6月に読んだ本

闘神達の祝宴―デルフィニア戦記〈13〉 (C・NOVELSファンタジア)茅田砂胡
殺人現場はその手の中に―本格痛快ミステリー (ノン・ノベル―天才・竜之介がゆく!)柄刀一
ラブ・レター (風の文学館)あさのあつこ
言いまつがい (ほぼ日ブックス)糸井重里
嘘 猫 (光文社文庫)浅暮三文
オトナ語の謎。 (ほぼ日ブックス)糸井重里
パズル自由自在 (講談社ノベルス)高田崇史
女囮捜査官―五感推理シリーズ〈3〉聴覚 (幻冬舎文庫)山田正紀
モップの精は深夜に現れる (ジョイ・ノベルス)近藤史恵
そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノ-ト (講談社青い鳥文庫)はやみねかおる
それでも、警官は微笑う (講談社ノベルス)日明恩
夢のころ、夢の町で。 毎日晴天!11 (キャラ文庫)菅野彰
ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)日日日
新本格猛虎会の冒険有栖川有栖, 逢坂剛, 小森健太朗, 佳多山大地, 白峰良介, 北村薫, エドワード・D.ホック, いしいひさいち, 黒崎緑

14冊か。今月は結構読んだなぁ。
柄刀一のシリーズは、面白かったんだけど、帯に書かれていることが、全体の伏線かと思ったら、最後の短編の伏線だけだということが分かって拍子抜けした。その勘違いがなければ短編をそれとして楽しめたのだろうけど。あさのあつこは、児童書でとても短いお話。でも非常にあさのあつこらしい。色々な問題が発生しては何一つ解決されないまま終わる。読後感はいいです。今月のヒットは『言いまつがい』と『オトナ語』です。いやー、面白かった。「言いまつがい」はほぼ日サイトで今でも更新されていて、リアルタイムで楽しめます。『女囮捜査官』は面白くて、勿体無いからゆっくり読んでいるシリーズ。今回も面白かった。途中まで完全に作者の術中に嵌ってた。解説によると全巻を貫く謎(?)を最終巻で解くらしいけど、何だろう?知りたいような、まだ勿体無いような。近藤史恵は久しぶりだけど読んで「あーやっぱりいいなぁ」と思った。・・・うまく言えないけど色々な人がいて、色々な主張があって、それらが時にはぶつかってうまくいかないこともある。キリコちゃんは、家具を動かしながら効率よく掃除機をかけるようにそれらの衝突を上手に解いてしまう。過分な我慢や自己主張をすることなく、問題が解決できたらいいなぁと、思った。キリコちゃん自身も色々あるけれど、彼女自身の幸せを願ってやまないのです。はやみねかおるは、以前に読んであまり合わないと思ったのでリベンジしてみたけど、やっぱりあまり合わないかも・・・・。菅野さんの新刊は、もう何も語るまい。泣きました。新刊が出るとシリーズの既刊を読み返してまた泣くループに嵌るけれども、シリーズももう11巻目なのですね(感慨)。日日日は読んだけど・・・ごめん、おばちゃんよくわからなかったよ。ミステリを読むつもりで読んでしまった私の姿勢にも問題はありますが。ラストについては思いついた解釈はあるけど、野暮だから言うまい。てかそこに問題があるんじゃないと思うから。ラノベらしくないことに驚きました。猛虎はミステリとして面白かったけど、野球そのものに詳しくないので、コメントを控えます。黒崎緑を久しぶりに読めて、面白かったな。