無意識に掻いてしまい翌朝血だらけ、なんてこともありました。気が向いたときにニベアを塗ったりしてましたが特に効果なく諦めてました。けれどある日、ニベアのボディクリームをたまたま貰う機会があり、つけてみたら塗りやすいし香りもよくて継続するうちにかゆみがなくなりました。缶ニベアは広い範囲に塗るのに向かないのと、香りが気に入って塗ろう、というモチベーションを継続できたからだと思います。次にジョンソンエンドジョンソンのを香り違いで2つほど使って今はダイアンです。最初は香りがいいのが気に入ってましたが、塗るのが習慣化したので今はそれほど香りに重きは置かなくなりました。使い始めて以来、膝下のかゆみがなくなったので、これからも続けたいと思います。

ハンドソープはこだわりなく色々。コロナ禍で店頭から一気に消えたものの今では普通に売っています。洗面所とキッチンと、ビオレとキレイキレイと色々使っています。泡タイプはすぐなくなってしまうので詰め替えが忙しいです。

だだ疲れした時用に、リンスインシャンプーやオールインワン(化粧水+乳液)も使います。一時期、オールインワンばかり使っていたら肌の調子があまりよくなかったので以降真面目に(?)化粧水と乳液を使っています。…コスト的にはオールインワンの方がかかるんだけれども。

ハンドクリームはユースキンのミッフィーのがお気に入りです。機能的にも優秀だし、容器の蓋がスクリューでないのがいいです。

こんな感じなのでドラッグストアが大好きです。特にシャンプー売り場は、容器のデザイン、売り文句、効能などを眺めていると楽しくて。一時期のノンシリコンブームは落ち着いた感じですが、天然由来、とかはまだまだブームっぽい気がします。

すぐに買い物できる環境なのであまり買い置きはしないのですが、コロナ禍を経て、1セットは買い置きをしておくようになりました。今まではなくなったら買いに行くスタイルだったのですが。欲しい時に必ず手に入るわけではないと気づきましたね。

コロナ禍で、物流が、いかに多くの人の手を必要としているか、そして意外に危ういバランスで成り立っているということが分かった気がします。欲しいものがいつも当たり前に店頭にあるということ。それを支えてくれている方々に感謝します。ありがとうございます。

コロナ禍でもう一つ。流行るかな?と思ってたが流行らなかったものに、手洗い+洗顔。…やる人は今までもやってたんだと思いますが。洗面所にハンドソープと同じく泡タイプの洗顔フォーム(ちなビオレ)を置いておいて、手洗い、うがい、洗顔をしています。感染症対策として、少しでも。マスクの外はむき出しだし、顔を触ってしまうのはよくあることなので。髪が気になりますが帰宅後すぐ洗髪するわけにもいかないのでなるべく触らないようにしています。これから寒くなるので帽子を使うのもいいかもしれません。

無理なことや特殊なことは続けられません。当たり前のこと、続けられることを継続することが大事なんだと思います。それが感染予防対策です。ワクチンができたとかできないとかニュースを騒がしてますが、感染症は新型コロナウィルスだけではないし、まだ人類が克服できていない感染症はいっぱいあると思います。全員で、無理なく、でも漏れなく続けていくことが大事じゃないかなぁ、と。そんな風に思う今日この頃です。

 

4年ぶりに

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先日、4年ぶりにある街へ行ってきた。そこは、4年ほど前まで約2年間毎日のように通っていた場所。その場所も確認したけれど、私たちが通った場所は今はもうない。たった4年ぶりなのに、しばしば迷ってしまうほど色々なことを忘れていて、そして街も変わっていて本当に驚いた。

4年ほど前までは毎日のように会っていた友人と久しぶりに会い、近況などを報告し合った。ケーキの写真は、当時よく通っていた喫茶店に行き、変わっていない店内で食したもの。美味しかった。

もう一枚の写真は、別の街で出会った猫。とても天気のいい日、日当たりのいい空き家と思われる家の濡れ縁で日向ぼっこをしていた二匹に心惹かれ思わず写真に収めた。そこには二匹しかいないのに仲よさげでもないところが気になったが猫は仲良しでもべたべたくっついたりはしないものなのかもしれない。私は猫が好きだが、飼ったことはない。野良猫を見るとかわいい!と思うが彼らは一様に「なんだよ、何か用かよ」という視線で見返してくるだけ。簡単に撫でさせてなんかくれない。そんなところも猫の魅力だけれども。

