『のだめカンタービレ(12) (KC KISS)』二ノ宮知子

待望の12巻の表紙はクラリネット・・・でも微妙に間違ってるなぁ。構造じゃなくて、色が。
パリ編。千秋とのだめはそれぞれの道を歩んでいます。前回が絶望系(特にのだめ)な展開だったのに対しこの巻は救いないし新展開系。くろきんや画家も登場して物語に新たな展開を見せる予感。超久しぶりに峰くんが一瞬だけ登場したのが実は嬉しい。やだあたしあの男好きだったのか?ギャグは少なめだけどがっかりすることはありません。各所で笑わせていただきました。「誰の曲ですか?」「オレだー!」「ぎゃぼー」が一番のお気に入り。のだめの小悪魔ぶりに千秋がすっかり振り回されていますね。流石Dカップ。この物語はのだめの成長ものと見せかけておいて千秋のそれなのか?よく考えると千秋のベルトを振り回していた第1巻からのだめは根本的には変わっていない気がしてきました。
でも今回(も)のだめは何かをつかみつつある。(「レ」ですね、というのはギャグでもあるだろうし、のだめに絶対音感があることを示すエピソードでもあるんだろう)まだまだ先は長いみたい。表紙の楽器の方が追いつかなくなるかも。

のだめカンタービレ(12) (KC KISS)

のだめカンタービレ(12) (KC KISS)