ドラマ『灰の迷宮』(島田荘司原作、鹿賀丈史主演)

第二弾ですね。原作未読です。(ネタバレあり)
ミステリ的にはどおよ……と思うところがありますが、そこは突っ込むまい。それはありえねーだろう…という部分は「島田荘司だからいいのだ」と思いつつ見てました。原作で検証したいと思います。総合的にドラマとしてはよかったと思います。最初に爆発の派手なシーンがある割にその後は死んだ男の謎を追う地味な展開になってしまう。けれど恵美が殺されることで物語が再び盛り上がる。そしてラスト。
一つだけツッコミ。死んだ父親が家庭内暴力を振るっていて、息子がそれを見ていたというのは、可哀想だと思う。けれど息子も大学生になれば父親より力があるんじゃないか?柱の影で見てないで、母親を庇えよ。そんな母親を救いたかったという息子は親孝行なのかもしれないけど、暴力を受けながらも彼の妻であることを選んだのは母親自身だったのでは。すると、息子のしたことは意味がなかったのかもしれない。息子のために離婚しなかったのかもしれないけれど。
恵美のエピソードはオヤクソクだけど、よかった。あんまり水商売をしている女性には見えなかったけれど。(そして、上戸彩に似ていると思いました)通子さん役の余貴美子さんが今回もとてもよかった。でもこのエピソードひっぱりすぎだなぁ。