夢見た教壇2カ月 彼女は命を絶った 23歳教諭の苦悩(asahi.com)

教師を育てようとしない(今日行く審議会@はてな)
http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20071010/1191950274

大学図書館崩壊 司書を時給1000円でアウトソーシング(天漢日乗)
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/10/1000_66db.html



司書だけでなく教師も、育てることをしない世の中になりつつあるのだなぁと感じた。
より低いコストでよりよい教育を受けさせたいと思うのは親の共通した意見なのだろうけれど、教師がこのような待遇では、なり手がいなくなる。待遇どころではなくて、死に追い込まれる職業なのだから。

多くの企業が正社員を派遣やパートに切り替えることによって戦後最大の利益を上げているらしい。業務の一部はそれでもいいだろう。けれど、派遣やパートでは成り立たないし、成り立たせようとすれば確実に品質が下がる職業もある。職業に対する誇りや責任感は安定雇用を確保して得られるもの。有限の契約で雇用しておいて質を求めるのは間違っていると思う。

司書と教師という、知的財産を守り育てる職業従事者に対するこのような待遇は、ゆとり教育以上に日本の知力を損なうと思うが、どうか。