並行読みができない私

某所で「並行読みはできるか?何冊まで?」という調査が行われました。結果の発表は控えますが、私の回答は(小説では)「できない」です。
ところで、本の感想・書評の書き方の一つに比較・引用型があると思います。「この作品は『○○』の影響を受けている」とか「このトリックは『××』の亜流だ」とかそういう感じです。この手法が得意な人は並行読みが得意だと思うんですけど、如何でしょ?
私は当然このテの書き方はできません。巷で『○○』は『××』とそっくりだ!と話題になっていて、両方既読なのに話題になるまで気付かなかったりします。あ、そっかー。言われてみれば、みたいな。
無理矢理綺麗な言い方をすれば、私の中で1冊の本は一つの宇宙。その宇宙は他の宇宙と有機的な繋がりを持っていないのだ。それで独立した世界。鎖国時代の日本のように。
・・・頭悪いだけです。