谷山浩子「宇宙の子供」

谷山浩子の「宇宙の子供」はとてもいいアルバムだと新譜が出た今になって気がついた。どの曲がいいとか言えない。全部いい。
「よその子」:「ぼくの地球を守って」を読んだことのある人、紫苑が玉蘭の家に呼ばれて行く場面がありますね。天体望遠鏡があるよ、って誘われるんだけどそれは口実で孤児である紫苑に家族の暖かさを教えてあげたいという玉蘭の思惑があったんだけど・・・という場面の紫苑サイドを連想しました。
「卵」:卵といえばウテナです。卵を割らなければ、雛は死んでしまう・・・だっけ?
「空に吊るされたあやつり人形」:「助けて誰か助けて 淋しい辛い悔しい あなたを傷つけたい 蔑んで笑いたい 苦しくて息ができない」と追い込んでおいて「焦らないで 焦らないで これはほんとの孤独じゃない 焦らないで 焦らないで これはほんとのわたしじゃない」と救う。
「遊びにいこうよ!」:(男の人は)そのままでいいのに、ミエをはりたいのね?バカね。という女の子視点の可愛い曲。
ナイーブな時は聞いてて泣きそうになる(今だ)。新譜(「月光シアター)もいいんだけど、幻想図書館を見ていないと評価が難しい。コンサートで「意味なしアリス」を聞きたい。