夏の…

新潮、角川、集英社の夏の文庫企画が今年も始まりました。
各社の企画、ラインナップを比較してみたいと思います。

  • タイトル・表紙:まずは基本から。

黄色い表紙にYondaパンダ。さすが老舗。基本中の基本。黄色一色の装丁はタウンページっぽい気もしますが…。

    • 角川「発見。角川文庫夏の100冊」

表紙は松山ケンイチの白黒写真。手に持った角川文庫(カバーなし)だけに色がある、おされっぽい装丁。

どこまでをタイトルにするか悩むところですが表紙の文字を拾うとこうなります。空色の表紙に岡田将生山下リオ

  • 小タイトル(テーマ):100冊もあると、幾つかのテーマで分かれています。
    • 新潮

「名作」
現代文学
「海外文学」
「エッセイ・ノンフィクション」
老舗らしい、奇をてらう気が一切ないシンプルなテーマ分けです。

    • 角川

「恋する」
「楽しむ」
「驚く」
「考える」
「ふるえる」
「見つける」
「泣く」
以上の他に「松山ケンイチスペシャルカバー」と「作家が選んだ1冊」コーナーあり。
「ふるえる」がスポーツ小説に特化しているのが不思議。「この本がこのジャンル?」という微妙さも楽しめます。

スペシャルカバー」
「恋したい」
「笑いたい」
「笑いたい」
「さわやかになりたい」
「ぞくぞくしたい」
「癒されたい」
「熱くなりたい」
「学びたい」
角川よりツッコミどころが多い。「さわやかになりたい」って何なんだ!?スペシャルカバーは例の「ウチにはジャンプがいるからね!」の表紙のあれです。角川と違って「スペシャルカバー」と他のテーマを同じ順列で紹介する心意気もある意味すごい。語尾を「たい」で統一するなら「スペシャルカバーたい」にすればよかったのに。



今日はここまで!(疲れた…)明日以降も分析を続けたいと思います。実は、衝撃の事実が発覚しました!待て次号!乞うご期待!!