劇団四季、被災3県で無料公演へ 7〜8月、子ども招待

http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201105290184.html(2011年5月29日18時37分)

劇団四季は29日、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の3県で7〜8月に無料の出張公演をすると発表した。演目は東北を舞台にしたミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」。いじめに苦しむ少年と座敷わらしの心の交流を描く物語で、被災地の子どもたちを励ましたいという。

 出張公演は、岩手県釜石市宮城県南三陸町福島県南相馬市など11都市をまわり、小中学校の体育館などで上演する。各地の教育委員会を通じ、地元の子どもたちを招待する予定だ。

原作の「ユタと不思議な仲間たち」は三浦哲郎が唯一、子ども向けに書いた児童書です。現在は新潮文庫になっていて、今でも手に入ると思います。児童書とはいえ大人が読んでもとても面白いです。これは、三浦哲郎作品全般に言えることですが、特に児童書だと物語のオヤクソクというか、こうなったらこうなるだろう、みたいに先がある程度読めるというのがあると思います。けど、三浦哲郎作品はそこんとこを微妙に外してきます。大人も是非。
震災の半年くらい前に亡くなったので被災しなかった氏の作品がこんな風に復興に使われるというのもなんだか不思議な気がします。生きていらっしゃったらこのことについてなんと仰ったか、是非聞いてみたかったです。