このシリーズを読んでいて思うのは、ご都合主義だということ。この世界観というか作者の世界観に同化できれば面白いんだろうけど、違和感を感じているとそれを最後まで引きずることになる。けれどこれは十二国記でも同じだと思うので相性の問題ってことなのかも。ついて来れる奴だけついてこい、というのは同人誌的発想でそれはアリだとは思うけれども結局商業誌で販売しても売れる同人誌作家というところから抜け出せていないような気がする。
物語は佳境への布石に入ったところか。色々な問題が多発同時に発生している。問題に対処するウォルとリィ。その側近たちとゲストキャラたちのキャラクター性が生き生きと描かれていれば読んでいて満足。
妖雲の舞曲―デルフィニア戦記〈11〉 (C・NOVELSファンタジア)
- 作者: 茅田砂胡,沖麻実也
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1996/11/25
- メディア: 新書
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