タイガー＆ドラゴン

最終回。お題は「子は鎹」
頭は竜二。素で嬉しそう。これは演出なのかわからないけど竜二が赤い着物を着ると笑点における「山田くん」というか、いかにも落語の下っ端弟子という感じがする。かといって、普通の着物だと「着られている」風。結局ドラゴンソーダ時代の私服が一番似合ってる（ドラマ的にそれじゃダメだけど）
今回は、スペシャル版のモチーフを持ってきてますね。「ナン」「時計」（これはしばしば出てきますが）「土下座」など。最終回のゲストがいない代わりに森下愛子と北村一輝が再登場しています。スペシャル版をチェックして、２に臨もうではないか！
竜二は色々ごちゃごちゃ考えて借金までしてドラゴンソーダを始めたのに落語がやりたくて家に戻った。それが前回。今回ごちゃごちゃ考えるのは小虎。でも本来単純な小虎は、竜二の策略に乗って、再び高座に上がる。小虎はヤクザとは思えないくらい素直でいい子なのでそのまま大きくなって欲しいです。何故母の視点なのか。
今回の落語の落ちの持って行き方はちょっと無理があったような。（ナンのエピソードはスペシャルの流れだろうけど、それが分からないと唐突な印象かも）そのまま「子は鎹」のオチを持ってきてもよかったと思うんだけども。刑務所で勉強した割に、あんまり変わってないね、小虎。

ツッコミどころ↓

• ハダシの師匠もともかく、メグミちゃんのサンダルが入るんだ・・・竜二。
• 銀次郎って「次郎」なんだから長男がいるんじゃないの？（「金太郎」という名前をつけられ、そんな名前をつけた親を恨んで出奔。行方不明・・・というのはどうだろう）
• 再現時代劇のキャスティング、意味わかんね〜。そしてやっぱり女装！しかも歌舞伎町（憶測）に出没してる〜！
• 親分と師匠が感激する傍らで冷静に湯のみを下げる小百合ちゃん。
• 面白かったセリフはいっぱいあるけど、キリがないよー。眉間が怖いよ！とか、芸能人が冗談で着てたら流行った、とか。
• 今は手下（？）を沢山従えるヤクザの親分の銀に向かって「銀ちゃん」呼ばわりし「虎ちゃんは？」と当然のように聞くメグミもすごい。「じゃあ電話してきます」って立つ銀も銀だけど。変わってないんだなーというエピソードなんだろうけど。
• 竜二の真打昇進の場面。昇太さんがしゃべると本物みたい！（昇太さんは本物だ）

公式サイトで、撮影の感想を全員に聞いているんだけど皆「楽しかったです」なのです。小学生の読書感想文か！と思ったりもするけど、本当に楽しい撮影だったのでしょう。（写真を見ると、時代劇の恰好の人と、そうでない人がいるんだけど、撮影の順番はどうなっていたんだろう？）

落語の裾野はどれくらい広がったのでしょうか？私もこれ、読んでみようかな・・・（ぼそ）

落語特選〈上〉 (ちくま文庫)