【やばいぞ日本】第4部 忘れてしまったもの(2)「お前ら全員辞めさせる」MSN産経ニュース

今年8月、首都圏から十数人の小中学校教員に集まってもらい、教育現場で今、何が問題になっているのか、匿名を条件に語ってもらった。複数の教員が真っ先に訴えたのは、無理難題を押しつけて学校を混乱させる、一部の親の存在だった。

 「うちの子をリレーの選手に選べと、脅迫的な電話を1週間もかけ続ける」「校庭の遊具で子供がけがをしたから、遊具をすべて撤去しろと求める」

呆れて言葉も出ませんが、でもちょっと考えてみる。

いわゆる「モンスターペアレンツ」は私と同じかちょい上世代と思われる。彼らがモンスター親になるのは、自分が学生の頃に教師から理不尽な扱いを受けて、それが子どもに起きたときに、フラッシュバックして当時できなかった復讐をしているんじゃないか、と考えてみる。これも虐待の連鎖というんだろうか。
私が学生の頃は、今思い出すと色々と酷いことがあった。私にもクラスメイトにも。私は幸いにもそれらは殆ど忘れたし、思い出してもそんなことあったなくらいでトラウマということはないのだけれど、それは私にまだ子どもがいないからなのかもしれないと思う。
人は自分のことには鈍感になる場合もあるけれど、自分の守るべきものが傷つけられたらそれがたとえ些細なことでも相手を過剰なくらい責めてしまうことってあるんじゃないかな。それと、自分がされたことのフラッシュバックの相乗効果で、モンスター親の出来上がり。
教育は、自分たちが子どもの頃とは変わったんだ、ということを親が実感できるようにアナウンスすれば、モン親が減る…かもしれない。本当に変わっているなら、だけれども。もちろん。