上海旅行記

南京路

金曜夕方頃現地に到着し(時差は一時間です)、夕食を食べた後「南京路」へ行きました。ここは、大きな街です。近代建築があり、人が多く、ネオンが煌いていました。南京路のお店は夜10時に閉店するそうです。10時まで開店しているというのは、随分遅くまでやっている感じがします。日本の場合、閉店時間になっても店内に残るお客様がいても、強引に追い出されるようなことは、あまり、ありませんが、中国の場合はそもそも閉店間際になると客を店内に入れないのだそうです。
南京路に限らず、街を歩くと人々が、道路の隅や花壇の端など至るところに座り込んでいました。子どもだけでなく、お年寄りのような人まで、座り込んで、マックの紙コップから何かを飲んでいました。飲食店の入り口の前で新聞を売っている人も見かけました。飲食店を利用する人だけでなく、新聞を買うためにそこに来て、そこで読んでいる人もいました。店の前にたむろする(死語?)なんて、営業妨害のような感じがするけれど、特に店の人が注意したところは見かけませんでした。(一度、スターバックスの入り口を塞ぐように座っている子どもたちが注意されているのは見ましたが)これは偏見からくる印象かもしれませんが、夜の街に集まった人々は、しかしあまり楽しそうではありませんでした。笑顔はなく、何か黙々とそれぞれの目的に向かって歩いているようでした。服装は、十代くらいの女性はお洒落にとても関心があるようで、(日本の)十代のファッション誌に出てくるような服装でした。対して大人や男子はあまり明るくない色合いの服を着ていました。日本のようにオシャレな男の子が登場するのはまだ時間がかかりそうでした。
南京路ではありませんが宿泊先の近所の書店の開店時間は朝9時から夜8時でした。書店は、棚が沢山置かれている上に客が多く、とても狭かったです。おまけに買いたい本を抱えて歩いていたら(そういえば籠のようなものはありませんでした)店員さんにじろじろと見られました。あれは、万引きを見張っているのだと思います。本は、ハウツー本や学習参考書が多かった気がします。装丁はソフトカバーが中心でした。(日本の翻訳小説では何故か渡辺淳一が一棚を占めていました・・・)