Uber Eats使ってみた

緑色の四角いリュックを背負って自転車で街中を疾走するUber Eats。某ラジオ番組の構成作家がアルバイトをしていることでもお馴染みのUber Eatsが前から気になっていたので、年末年始の引きこもり期間に使ってみた。
PCからサイトに登録してログイン。注文可能な飲食店が表示されて、中から選びます。ちなみに私はマック。新商品のバーガーをセットで。ポテトを大きくして配送料込みで1,000円ぽっきり。
これを高いとみるか安いと見るかはそれぞれでしょうが、寒い冬の夜。一切外に出ないで食べたいものが食べられるのに払うべき対価としては安い方だと思いました。
サイト上で確認すると、レストランと自宅と配達員がポイントされていて、今、どの段階にいるか分かります。自転車を使えは10分程度の距離。すぐに届くと思いきや。
これは私が間抜けなんですが、地図上の自宅のポイントが全然ずれてる。最初に郵便番号を入力するんですけど、その段階でずれていたらしい。後に正しい住所を入力しているんですがそれは地図上のポイントに反映されない模様。注文時に「配達員へメッセージ」という欄があるのでここに詳細な自宅の場所を記入しておけばよかったのですが。迷いに迷ったらしく(地図上で確認できた)2〜30分後に届き、相当冷めてました(泣)ポテト大にするんじゃなかった…。配達員へダイレクトに連絡することも可能だったんですが、クレーマーになってしまう気がしてできませんでした。プロの宅急便や郵便局員ではなく地の利もない素人が配達するのだから「真ピンクの一軒家の隣」とか「セブンイレブンの裏の5階建てマンション」とか分かりやすい表記をするべきでしたね。また頼むかは検討中。

和田宿温泉ふれあいの湯に行ってきた

kasuri2018-08-14


長和町振興公社(公式ホームページ)

こじんまりとした立ち寄り湯。建物はできたばかりなのか掃除も行き届いていて清潔感があり、お風呂は、規模は小さいけれど露天と合わせて洗い場が10か所くらいありました。お盆中の月曜日に行きましたが次々とお客さんが来て昼頃には脱衣所の籠がほぼ埋まるほどでした。小さいお子さん連れの方も多かったです。里帰りかな?

お湯は露天が33度程度のぬるめ、内湯が40度くらいかな?なので交互に入ることでいつまでも入浴できました。気持ちよかった…。
500円と安価にも関わらずリンスインシャンプーとボディーソープ、ドライヤー完備。タオルは販売(?貸出?)もあるようなので手ぶらでも大丈夫ですね。


お盆中は避暑を兼ねて長野・山梨方面にでかけていました。
写真は、河口湖から見た富士山です。まだ朝早い時間で本当にきれいでした…。

竜泉寺の湯横浜鶴ヶ峰店に行ってきた

横浜の日帰り天然温泉施設 竜泉寺の湯 横濱鶴ヶ峰店|高濃度炭酸泉 岩盤浴・アロマリラックスゾーンなど


スーパー銭湯が好きだが自家用車を持っていない。そんな私だが平日休みを利用して竜泉寺の湯横浜鶴ヶ峰店に行ってきた。
送迎バスもあるけど私は公共交通機関を使うのが好き。てなわけで横浜駅から急行千丸台団地行き*1に乗車。平日の9時代ということもあってかバス内及び道路の混雑もなく30分ほどで「千丸台団地」到着。公式HPにはバス停から徒歩4分とあり、降りてすぐ看板を頼りに歩けばすぐに到着。
ただし登り坂。そして施設入口に至る道も階段が多い*2
入場料600円。大事なことなのでもう一度600円。休日価格はなく、朝9時までに入場すれば500円。横浜の銭湯が470円であることを考えると破格。脱衣所、浴室は十分な広さがあって湯温もちょうどよく快適。平日の午前中の割には沢山のお客様がいらしたようだが広いので気にならず。入浴後は広間でビールを片手に高校野球観戦をして、帰りは送迎バスで鶴ヶ峰駅に。15分ほどで着いた。
そんなわけで満喫したのである。
岩盤浴(500円)を利用している人も多く、次回は是非、と思うが、自家用車がないと交通費がかかってしまうため再来は考え中。そして、予想しておくべきではあったが、館内現金ONLYは地味に困った(Suicaくらいは使えるんじゃないかと期待したがそれもなく)。残金を数えながら生ビールを呑むのは駄菓子屋の小学生みたいで面白かったけれども。それと、浴室に洗顔料がなく、ドライヤーはあるが基礎化粧品とヘアブラシがなかったのもまぁ…次回持参すればいいことだし、値段相応ということか。
スーパー銭湯全般に、駅近は全体的に狭くて窮屈、郊外型は広くてゆったり、な傾向がありジレンマ。
次回があるなら朝6時から行ってみたいな(バスあるのか!?)

*1:62系統。10分〜15分毎に便があったと思う。220円。横浜はバスが便利

*2:もちろんスロープやエレベータもあるし車で行けばドアtoドアだと思いますが。