読書

「酒場の文化史」(ISBN:4488070167)読了(ただし、私が読んだのはこちら。どちらも絶版)。読むとつい酒が飲みたくなり、飲むと寝てしまうのでなかなか読了できなかった。
タイトル通り酒場史だが、イギリス・フランスを中心としたもので、網羅的なものではない。風俗史ではあるが都市論も展開される。文学や絵画から文化史を探るもので、シェイクスピアディケンズの他に、ミステリーではクリスティーポアロシムノンのメグレ警部に関する引用も出てくる。そういえば翻訳作品には酒を飲むシーンが多いような気がする。そこに注目して翻訳ミステリを読んでみたくなった。
勉強というより、まさに、酒を片手に読むものとして面白かった。オススメだが、絶版なので、古本屋をあたってください。