読書

ここ一ヶ月程まともに本を読んでいませんでした。別に活字欠乏状態になったりはしなかったのですが一昨日、「アンナ・カレーニナ」を手にとった時、開いたところから数頁読み耽ってしまいまいした。・・・自覚はなかったけど活字に餓えていたのかもしれない。と、一気にこれを読みました。初読です。
鮎川哲也は「りら荘」は読んでいました。りら荘がフーダニットなのに対してこちらはハウダニット。犯人が判明した後も、犯行方法の謎が残るのです。しかしそれらがすべて解決したときの目からウロコが落ちるような爽快感。・・・ああ、素晴らしいなぁ。後世に残っている作品にはすごい力があるなぁと思ったのでした。巻末対談も必読。

黒いトランク (創元推理文庫)

黒いトランク (創元推理文庫)