推理小説の醍醐味は、謎が解かれるところにあると思います。これも推理小説なのですが、どの部分を謎とするかの感覚が作者と少し違いました。力点が分散しているというか見えにくいというか。児童文学を大人が読むと感触が違うのは当たり前かもしれないけど少し説明が多すぎるような気が。私は、説明じゃなくてエピソードで読者に納得させる描写の方が好きです。ただそれは作者と感性がかなり合致しないと難しいので、初はやみねかおるでしたが・・・私にはちょっと合わないかも。吾妻ひでおのイラストがキュートです。
バイバイ スクール 学校の七不思議事件 (講談社青い鳥文庫)
- 作者: はやみねかおる,吾妻ひでお
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/02/15
- メディア: 文庫
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